11日は成人の日で、街では晴れ着姿の若い娘たちを多く見かけた。女の子は多いが男はほとんど見かけない。中には羽織袴姿の者もあっただろうが、人中で歩くのは照れ臭いのか、それとも仲間たちと飲みにでも行ったのか。
1948年に公布・施行された祝日法によって制定されたこの成人の日は当初は1月15日だった。私はいまだに成人の日と言うと15日かと思ってしまう。この日は小正月で、かつての成人式である元服の儀が行われていたことによると言われている。それがハッピーマンデ-制度の導入によって、2000年から1月の第2月曜日とされた。つまりその年の1月8日から14日までのうちの月曜日が成人の日となり、元来の1月15日に成人の日がくることはなくなった。来歴のない祝日になったわけだ。やはり祝日には由来があったほうがいいとも思うが、今はそんなことよりも休日になればいいのだろう。
私の一番上の孫娘も成人になった。今日は人並みに晴れ着を着て写真館で写真を撮り、市が主催する成人式に出席したようだ。この子の母親は成人式に着物は着なかったそうだ。娘一人の家庭だったから親は晴れ着姿見たかったのではないかと思うが、本人の意思だった。当時既に私の長男と付き合っていたが、そのことを聞いて堅実な娘だなと好ましく思ったものだが、しかし我が子となるとそうもいかないのだろうし、孫娘も着るのが当然という気持ちだったようだ。皆がしているあの白いショールはいつごろからなのかなと嫁に聞いたら、私の時にも皆着けていましたが、茶色など白いものもありました。いつから皆白くなったのでしょうねと言った。私は旧弊なのだろう、あのショール姿は和服とはちぐはぐなようであまり好きではない。
毎年のように成人式の会場で男のバカ成人どもが騒ぎを起こすが、今年もあったようだ。長崎県佐世保市の成人式では、最前列の席に陣取った約20人の集団が、市長のあいさつ中に壇上に登り、手にした扇子で市長をたたこうとして係員に制止される一幕があった。集団はその後も「おまえの話なんか誰も聞いとらん」「一発芸しろ」などとヤジを飛ばし、たまりかねた市長が「社会というのは厳しいものだ。ルールを守れるようになりなさい!」と一喝したので、会場のほかの新成人たちから拍手が起こったという。集団は「つまらんから出ようぜ」と言って退出したが、そのうちの1人は会場を出た後、市職員に「今日がこういうことをやれる最後の日。明日からはまじめに働く」と、「神妙に語った」と記事にはある。何が神妙だ。「今日がこんなことをやれる最後の日」とは能天気にもほどがある。世の中を甘く見すぎているのではないか。どうにもならない腐った豆腐のような脳の連中だ。いったい何のために成人式に参加したのか。自分たちのバカ振りを衆目に晒すことになるとは考えなかったのか。将来バカなことをしたと秘かに恥じるようになればまだ救いがあるが、こんなことをしてやったと「武勇伝」を語るようであるならば永遠の未成人だろう。今年の新成人は127万人とか、その中のほんのひとつまみの愚劣な連中だが、やはり不愉快な痴れ者だ。
福井市や埼玉県秩父市でも新成人による器物破損行為や市職員に対する暴力行為があったと言う。孫娘の母親に騒ぎがあったかと尋ねたら、田舎ですから皆可愛いものですと笑っていた。息子の家族は滋賀県の南部にある野洲(やす)市に住んでいるが、2004年に市制が施行されてまだ日は浅く、かつての農村の雰囲気をかなり残している。そんな所だから、幼稚に騒ぎ立てる若者も少ないのだろう。なまじっか地方の中都市あたりが問題が多いのかも知れない。
1948年に公布・施行された祝日法によって制定されたこの成人の日は当初は1月15日だった。私はいまだに成人の日と言うと15日かと思ってしまう。この日は小正月で、かつての成人式である元服の儀が行われていたことによると言われている。それがハッピーマンデ-制度の導入によって、2000年から1月の第2月曜日とされた。つまりその年の1月8日から14日までのうちの月曜日が成人の日となり、元来の1月15日に成人の日がくることはなくなった。来歴のない祝日になったわけだ。やはり祝日には由来があったほうがいいとも思うが、今はそんなことよりも休日になればいいのだろう。
私の一番上の孫娘も成人になった。今日は人並みに晴れ着を着て写真館で写真を撮り、市が主催する成人式に出席したようだ。この子の母親は成人式に着物は着なかったそうだ。娘一人の家庭だったから親は晴れ着姿見たかったのではないかと思うが、本人の意思だった。当時既に私の長男と付き合っていたが、そのことを聞いて堅実な娘だなと好ましく思ったものだが、しかし我が子となるとそうもいかないのだろうし、孫娘も着るのが当然という気持ちだったようだ。皆がしているあの白いショールはいつごろからなのかなと嫁に聞いたら、私の時にも皆着けていましたが、茶色など白いものもありました。いつから皆白くなったのでしょうねと言った。私は旧弊なのだろう、あのショール姿は和服とはちぐはぐなようであまり好きではない。
毎年のように成人式の会場で男のバカ成人どもが騒ぎを起こすが、今年もあったようだ。長崎県佐世保市の成人式では、最前列の席に陣取った約20人の集団が、市長のあいさつ中に壇上に登り、手にした扇子で市長をたたこうとして係員に制止される一幕があった。集団はその後も「おまえの話なんか誰も聞いとらん」「一発芸しろ」などとヤジを飛ばし、たまりかねた市長が「社会というのは厳しいものだ。ルールを守れるようになりなさい!」と一喝したので、会場のほかの新成人たちから拍手が起こったという。集団は「つまらんから出ようぜ」と言って退出したが、そのうちの1人は会場を出た後、市職員に「今日がこういうことをやれる最後の日。明日からはまじめに働く」と、「神妙に語った」と記事にはある。何が神妙だ。「今日がこんなことをやれる最後の日」とは能天気にもほどがある。世の中を甘く見すぎているのではないか。どうにもならない腐った豆腐のような脳の連中だ。いったい何のために成人式に参加したのか。自分たちのバカ振りを衆目に晒すことになるとは考えなかったのか。将来バカなことをしたと秘かに恥じるようになればまだ救いがあるが、こんなことをしてやったと「武勇伝」を語るようであるならば永遠の未成人だろう。今年の新成人は127万人とか、その中のほんのひとつまみの愚劣な連中だが、やはり不愉快な痴れ者だ。
福井市や埼玉県秩父市でも新成人による器物破損行為や市職員に対する暴力行為があったと言う。孫娘の母親に騒ぎがあったかと尋ねたら、田舎ですから皆可愛いものですと笑っていた。息子の家族は滋賀県の南部にある野洲(やす)市に住んでいるが、2004年に市制が施行されてまだ日は浅く、かつての農村の雰囲気をかなり残している。そんな所だから、幼稚に騒ぎ立てる若者も少ないのだろう。なまじっか地方の中都市あたりが問題が多いのかも知れない。