世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出てほしい

2024年08月23日 | Weblog
一昨日、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を久々に見た。
様々なプロフェッショナルの人々が特集されてきた同番組だが、今まで、医療系の人々の特集はあまり興味を持てなかった。
だが、去年、大病を患ってからは前のめりで観てしまうように。
一昨日の特集はトロントで活躍されている呼吸器外科医の安福和弘先生。
先生はロボットアーム(ダヴィンチ?)を使った低侵襲の肺がん手術のプロフェッショナルだ。
臓器提供された肺(34歳の人のものだった)をおじいちゃん患者に移植すると今まで白かった肺が徐々に血が通って赤く染まる様子に「命を繋ぐ尊さ」を感じた。また、術中の安福先生が瞬きをせずに一瞬一瞬の判断で手術を進めていく様子がかっこよすぎて鳥肌が立った。

私がお世話になっている先生たち…順天堂の主治医2名(+1名←再発しない限りもうたぶん会うことはない)、心療内科のクマ医師、歯科医の冬彦先生、眼科の女医はみんな同番組に取り上げられても良さそうなほど「プロフェッショナル」だ。

深夜まで診察し続けるクマ医師には特に出てもらいたい。
患者の話を一切遮らずに傾聴するので深夜まで診察をし続ける、と。

〇〇(クマ医師)には一つのポリシーがある。
「精神科医の言葉は手術のメスと同じぐらいの鋭さを持つ」。
毎日毎回の診察はいわば「外科手術」なのだ…というナレーションが聞こえてきそう。

ということで、今日も金曜日恒例の駅そばからの心療内科。


一旦帰宅して荷物を整理して心療内科へ。
ビオレの涼感シートをそのまま持ち歩くとがさばるので、友達からもらったサンリオのビニール袋に3枚ほど入れて持ち歩いている。
もちろん、心療内科に到着した後、柱の陰で拭き拭きするのである。冷っとして気持ちがいい。


今日の待ち時間は4時間。
受付嬢と少しおしゃべり(ほかの患者さんに迷惑にならぬよう小声で)。
可愛いピアスを買ったのだと自慢された。
とても似合っていた。私も新しいイヤリングが欲しくなった。
話している最中に鼻声じゃね?と指摘された。

そうなのである。私は絶賛変声期。思春期に少年から大人に変わる~ぐらいに声が変わった。風邪で。


さて、診察。
開口一番、「風邪を引いてグーグーガンモみたいな声ですいません」とクマ医師に告げた。「熱はないですよ(コロナじゃない)」ということも言い添えた。
あと、「明日の子宮体がん検査が怖いですぅ」という訴えには「この前処方したソラナックス飲みましょう」とアドバイスされた。

手術から1年が経過し、本当にクマ医師にはお世話になった感謝を改めて伝えた。
「先生がいなかったら標準医療を受けなかったかもしれません。メンタルが弱いので。いろいろと的確なアドバイスをありがとうございました」
そしたら、
「乗り越えられたのはあなた自身なので。あなたがすごいんですよ」
と。

その他、仕事での契約書の捺印の件の話で盛り上がった。
クマ医師も契約書の捺印をする際に先方から鉛筆で捺印すべき場所を〇で示されているそうだ。

「その他、仕事のストレスはありませんか?」と訊かれるも、全くない。ネタ切れ。

今の上司は人間的に成熟しており、仕事の指示も的確で丁寧に指導してくれる。
私も一度言われたことは忘れないようにノートに書いて必死になって上記の契約書の仕事などを覚えてきた。

指示をしないで仕事をさせ、あとから重箱の隅をつつくような粗探しをして怒鳴りつける。
そうやって私をストレスにさらし、ODさせるほどの精神病に、そして3時間にも及ぶ手術を要する大病に陥れた前の上司に比べたら、今の環境は天国過ぎてストレスのスの字もない。(大病については3年前に受けた検査では異常なしだった。去年発覚したということはパワハラによるストレス由来での罹患としか考えられない)

されたことは死ぬまで忘れないし、許さない。絶対に許さない。陰でコソコソと私をネタにしていた人たちも許さない。サラリーマンだからうまくやっているけど、内心ではその人々を軽蔑してるし、見たくない人は緑内障をうまく活用して消している。



パワハラをされていた2年ぐらいを支えてくれたクマ医師。


クマ医師がいなかったら私は自殺をしていた。それぐらい追い詰められていた。毎日どうやったら死ねるのかを考えていた。楽になりたかった。

支えてくれたら今がある。

なのでクマ医師にはマジで「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出てほしい。



【今、職場で精神的に追い詰められて自殺を考えている人たちへ】
可及的速やかに誰かに相談して心を整理してほしい。
私はたまたま人事異動で劣悪な環境を脱出できたけれども、自ら申し出て環境を変えるのも一つの手だと思う。
ストレスをためて心身ともにこんな体になっちゃうのならば、もう少し前に動くべきだった。
新しい仕事って案外楽しいよ。固執なんてする必要ないよ。

私の後悔が、誰かの救いになりますように。