「浜離宮恩賜庭園」の後、新橋に出てそこから恵比寿へ…「東京都写真美術館」が次の目的地でした。恵比寿駅から「恵比寿ガーデンプレイス」に向かいました。その一角にこの美術館はあります。高いビルに青空と雲の動きが映ってきれいでした。
アガパンサスやローズマリーの植栽された場所の左側下方には山手線が通っています。
「東京都写真美術館」で開催中の企画展…この中で「今村光彦 にっぽんの里山」写真展とTOPコレクション展「時間旅行」を鑑賞しました。ここは日本はもとより世界的にも数少ない「写真と映像」を専門とする美術館です。
まずは3Fの展示場へ…ここでは「時間旅行」と題してここのコレクション展が開催されていました。100年前からのコレクションをテーマごとに展示していました。
1~5の部屋に分かれて展示がありましたので順に記録していきます。ここでは写真撮影が可能でした。第一室「1924年-大正13年」では今から100年前の作品が紹介されていました、1924年は関東大震災の翌年です。
第二室「昭和モダン街」は1930年代の活気にあふれた東京が紹介されていました。朝日グラフの表紙や昭和の初めの広告ポスターにも注目でした。
第三室「かつてここでー「エビスビール」の記憶」ではこの美術館のある「恵比寿ガーデンプレイス」の場所にあったビール工場の紹介でした。ビールの名前「エビスビール」はこの町の地名にもなっています。
第四室「20世紀の旅ーグラフ雑誌に見る時代相」ではアメリカの雑誌「LIFE」や「アサヒグラフ」の表紙から時代の変化を紹介していました。
第五室「時空の旅、新生代沖積世」では100年前の写真と現代の作品を一緒に展示してありました。
宮沢賢治の詩の世界のように、時間と空間を越えた旅ができたような、素敵な企画展でした…
この後2Fの「今森光彦 にっぽんの里山」展をみました。ここへ行った目的はこの企画展でした。NHKで放映された里山の四季の映像を見て以来惹かれた作家さんです。この方の撮られる里山風景はどこか懐かしい日本の原点のような雰囲気がありつつ、そこに映し出される植物も動物も生き生きしてこちらも元気をもらえました。この企画展は写真撮影禁止でしたのでパンフレットの写真と絵葉書からの写真です。
とっても素敵な企画展を見ることが出来て満足の美術館でした。
この「恵比寿ガーデンプレイス」は1994年開業とのことですが、なんと私にとっては初めて訪れる場所! 何年か前に恵比寿から日本画の「山種美術館」へ行ったことがありましたが、こちらは足を延ばせなかったです。 その昔はビール工場があって恵比寿駅も貨物駅の様相を呈していました。田舎に帰省する際、「チッキ」で小荷物を送るのに恵比寿駅まで何度も来たものです。大昔の話ですから今の変わりようは目を見張るばかりです。
ガーデンプレイスの建物と咲いていた花(アガパンサス)と恵比寿駅直結の動く通路「スカイウォーク」です。この動く通路がありがたかったです。
この後、買い物をして夕方の新宿発の「あずさ」で帰ってきました。充実の2日間が過ごせて良い旅となりました。東京ではいつもたくさん歩きます。今回は行く場所を絞ったつもりでしたが、歩数の1日目は11861歩、2日目は16124歩でした…
だんだん無理が出来なくなっている身体を実感…
帰って来た次の日は一日中ぐったりでした(笑)
長々とした記録になってしまいましたが、
お付き合いいただきありがとうございました。
ここの美術館のコレクションから選ばれた「時間旅行」…
この企画展は懐かしい風景がたくさん!
特にこの昭和モダン街では雑誌の表紙も広告写真も
自分が体験した子供時代に通じるものがあって
まるでタイムスリップしたかのようでした。
みさとさんもNHKの里山の番組を見られていたのですね。
あの里山風景は本当に魅力的で何度見ても良いものです。
本当に今森さんの撮影する写真は植物も動物も生き生きしていて、
こちらも元気をもらえるような気がします。
素敵な花々や蝶や野鳥たちの写真もたくさんありました。
みさとさんの言われるように今森光彦さんの暮らしぶりも魅力的ですね。
その活動にも参加してみたいと思う程!
手掛けられた庭は実際にぜひ見てみたいとものです。
きっとみさとさんの庭にも通じるものがあるのではないでしょうか。
写真撮影ができない企画展でしたが、
きっとみさとさんには想像していただけたかな思い、
こちらも嬉しかったです…
企画展も注目で「時間旅行」は正に100年分を旅した気分!
とっても良い企画でした。
恵比寿は30年前にここが出来て大変貌!
私は昔の駅しか知りませんが、
takeさんはビール工場に行かれたのですね。
ここにあった工場の写真も見てきましたが、
変貌する都会の様子を実感しました。
チッキという言葉はもう皆さんご存じないかと思いましたが、
知っている方が居てちょっとホッとしました(笑)
最寄り駅の渋谷では荷物の扱いがなく、恵比寿に行った記憶が…
ネットの「NHKアーカイブス 時代」は見たことが無かったですが、
なかなか貴重な映像があって興味津々!
紹介いただいてありがとうございました。
またゆっくり見てみたいと思います。
里山の写真と言ったら今森光彦さんですね。
ちょうどここでの企画展が始まったところでいい機会でした。
大きな写真から様々な風景や動植物の詳細な写真、
どれもとっても素晴らしかったです。
この方は切り絵作家さんでもありますし、
たくさんの活動もされていますね。
「今森光彦と一緒に歩く里山」なんて企画は参加したいと思ったものです。
オーレリアンの庭も見てみたい場所です。
切り絵の本をお持ちなのですね。
それも興味深いものです!
今回は夫が足首を痛めて装具をつけての移動…
ずいぶん絞ったつもりでしたがたくさん歩いてしまいました。
ここの「動く歩道」は皆さん歩かずその動きに委ねていました。
歩きたい方は中央に普通の道がありますので…
暑い日でしたし、冷房の効いたこの道、
立ち止まって一休みしている感覚で
目的地まで連れて行ってもらえました。
本当に素敵な二日間を過ごされましたね♪
行ったことのない様々な場所に、
一緒に連れて行ってもらって、楽しかったですよ〜
「昭和モダン街」はあれこれ懐かしく、
昭和へタイムスリップしたかのようでした。
「今森光彦 にっぽんの里山」展を見られたのですね。
目的がこの企画展・・・
建築家などはほとんど知りませんが、
わたしもNHKの「里山」の番組を見てましたから、
今森光彦さんの撮られる写真は大好きです。
彼を特集した番組も何度か観ていますが、
お庭に花や木々を植えて蝶を呼んだりしている、
そんな暮らし振りも好きです。
いつも気の利いたコメントができなくて申し訳ないのですが、
わたしにもコメントできることがあって、
実は、今回はホッとしています(笑)
タッジーマッジーさんの細かな記録から 私も「100年」の移ろいをちょっと興奮気味に楽しませていただきました。
いいですね~。
ゆっくりと拝見しました。
「あの恵比寿」が変貌してもう30年にもなるのですか。
私はタッジーマッジーさんよりもっと「大昔」の恵比寿しか知りません。
ビール飲み放題の工場イベント(私は飲めませんでしたが)
「チッキ」は恵比寿駅からでしたか。
私はあまり利用していなかったのですが「新橋駅」に受け取りに行った記憶が少々。
(きっと果物をもらってきての「受け取り」かな?)
こういう歴史を多く体験している年齢になりました。
ネットの「NHKアーカイブス 時代」なんか見ると
「これ体験している 懐かしい」ばかり・・ちなみに今日の話題は昭和53年の「インベーダーゲーム、日本中に熱狂的なブーム・・云々・・・」
「今森光彦 にっぽんの里山」展
「里山」の写真といえば今森光彦さんしか知らない私。
里山風景は空から花から虫・・
写真展、プリントされた「実物」はまた目を見張るものなのでしょうね。
見てみたいものです。
そして 今森さんの「切り絵」
切ってそのまま使える本を買いました。コピーしてもよし。
1日目は11861歩、2日目は16124歩!!!!!
いっぱい楽しまれましたね。すばらい健脚さも。
「動く歩道」・・あれ、あの上を歩いているのですよね。
(最近はエスカレーターでの歩きは禁止しているところが増えましたね)
バランス感覚のない私には あの上を歩くなんてできません。止まっていたら大迷惑(横浜では人数が少なかったのでなんとかなりましたが 新宿駅・都庁あたりでは このように大人数、歩く道を歩きました)
都会が遠く感じます!
今回この年月を知ってちょっと衝撃でした(笑)
この30年がすっぽり抜け落ちたかのような、
東京はあちこち歩いているのに、
恵比寿を知らなかった30年です…
私が知っている恵比寿はなんと半世紀も前!
当時使われたチッキを知る方も少ないことでしょう(笑)
ここはオフィスビルとショッピングビルとの融合…
そうした開発がされておしゃれな街が生みだされた
その先駆けのような存在だったのですね。
アメリカの巨大証券会社のオフィスもここに入ったとは、
それもまた話題になったことでしょう!
お城のような建物は目を引きましたが、遠見しただけでした。
案内にはこの建物の写真が前面に出ていますから、
ガーデンプレイスの中心的存在でしょうか、
素敵なレストランなのですね。
中々敷居の高い高級感あふれるレストランのようですが、
10数人分の予約ですか、それもすごいですね。
続きのコメントもありがとうございました。
この写真美術館はなかなかいい企画展をしていました。
記憶の片隅にあるような古いものから記憶に新しいものまで…
映像で追ってみるのは面白いものでした。
アサヒグラフは大正時代の創刊だそうですから
終刊の時は残念がる方も多かったのではと思われます。
たくさんのアサヒグラフの展示がされていて、
表紙だけでも時代を映しているようでした…
画像の記憶媒体…おちゃさんのブログのように
いつも詳細な記録を残されていると、
振り返って検索すると良く分かっていいですね。
長く続けておられるでしょうから
それは膨大なりっぱな記録になりますね。
恵比寿ガーデンプレイスには三越もあったのですか!
三越はあちこちから消えていっていますね。
それも時代の流れでしょうか…
ranさんにとって諏訪に嫁がれるまでの馴染みの場所でしょうか、
きっとたくさんの思い出もあることでしょう。
浜離宮もその中の一つなのですね。
ここは江戸時代からの庭園が残されていて、
私が初めて訪れた頃(なんと半世紀も前!)からでも
さほど変わっていないように思います。
グランドプリンスホテル新高輪は出来て40年だそうです。
ホテルの建物はどんどん新しくなるので
印象も代わってきますよね。
でもこうして明治時代の宮家の建物が残され、
今も大事に使われているのは嬉しいことでした。
恵比寿のガーデンプレイスは実は始めて出かけました。
歩く歩道が駅から付いていてとっても快適、ありがたかったです。
ここで岡谷シルク工房の作品展ですか、すごいですね。
キハダの草木染のスカーフも素敵なことでしょう!
浜離宮でキハダの木を見て、生薬になり染色にも使う…
そう説明を受けたばかりです!
ranさんはいろいろ手仕事も極められ、
あちこちお歩きになって、知識も豊富!
私もたくさんのことを教えていただいていますし、
いい場所をいくつも紹介していただいて歩いています。
そうした場所に行けるのもranさんのおかげ!
本当にありがたいことといつも感謝しております。
続きです。
この美術展、おもしろいですね。
写真であるからして、あまり古いものではなく
でもそんなに新しいものではなく。
アサヒグラフなんて右から左への横書きのもの
が含まれますが、これって何年のものなんでしょう。
戦前からアサヒグラフってあったのでしょうか。
そういえば最近さっぱり見かけませんね。
昔は病院の待合室なんかに置いてありました。
調べると24年前まであったそうです。
恵比寿ガーデンプレイスが出来てしばらくして
なくなったんですね。
画像という記録媒体は優れていますね。
なんでも画像にしてどんどん保存しておくと、
めったにそんな機会はないものの、たまに
あれは?と思って自分のブログを見ると、
すごく詳細にわかって良いです。
恵比寿ガーデンプレイスには三越があって、
なくなりました。いつも空いてました(笑)。
>ばかりです。
「今の変わりよう」とおっしゃいますが、
ここは30年前から、ずっとほぼこの状態です(笑)。
チッキという言葉を半世紀ぶりくらいで目に
しました(爆)。ありましたね。昔。
ここは象徴的でした。都会もオシャレになる。
そして今まではバラバラだった最新のオフィス
ビルとショッピングが一緒になる。
そういう開発がバブル期の終わりにいくつか
始まりましたが、ここがその一つだと思います。
金融界の雄、米国巨大証券のモルガン・スタンレー
がここに東京の本拠を置いたのです。それが
当時驚きでした。「恵比寿に?」と。
今はもうありませんが、とにかく最新のオフィス
ビルだったのですね。
一番奥にお城みたいなのがありましたでしょ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000383.000002646.html
当時はタイユバンと呼ばれていましたが、
今は名前が変わってたと思います。
高級フレンチですね。1996年に仕事で一度だけ
入ったことがあります。当時意外に安くある
コースが17,000円でした。飲み物は別でうs。
なぜ記憶しているかと言うと、仕事で10数人
分の予約をしたのが自分だったからです。
あ、でかけないと。ではまた。
私は東京を離れて久しく、記憶にある名称を沢山拝見しましたが、
一番多く記憶の場所がそのまま残っているのは浜離宮でしょうか。
高輪グランドは建て替えられてからは一度も行って居ません。
印象がすっかり変わって居ますが、鹿鳴館時代の建造物は維持されているのですネ。
とても懐かしく拝見しました。
階段の多くある都会への外出は億劫ですが、特に目まぐるしく変遷している東京方面は
一番先に敬遠したくなっています。
実家に帰る小田急線乗り換えでさえ・・・
ガーデンプレイスの歩く舗道は、私の様に歩きたくたい人間には最適の場所ですネ。
ガーデンプレイスがオープンされて間もなく岡谷のシルク工房の作品展が開催されましたヨ。
当時は恩師もお元気で、指揮を取っておら、その時記念に購入した
キハダの草木染の黄色いストールは現在も現役ですヨ。
色もあせる事無く・・・紬風に太い生糸で織られている手法は、
今では珍重であると思っています。
『東京都写真美術館』がガーデンプレイス内に在る事さえ知りませんでした。
諏訪に嫁いで中々時代の文化に接するチャンスが無くなると、
勿体ない青春時代を過ごした反省を感じ入ります。
現在、なんの拘束も無く時間は有り余るほどありますのに、知的意欲がわきません。
何時もタッジ―マッジー様の飽くなく探求心を目の当たりにして感動しています。
愚痴になりますが、過去には私もタッジ―マッジー様と共有出来る時間を持って居たのですが・・・。(涙)