昨年から始まった「マツモト建築芸術祭」が今年も開催されています。「名建築にアートが住み着くマツモトの冬」に惹かれて行ってきました。今年は18の会場で展開されていました。松本行きはほとんどこの東山山麓線を通ります。この日は北アルプスがきれいに見えました。
山麓線の途中にある「松川パン商店」…売り切れてしまうそうなので、まずここでパンを購入して松本に向かいました。
今年は松本市内の18ヶ所の建物が会場となっていて、まずはパスポートを購入する「上土シネマ」に向かいました。上土通りにはレトロな建物が多くあります。
パンフレットの地図を手に各会場を歩いて巡りました。
昭和3年に建てられた「下町会館」は木造3階建ての看板建築です。建物正面は当時のまま残されています。
この建物の中で展示されていたアーティストは「青木悠太朗」…作り出された空間に注目する作品でした。建物の空間にも注目でした。
この建物の前には「東門の井戸」があって湧水が出ていました。この芸術祭の昇り旗が各会場に立ててありました。
近くのこんな建物も気になりました。
牛乳パンで有名な「小松パン店」にも立ち寄りましたが、牛乳パンは店頭販売中止だそうで予約をして他のパンを購入しました。
次に「松本市役所本庁舎展望室」に行きました。本庁舎は昭和34年建築の5階建て…昭和の香りが漂う建物のエレベーターは5階まで、最上階の展望室までは階段でした。松本城と北アルプスを望む眺めの良い展望室でした。
この会場のアーティストは「中島崇」…空間を大規模に使った作品に注目でした。
「旧小穴家住宅」は大正時代に建てられて和風と洋風が同居しているような建物でした。室内にはお雛様が飾られていました。この建物は国の登録有形文化財になっています。
ここのアーティストは「鬼頭健吾」…カラフルな作品が展示されていました。
国宝の「旧開智学校校舎」と現在の「開智小学校」を見ながら「旧司祭館」に行きました。
「旧司祭館」は県内に現存する最古の西洋館で宣教師の住居として明治22年に建てられたものです。廊下のレトロなガラス窓に注目でした。窓から見えるガラス張りの建物は松本市中央図書館です。
ここのアーティストは「カルマ バイ リュウ オカモト」…未来の部族をコンセプトにした作品を発表しています。
「松本てまり」のマンホールや側溝の蓋にも注目しながら歩きました。
「池上百竹亭茶室」は昭和33年の建築で、竹林のある庭も閑静な雰囲気です。
ここのアーティストは「ステファニー・クエール」…英国生まれの作家さんで、茶室の躙り口から見る作品の動物たちの生き生きした姿に注目でした。
この後、国宝「松本城」を通り抜けて次の会場に向かいました。「松本城」の姿を各方面から眺めました。
ここで注目はこの工事…松本城の外堀を復元するのだそうです。大規模な工事が進んでいました。
盛りだくさんなこの芸術祭…まだまだ歩いたのですが、次に続きます…
このblog、写真が多すぎですよね。
注目したものを狙って撮ればいいのでしょうけれど、
気になるものが多くて、ついつい写真も多くなってしまい、
これでも選んで載せたのですが…
すずらんの妖精さんのように狙ったものがバッチリ撮れれば、
上手に編集でき、すっきりした記事になると思います。
そうなりたいと思っているところです。
松本の記事はまだまだ続くので見てくださいね。
写真の量にも、写真好きな私でもこんなにたくさん
撮影しませんよ、でも、お陰で自分も一緒に観てる気がしていますよ!ありがとうございます。
楽しみにしています!
このパン屋さん、控えめな建物にこのドア!
このドアが無ければ通り過ぎてしまいそうなパン屋さんです…
ここのパンは美味しくて、松本のレストランにも卸しているようです。
マツモト建築芸術祭は去年から始まったばかりで、
知名度は低いかもしれませんね。
松本には明治期から擬洋風建築があって、
旧開智学校は国宝になっています。
それ以降の古い建物もたくさん残されていて、
大正、昭和のレトロな雰囲気も漂う街です。
擬洋風建築から藤森照信先生に結び付くのはさすが!
藤森先生は日本の近現代建築史が専門ですから…
秋に先生の講演があったのですね。
これは見逃してしまいました…残念!
以前に藤森先生と建物見学でご一緒しましたが、
とっても話し好きの気さくな先生でした。
その時のことはこちらです。https://blog.goo.ne.jp/s0i5n9a4no0594/e/93e9924d3e53fa4e31c85f858e20abe2
おちゃさんのいらした時の松本は暑かったのですね。
松本城は冷房がありませんし(笑)、大変でしたね。
今度はぜひいい季節に訪れてみてください。
この外堀は南側の一部と東側、北側は残されていますが、
南側と西側は埋め立てられたり暗渠になったりしたようです。
それを復元しようということのようです。
これでまた違った風景の松本市城になることかと思います。
この松本の建物とアート巡り…
見どころ満載のイベントでした。
その雰囲気が伝わったのでしたら良かったです。
松本は古い建物も大事に残されているケースがあって、
住民の方々の建物に対する思いも伝わるイベントでした。
見ていただきありがとうございました。
マツモト建築芸術祭と言うイベントの存在を
知りませんでした。昨年始まったものなのですね。
松本にも昭和の疑似西洋建築が多くあるのですね。
これも知りませんでした。
だったらあの藤森輝信先生が行っておられない
わけはないと思って調べたら、やはりありました。
2022年講演「松本の疑洋風建築と立石清重」
https://jia-nagano.com/blog/13152.html
松本城というか、松本の街中を歩いたのは最後が
もう17~18年前だと思います。とても暑い
日でした。松本と言うとその苦しい思い出
が・・・。松本城の中を上がるだけで大汗を
かきましたよ。
外堀が復元されたら見てみたいです。「復元」
ということは今までは外堀はなかった?
今まで外堀はどうなっていたのでしょう?
外堀が昔あったが今は無いとすると、そこは
そのまま放置されていたが、建物などがその上に
建ってしまったわけでないから、復元できると
いうことなのか・・・。調べてみます。
見せていただき、とてもsiawase気分です。
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