「白林荘」前に…娘宅にはあれこれ木があり、花が咲いたと知らせがあるのですが、今年は「ハクウンボク」の花も「ベニバナホウノキ」の花も見られませんでした。今回は「ネムノキ」が咲いたとのことで、ようやく久しぶりに娘宅に行ってきました。あいにくの天気でしたが、庭の散策…「ネムノキ」の花は雨に濡れていましたが、可愛らしい色合いで咲いていました。
「ハクウンボク」は花後の実がついていました。
おおきな「クワ」の木が存在感ある姿でした。
その足元で見つけた「ツチグリ」…ユニークな姿のキノコです。このキノコは食用になるそうです。
いつもこの娘宅のリビングからの眺めは素敵です。芝と木々の緑がきれいでした。
テイクアウトのランチをいただきました。食後のデザートは美味しい大福でした。なんと地元産のルバーブ餡にブルーベリーが入っているこの時期ならではの大福でした。
美味しいランチの後、娘夫婦と共に向かったのは「白林荘」です。ここは富士見町にある犬養毅の別荘…この時期に「ヤマユリ」が咲きます。毎年見せていただいていますが、昨年は猿の被害にあって花がほとんどないとのことで見られませんでした。今年は少しづつ咲いているとのことで、管理人さんの許可を得て見せていただきました。
見事な花が広い敷地内のあちらこちらにたくさん咲いていました。
見事な群生があった場所は猿の被害にあって花が少なかったですが、他は以前と変わらぬ姿でした。
大きな凛としたその姿はうっとりします。小雨の中でしたが、百合の香も漂う庭でした。
白林荘の建物は大正~昭和初期に建てられたものだそうです。以前に内部も見学させていただきましたが、レトロな雰囲気の素敵な空間でした。
敷地内には他にも古い建物があります。この門の奥には立派なお屋敷も見えます。
こちらの建物もレトロな雰囲気…ゆがんだガラスの窓に映る緑が美しかったです。
紅葉の時期も美しい「白林荘」…雨に濡れたモミジの緑がきれいでした。
珍しい「白松」がここにはあります。幹の肌が普通の松と違っています。
大きな洞のある木が健気に葉を広げていました。生命力を感じる木でした。
木の幹の「サルオガセ」が露を含んできれいでした。
まるで梅雨のようなこの日でしたが、しっとりとした苔が美しい庭でした。
こんな時期ですので、庭にはキノコのたくさんでていました。驚いたのはこの「ハナビラタケ」?!30㎝以上もある大きなキノコ!本物でしたら貴重な食用キノコかと思います。
もう一つ驚いたのは「セミ」が土中から出て来てアオハダの木に登っているところ!初めは黒くてカブトムシかと思ったのですが、よく見たらまだ殻を付けたままの「セミ」でした。抜け穴も見つけました。
「ヤマホタルブクロ」の花もここにはたくさん咲いていました。
最後にもう一度「ヤマユリ」の姿です。
久しぶりの娘宅の庭と、たくさんの「ヤマユリ」咲く白林荘の庭…気持ちの良い散策ができた一日(7/19)でした…