中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

蝋梅

2010-01-02 14:59:38 | 身辺雑記
 年末の30日にある家の前を通ると微かに好い香りがした。好きな蝋梅の香りだということがすぐに分かり見上げると、葉がまだ落ちずにたくさん付いている枝に花が見えた。それで以前のことを思い出しカメラに収めた。







家に帰ってから過去のブログを調べてみたら、おととしの12月30日に同じような情景を書いている。
 
 「一昨日、ある家の前を通りかかると、ふと芳香を感じた。おや、蝋梅かと思って見上げると、枯葉がいっぱい残っている中に、確かに蝋梅が開いていた。ああ、もう咲き始めたのかとかすかに心が浮き立った。この家の蝋梅の木は毎年見事に花を着ける」

 蝋梅(素心蝋梅)は妻が大好きだった花なので、この香りを嗅ぐといつも妻を思い出す。しかしこのように枯葉がたくさん残っている中で咲いているのを見ると、ちょっとかわいそうな気もする。やはりこの花は葉が全部落ちた枝にびっしりと着いて爽やかな香りをあたりに漂わせているのがいい。下の写真は2006年の2月8日に撮ったものだ。品がある美しいたたずまいである。2月ごろに咲くといかにも早春の花という感じで、やがて来る春を予感させる。






 大晦日からの寒波の風で葉はだいぶ払われて、花が姿を現した。



 まだ少し咲いているくらいだから、これから先しばらくはこの家の前を通るのが楽しみだ。