今年も「牛伏川」の自然観察会に参加しました。春から初夏に移り変わる時期ですが、春の花たちにたくさん出会えました。まずは、ここに通い出してもう10年近くになりますが、初めて出会った「ギンラン」です!木々の足元にひっそりと咲いていました。小さな花です。
ここで大事に保護しているのは「ベニバナイチヤクソウ」です。花が末でしたが今年もその姿を確認できて良かったです。
他にも林床に咲く小さな花たちに出会いました。「ウメガサソウ」と「フデリンドウ」です。
群生して咲いていたのは「ニリンソウ」です。ちょうど花盛りできれいでした。
白い花たちでは「クリンユキフデ」と「アマナ」です。どちらもあまり目立たない花です。
「マルバコンロンソウ」と「シロバナエンレイソウ」の花後の姿です。
黄色の花では「ヤマブキ」と「ミツバツチグリ」それに「クサノオウ」です。
ここには「シナノタンポポ」も咲いています。西洋タンポポは萼が反り返っていますが、日本タンポポは反り返りません。綿毛は西洋タンポポです。「ネコノメソウ」もあちこちで見かけました。
薄紫色の花たちでは「ラショウモンカズラ」が目立っていました。
「ムラサキケマン」と「カキドオシ」も見られました。
大事に保護して咲いているのは「二ホンサクラソウ」です。少しづつ増えてきているようで嬉しい出会いでした。
他に「ナルコユリ」が咲き出すところで、「ヤブレガサ」も花芽が上がってきていました。
「クジャクシダ」が葉を広げ、「ハナワラビ」と「ノブキ」も伸びてきていました。
木々の花では「ミズキ」の花がこれから咲くところで「ミツバウツギ」が花盛りでした。
川沿いの林は新緑に包まれ、良い天気で北アルプスはやや霞んでいましたが見ることが出来ました。
こちらは牛伏川に行く途中の山麓線からの北アルプスの眺めです。
最後にいつもの牛伏川「フランス式階段工」の眺めです。この日は初めての参加者もいたので丁寧に説明してもらいました。ここの石積みは「花崗閃緑岩」で出来ていること、少しカーブして流れを緩やかにしていること、大雨の後は砂礫も流れるので水路の石が磨かれることなどをお聞きしました。
良い天気に恵まれ、たくさんの花に出会えた観察会でした。この日の歩数は4202歩でした…