ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

雪の中の座禅草と水芭蕉

2022-03-26 | 植物

諏訪市と辰野町を結ぶ県道諏訪辰野線の「有賀峠」近くに「矢ノ澤湿原」があります。そこには「ザゼンソウ(座禅草)」が群生するので、毎年見に行っています。今年も地元紙に咲き始めたとの情報が掲載されたので行ってみました。湿原入口の道は先日の雪が残っていました。3/24のことです。

 

 

「ザゼンソウ」は紫褐色の大きな仏炎苞(ぶつえんほう)を仏像の光背に、中の黄色い花を僧侶に見立て、僧侶が座禅を組む姿に似ていることがその名の由来だそうです。紫褐色の花が多いかと思うのですが、今年はグリーンがかっているものも多く見られました。

 

 

「ザゼンソウ」の肉穂花序は発熱器官で、20℃にもなるのだそうです。その力で周囲の雪をとかして成長します。

 

 

今年は例年よりたくさんの花が咲いたようです。

 

雪の中からまだまだ沢山の「ザゼンソウ」が顔をのぞかせていました。

 

 

ここには「ミズバショウ(水芭蕉)」もあります。いつもは「ザゼンソウ」が咲いた後に出てくるのですが、今年はもう出てきていました。

 

 

「ミズバショウ」も「ザゼンソウ」と同じく仏炎苞に囲まれて中心部の肉穂花序に小さな花がたくさんつきます。

 

 

 

林の中の陽が射しこまない所はまだたくさんの雪がありました。

 

小川のせせらぎには「ヤマワサビ」や「セリ」が青々と葉を伸ばし始めていました。

 

 

地元の方が作られたのでしょう、水車がありました。

 

小さな石の祠にも御柱が立てられていました。

 

「ダンコウバイ」の大きな木がありましたが、まだ蕾でした。

 

最後に有賀峠を越えたところからの「蓼科山」と「諏訪湖」の風景です。

 

 

雪の中の「ザゼンソウ」や「ミズバショウ」を見たのは、ここでは初めてのことでした。咲き初めのきれいな「ザゼンソウ」と「ミズバショウ」が見られて良かったです。今年はいつになくたくさん咲いている様子でした…

 

コメント (3)
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