ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

シルクフェアでブラおかや Ⅱ

2023-05-05 | ミュージアム

シルクフェアの続きです。イベント会場への巡回バスに乗って「旧林家住宅」に行きました。ここは製糸業で財を成した方のお宅で明治時代後半の建築です。重要文化財に指定されています。

     

 

  

 

何度も訪れたことのある「旧林家住宅」ですので、気になるところだけみました。ここは和と洋が隣り合わせの建物で、離れには茶室と洋館があります。まずは知り合いの方に声をかけていただいて呈茶に参加し一服いただきました。隣の洋館の内部です。

  

 

組木細工のような床もレトロなストーブにも注目でした。

  

 

この洋館の外観です。庭にはシロヤマブキやボタンの花が咲いていました。

  

 

  

 

     

 

離れとの間にある廊下と内土蔵です。和風建築の廊下から眺めた庭にはツツジがきれいに咲いていました。

  

 

     

 

ここで有名なのは2階の部屋にある「金唐革紙」が貼り巡らされている和室です。貴重な「金唐革紙」の保存のため薄暗い灯りの部屋となっています。

     

 

  

 

     

 

端午の節句が近い日でしたので五月人形が飾られていました。趣ある飾り棚もありました。生活感あふれる場所も大きな蔵も注目して見てきました。

  

 

     

 

  

 

この後、歩いて蚕糸博物館まで戻りましたが、途中の「照光寺」ではちょうど「蚕霊供養塔」の前で「蚕霊供養祭」が行われていました。

     

 

最後に見学したのは「蚕糸博物館」です。ここにはたくさんの製糸に関するものが保存展示されています。ここも何度も訪れているのですが、いつも注目はこの手作業の糸取り作業です。機械化も進んで大きな機械も動いていますが…

  

 

昔の繭は今より小さくて手が掛かったと係の方が説明して下さっていました。

  

 

企画展では草木染友禅作家さんの着物が展示されていました。その優雅な着物の草木染の色合いに注目しながら見学しました。

  

 

盛りだくさんな内容の「シルクフェア」…全会場は巡れませんでしたが、この機会に何か所か見て回ることが出来、改めて地元のシルク産業について知る機会となりました。そのうえ、各会場を巡るスタンプラリーの抽選で一等賞の商品券が当たるというおまけ付きでした!この日の歩数は7012歩でした…

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シルクフェアでブラおかや

2023-05-03 | ミュージアム

かつて製糸業で栄えた岡谷市はその歴史を未来につなげようと「シルクフェアinおかや」を毎年4/29に行っています。コロナ禍で3年間は開催中止でしたが、今年27回目の開催となりました。この機会に歩いてみました。

     

 

出発は「岡谷蚕糸博物館」です。ここに来ると気になるのは「枝垂れ桑」の木…いつも強剪定されていますが、しっかり芽吹いていました。

     

 

  

 

最初に訪れたのは「旧岡谷市役所庁舎」です。この建物は昭和11年竣工(この年に岡谷市ができました)昭和62年まで使われていました。鉄筋コンクリート2階建てで外壁にはタイルが使われ、屋根は洋瓦です。国の登録有形文化財、近代化産業遺産群に指定されています。

  

 

内部の見学もできました。レトロな雰囲気の階段や廊下です。

     

 

  

 

電話交換室は分かりますが、市役所庁舎の救急滅菌室…何に使われたのでしょうか。

  

 

議場として使われていた場所では地元アーティストの作品展示がされていました。

     

 

  

 

昭和初期の貴重な建物…私もこちらに来た当初使わせていただいた庁舎ですので当時を思い起こしながら見学させてもらいました。

  

 

この近くを流れる塚間川沿いには八重桜が植えられていて、まだきれいに咲いていました。桜の背景は旧庁舎と現在の庁舎です。旧市役所庁舎の前には蚕糸公園があるのですが、現在改修中です。小さな公園とはいえ、木がたくさんあって緑豊かでしたが、ほとんど伐採されてしまってちょっと残念です…

  

 

  

 

ここでイベント会場循環バスに乗って移動しました。バスの中では案内の方が各イベント会場の解説もしてくださいました。停車した「聖バルナバ教会」…ここは製糸工場の女工さんも通った教会で内部は畳敷きです。製糸時代の建物(看板建築)が残る「ほっとサロン心和」にも停車しました。

  

 

途中で「天王垣外遺跡」の解説もしていただいたので、気になって後で行って見ました。ここには弥生時代の遺跡があって、発掘で勾玉などたくさんの出土品があったそうです。それらは現在、東京国立博物館に保管されているそうです。遺跡の看板と「津島神社」がありました。

      

 

  

 

「岡谷絹工房」は「旧山一林組製糸事務所」だったところで、大正10年に建てられています。製糸業の盛んだった頃の建物として国の登録有形文化財になっています。今は絹工房として機織り体験ができたり、シルク製品の販売をする施設になっています。

      

 

  

 

市内のシルク関連施設を興味深く見学しました。この後「旧林家住宅」に向かいました。次に続きます…

 

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