シルクフェアの続きです。イベント会場への巡回バスに乗って「旧林家住宅」に行きました。ここは製糸業で財を成した方のお宅で明治時代後半の建築です。重要文化財に指定されています。
何度も訪れたことのある「旧林家住宅」ですので、気になるところだけみました。ここは和と洋が隣り合わせの建物で、離れには茶室と洋館があります。まずは知り合いの方に声をかけていただいて呈茶に参加し一服いただきました。隣の洋館の内部です。
組木細工のような床もレトロなストーブにも注目でした。
この洋館の外観です。庭にはシロヤマブキやボタンの花が咲いていました。
離れとの間にある廊下と内土蔵です。和風建築の廊下から眺めた庭にはツツジがきれいに咲いていました。
ここで有名なのは2階の部屋にある「金唐革紙」が貼り巡らされている和室です。貴重な「金唐革紙」の保存のため薄暗い灯りの部屋となっています。
端午の節句が近い日でしたので五月人形が飾られていました。趣ある飾り棚もありました。生活感あふれる場所も大きな蔵も注目して見てきました。
この後、歩いて蚕糸博物館まで戻りましたが、途中の「照光寺」ではちょうど「蚕霊供養塔」の前で「蚕霊供養祭」が行われていました。
最後に見学したのは「蚕糸博物館」です。ここにはたくさんの製糸に関するものが保存展示されています。ここも何度も訪れているのですが、いつも注目はこの手作業の糸取り作業です。機械化も進んで大きな機械も動いていますが…
昔の繭は今より小さくて手が掛かったと係の方が説明して下さっていました。
企画展では草木染友禅作家さんの着物が展示されていました。その優雅な着物の草木染の色合いに注目しながら見学しました。
盛りだくさんな内容の「シルクフェア」…全会場は巡れませんでしたが、この機会に何か所か見て回ることが出来、改めて地元のシルク産業について知る機会となりました。そのうえ、各会場を巡るスタンプラリーの抽選で一等賞の商品券が当たるというおまけ付きでした!この日の歩数は7012歩でした…