こういうものがあることを初めて知った。きっかけはインタネットで、韓国の政治腐敗はかなりのもので腐敗認識指数は世界で39位という記事がたまたま目に止まったことだ。
腐敗認識指数とはWikipediaによると、
「トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)が、1995年以来毎年公開しているもので、公務員と政治家がどの程度腐敗していると認識されるか、その度合を国際比較し、国別にランキングしたものである。 2009年の調査では、180カ国を対象とし、10の機関が調査した13種類のアンケート調査の報告書を統計処理して作成されている。指数は、最も清潔な状態を意味する10から、最も腐敗していることを示す0までの範囲で採点されており、7割の国が5未満で、開発途上国では9割以上の国が5未満となっている」
というもので、09年度の180カ国のランキング表を見るとなかなか興味深い。やはり気になるのは日本だが、これはイギリスと並んで7.7で17位、まあまあというところか。最も指数が高いのはニュージーランドの9.4で、以下10位までは、デンマーク、シンガポール、スウェーデン、スイス、フィンランド、オランダ、オーストラリア、カナダ、アイスランドとなっている。アイスランドの指数は8.7だ。
ワースト5は、イラクの1.5以下スーダン、ミャンマー、アフガニスタンと続き、最下位はソマリアの1.1となっている。最初に挙げた韓国は5.5で辛うじて5を上回っている。役人の汚職がよくニュースになり、地方高官が死刑になったりすることもある中国は3.6の79位とかなり悪い。経済力では日本を追い抜くと言われている中国も、公務員や政治家の腐敗ということでは発展途上国ということか。最近のニュースでは過去30年間に不正蓄財して海外に逃亡した公務員は4000人にも達し、1人当たりの持ち出し資産は13億6千万円にもなっていると言う、中国が真の大国として認められるには、賄賂や汚職が横行するような風潮を改めることに真剣に取り組まなければならないだろう。大国と言えばロシアはもっとひどく、2.2の146位で、いかにソ連崩壊後の官のモラルが低下したかが想像できる。米国は日本とイギリスに次いで7.5の19位にランクされている。少し意外だったのはベトナムの120位(2.7)で、清潔無私な政治家だったホーチミンに率いられて貧困から立ち上がったこの国も、経済的に発展するにしたがって建国の精神が失われて役人の腐敗が進んだのだろうか。
公務員と政治家にはどの国でも腐敗は付き物なのだろうし、日本でも政治家にまつわるカネの問題は絶えず取り沙汰されている。古いタイプの政治家ほど何かいかがわしい感じが付きまとう。公務員も誘惑が多いらしい。役職を利用して収賄するのは薄汚い行為だが跡を絶たないようだ。私は教育委員会の事務局にいた頃に、学校出入りの制服納入業者で、新聞で疑惑が報じられたのがあったが、その業者を呼んで事情聴取した後で食事に誘われたことがあり、「何であんたに食事をおごられなければならないのだ」と厳しく言ったことがある。どんな些細なようなことでも蟻の一穴だ。公務員は常に身辺に注意しなければならない。
腐敗認識指数とはWikipediaによると、
「トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)が、1995年以来毎年公開しているもので、公務員と政治家がどの程度腐敗していると認識されるか、その度合を国際比較し、国別にランキングしたものである。 2009年の調査では、180カ国を対象とし、10の機関が調査した13種類のアンケート調査の報告書を統計処理して作成されている。指数は、最も清潔な状態を意味する10から、最も腐敗していることを示す0までの範囲で採点されており、7割の国が5未満で、開発途上国では9割以上の国が5未満となっている」
というもので、09年度の180カ国のランキング表を見るとなかなか興味深い。やはり気になるのは日本だが、これはイギリスと並んで7.7で17位、まあまあというところか。最も指数が高いのはニュージーランドの9.4で、以下10位までは、デンマーク、シンガポール、スウェーデン、スイス、フィンランド、オランダ、オーストラリア、カナダ、アイスランドとなっている。アイスランドの指数は8.7だ。
ワースト5は、イラクの1.5以下スーダン、ミャンマー、アフガニスタンと続き、最下位はソマリアの1.1となっている。最初に挙げた韓国は5.5で辛うじて5を上回っている。役人の汚職がよくニュースになり、地方高官が死刑になったりすることもある中国は3.6の79位とかなり悪い。経済力では日本を追い抜くと言われている中国も、公務員や政治家の腐敗ということでは発展途上国ということか。最近のニュースでは過去30年間に不正蓄財して海外に逃亡した公務員は4000人にも達し、1人当たりの持ち出し資産は13億6千万円にもなっていると言う、中国が真の大国として認められるには、賄賂や汚職が横行するような風潮を改めることに真剣に取り組まなければならないだろう。大国と言えばロシアはもっとひどく、2.2の146位で、いかにソ連崩壊後の官のモラルが低下したかが想像できる。米国は日本とイギリスに次いで7.5の19位にランクされている。少し意外だったのはベトナムの120位(2.7)で、清潔無私な政治家だったホーチミンに率いられて貧困から立ち上がったこの国も、経済的に発展するにしたがって建国の精神が失われて役人の腐敗が進んだのだろうか。
公務員と政治家にはどの国でも腐敗は付き物なのだろうし、日本でも政治家にまつわるカネの問題は絶えず取り沙汰されている。古いタイプの政治家ほど何かいかがわしい感じが付きまとう。公務員も誘惑が多いらしい。役職を利用して収賄するのは薄汚い行為だが跡を絶たないようだ。私は教育委員会の事務局にいた頃に、学校出入りの制服納入業者で、新聞で疑惑が報じられたのがあったが、その業者を呼んで事情聴取した後で食事に誘われたことがあり、「何であんたに食事をおごられなければならないのだ」と厳しく言ったことがある。どんな些細なようなことでも蟻の一穴だ。公務員は常に身辺に注意しなければならない。