西安の謝俊麗の息子の撓撓(ナオナオ)と李真の息子の宸宸(チェンチェン)がお揃いの虎の頭をかたどった帽子をかぶっている。俊麗が上海で2人に買ってきたものだ。虎頭帽(フウトウマオ)と言う。
撓撓 宸宸
虎頭帽は中国の端午の節句や春節、満一ヶ月のお祝いの時に男の子に贈られる伝統的な民芸品である。健やかに成長し虎のようにたくましく育ち、出世するようにと言う願いをこめて母親が作ったのが本来のものだ。昔は医療水準が低かったために、子どもはまだ幼いころに死ぬことが多かった。それは悪魔や鬼の仕業だと思われていたので、虎の威力を借りてそれを退散させようとした。
インタネットより
俊麗はその由来を知らなかったようで、上海の店にあったので珍しいと思って買ったそうだ。都会では虎頭帽を贈る風習は廃れかけているのかも知れない。地方へ行くとまだまだ残っているのではないかと思われ、2004年に貴州省東南部のある苗(ミャオ)族の村の祭を観に行った時に、男の赤ん坊や幼児がかぶっているのをよく見かけた。虎ということはあまりはっきりしないが、きれいなものだ。専門家は猫頭帽(マオトウマオ)と言うそうだ。
虎頭帽と一緒に先端に虎の頭のアプリケを縫いつけた靴、虎頭鞋(フウトウシエ)や虎の縫いぐるみなども贈られると言う。
インタネットより
宸宸はこのような衣装も買ってもらったようで、尻尾もついた可愛いものだ。李真の母親の友人の手作りで、満一ヶ月の祝い(満月)に贈られたものだそうだ。今年はトラ年だから、なおさら虎がもてはやされるのだろう。もっとも中国のトラ年は旧暦の新年である春節(今年は2月14日)から始まる。
宸宸と父親の陳偉
撓撓 宸宸
虎頭帽は中国の端午の節句や春節、満一ヶ月のお祝いの時に男の子に贈られる伝統的な民芸品である。健やかに成長し虎のようにたくましく育ち、出世するようにと言う願いをこめて母親が作ったのが本来のものだ。昔は医療水準が低かったために、子どもはまだ幼いころに死ぬことが多かった。それは悪魔や鬼の仕業だと思われていたので、虎の威力を借りてそれを退散させようとした。
インタネットより
俊麗はその由来を知らなかったようで、上海の店にあったので珍しいと思って買ったそうだ。都会では虎頭帽を贈る風習は廃れかけているのかも知れない。地方へ行くとまだまだ残っているのではないかと思われ、2004年に貴州省東南部のある苗(ミャオ)族の村の祭を観に行った時に、男の赤ん坊や幼児がかぶっているのをよく見かけた。虎ということはあまりはっきりしないが、きれいなものだ。専門家は猫頭帽(マオトウマオ)と言うそうだ。
虎頭帽と一緒に先端に虎の頭のアプリケを縫いつけた靴、虎頭鞋(フウトウシエ)や虎の縫いぐるみなども贈られると言う。
インタネットより
宸宸はこのような衣装も買ってもらったようで、尻尾もついた可愛いものだ。李真の母親の友人の手作りで、満一ヶ月の祝い(満月)に贈られたものだそうだ。今年はトラ年だから、なおさら虎がもてはやされるのだろう。もっとも中国のトラ年は旧暦の新年である春節(今年は2月14日)から始まる。
宸宸と父親の陳偉