人生に必要な資金

2017年08月02日 | 日乗考察 -

人の一生には、資金が必要なイベントがある。

切りつめても、やはり捻出しなければいけないもの・・・


(1) 教育資金

(2) 住宅資金

(3) 老後資金


子供が社会人になるまでの教育費。
マイホーム購入から 転居費用までの費用。
公的年金ではまかないきれない老後の生活費。



教育資金と住宅資金は同時進行で貯めるお金だが、
老後資金は40歳代ぐらいから本格的に貯めるお金だと
言われている・・・。


親の介護が必要になったとき、
自宅で看るのか、施設に頼むのか、
それによっても資金は変わってくる。


私の場合・・・・
実際に介護人生活に突入してしまった時には、
冷静に 経済設計 などはできなくなってしまい、
感情コントロールだけでも大変だった・・・という
感じになっていた。
同級生たちは、これから親の介護問題と
向き合いはじめる年代に さしかかる。
皆、「 後悔のないように 」 と祈るばかりだ。





「 老後資金 」 か・・・ ( 嘆息 )

自分自身は、どのような老後を送りたいのか。
どんな生活がよいと思っているのか。


老後資金の準備については、
まずは自分の気持ちを確認することが
出発点だという気がしている。


食品のアレルギー表示

2016年08月31日 | 日乗考察 -
食物アレルギー は、
異物を排除し、自分の身体を防衛しようとして
抗体をつくる免疫反応なのだけれど、
過敏に反応すると、蕁麻疹や くしゃみ等のほか、
腹痛、下痢、喘息、血圧低下、呼吸困難という・・・
重篤な症状を 引き起こすことがある。
急性の全身症状を アナフィラキー と 呼ぶが、
これは 「 いのちに関わるほどの反応 」 だ。


私は、2012年から 自称 「 アレルギー人間 」 と
語っており、食品に関しては 敏感になっている。

私の場合は、添加物や化学物質に 簡単に反応する。
症状は、かゆみや湿疹で、夜中に寝られないことも・・・。
ひどい時には、吐き気や下痢の症状もある。

普通に食事した3~6時間後から症状が出てくるので
そこから消化してしまうまでの時間が 「 キビシィー 」。
何に反応しているのか解らず、苦しみ悶えることも有り!




最近、スーパーなどに陳列している加工品などの
食品に 「 アレルギー表示 」 が、やっと浸透してきた。

特定原材料 として、内閣府令により
以下の7品目は 必ず表示が 義務化されている。

  卵  乳  小麦  えび  かに  
  そば 落花生




その他、消費者庁通知により、
表示を推奨しているものが 20品目ある。

  あわび  いか  いくら  オレンジ キウイフルーツ
  牛肉  くるみ  さけ  さば  大豆  鶏肉
  バナナ 豚肉  まつたけ  もも  やまいも
  りんご  ゼラチン  ごま  カシューナッツ

  ※平成25年に追加されたばかりのが最後の二つ。




今、反応がないからと言って、これからも大丈夫だとは
決して言えないと思う。
私自身がそうだったように、ある日、突然に反応があると
いう可能性がある。
血液検査によって全て判明するので、あれ? と思ったら、
内科かアレルギー科を受診されたし!


「 ギャンブル依存性 」

2016年07月21日 | 日乗考察 -
賭博の負けを、賭博で取り戻そうとする・・・
それって、非常に難しい。
一部のプロ的なギャンブラーを除いては、
そんなことは 無理に近いことだ と思う。
確率的なことを考えても、心底そう思うのだ。
しかし、ギャンブル依存症の人は、そう考えない。


ギャンブル愛好家 は、生活の苦しくならない
娯楽の範疇で、負けても 切迫感がない状況の元で
楽しんでいるので、それはよしとして・・・
依存性に陥った人は、確率 という 遊びの枠を超え、
「 負けたお金を 取り戻してやる! 」 というのが
目的化してしまい、楽しもう という姿勢とは
かけ離れた状況になっている。
そして、「 必ず取り戻せる! 」 という気持ちが
どんどんと強くなって、冷静な判断力も 徐々に
失っていくのだと思う。



ギャンブルをするのならば、損はしたくないと
考えるのは危険だと思う。

親戚に貸すお金 ( 借金 ) と同じで、戻ってくると
期待しないぐらいの覚悟が 必要ではないだろうか。

そもそも ギャンブルをする目的が何なのか・・・
自分自身が 根本から認識するだけでも、
大きく結果は違ってくると思う。



私は、子供の頃に、父の実家がギャンブルや借金で
崩壊したのを受けて、いつも父から諭されていた。
「ものを買うときは、借金するなよ。
 お金をためてから買うんだぞ。」
お金の恐ろしさは、父がいつも話してくれた。
だから、ローンも組まないし、借金もしない。
それがいいのか悪いのかは別として・・・
子供の頃に植えつけられた価値観は、根強く残る。
だから、人格形成のために費やされる年代に、
大人から聞いたことや教わったことは 影響が大きいと
感じている。



今は、知識なく、容易にスマートフォンで未成年者が
高額な買い物をしたり、オンラインゲームで大金を
課金したりできる時代だ。
ゲームで取り戻そうと、大人のキャッシュカードを
勝手に使用して、課金する未成年者もいるらしい。

大人たちが どのように情報を与え、自立させるために
如何に学習させていくのか・・・
これらは、大切な要素だと思う。

未来の日本は、彼らの手にあるのだから。



「 マイナンバー制度 」

2015年12月30日 | 日乗考察 -
今秋、私にも 書留で 「 マイナンバー 」 が 届いた。
国民一人一人に振り当てられた12桁の番号のことである。
正式名称は、「 社会保障・税番号 」 と言うらしい。

誤解もあったり、きちんと認識されていない現状の中、
制度だけが進んでいる感じがする。

TVでは過剰情報が提供され、将来に対する不安を抱いたり、
疑問が噴出している最中で、何かと問題があるように感じる。


来年の1月から 番号の利用が始まるので、仕事先から
マイナンバーの提示を求められている人も多いだろう。

現時点での使い方としては、社会保障と税の分野なのだが、
いろいろと誤解をしている人もいるようだ。



「 便利だなぁ 」 と思えるとしたら、それは ( おそらく )
2017年夏ぐらいからで、国と自治体がネットワーク化され、
個人情報をマイナンバーで照合するので、あらゆる手続きが
簡単になる時からだろう。
また、同様に、2017年1月からは、個人用のサイトである
マイナーポータル 」 が始まるようだ。
そこでは、自分が収めた税金や、将来もらえる年金などが、
自宅のパソコンでチェックできるようになる。



マイナンバーの目的としては、効率化と公平・公正な社会の
実現ということを謳っているが、これを具体的に言うと・・・
「 社会保険料 」 と 「 税金の徴収強化 」 なのだろう。
企業の年金未納対策など、末端の人間には衆智されていない
ことなどもある。 
会社が従業員の給料から天引きしていても、国に収めていないと
その従業員は ( 将来 ) 年金を受け取れなくなる。
そんなことは、あってはならないことだ。



とにかく、多くの人が 「 わかりにくい 」 と感じている制度が、
マイナンバー制度。
新しい仕組みなので、戸惑うことが多い。
そういう私も 通知カード を目にしながら、大掃除の途中で、つい・・・
見入ってしまった・・・。


国の思惑で進み、行政の都合のいい状態が優先されたため、
国民にとっては 複雑な制度 に なってしまっている。
理解できていない現実こそが、情報漏えいの元凶となるからこそ、
慎重に伝えなければならないのに・・・
私の印象からすると、「 丁寧に説明すること 」 が できていない。
もしかすると、来年、様々な問題やトラブルが起こる可能性がある。


    


将来に向けて拡大する可能性がある仕組みであるならば、
尚更、その都度、国は きちんと説明するべきだ。
それを怠って、一方的に実施しても、現場は問題回避には
程遠いのではないだろうか。

今からでも遅くない。
きちんと 説明をする姿勢 を、心から希望する。

理解できていない状態を放置するのは、一番よくないことだ。

今年の “ 不意打ち的に通した安保法案 ” のようなことは、
“ 本来は 許されるべきことではない ” と、私は 思う。



「 エンディングノート 」

2015年12月29日 | 日乗考察 -
私が ( 生まれて初めて ) 「 遺言書 」 を書いたのは、
母が亡くなって、父の見守りを はじめた頃だった。
そして、その後、介護人生活になった際には、より詳しく
遺言書を 書き直したのを 覚えている。
それらは、まだ開封されることなく、我がタンスの奥に
しまわれている・・・。




人は、予期せぬ事故 に巻き込まれてしまうことがある。
若くても、病気 になってしまうこともあるし・・・
もしもの時 」 というのは、ある日、突然にやってくる ものだ。


自分に関する情報や財産、意思、希望などを明確に記して、
周囲の人に書き記すことを目的とした 「 エンディング ノート 」。

最近は、適切に 編集された万人向けのノートが 売られており、
このたび 参考程度に 手に入れてみた。

そのノートの中には、あらゆる法律情報が盛り込まれていて、
自分が 自主的に書き込んで 仕上げるようになっている。

私の情報としては、住所や生年月日などの個人情報から、
保険証番号 ( 保管場所 )、年金番号 ( 保管場所 )、パスポート、
運転免許証、マイナンバー、趣味、好きな食べ物、服装、余命告知の有無、
手元に置いておきたいもの、して欲しくないもの、呼び名など。
「 知っておいて欲しい自分のこと 」 も 書くようになっていた。
すごく丁寧で、細やかに整理して明記するようになっている。



エンディングノートの項目は、多方面にわたっていて、
自分を取り巻く情報、生い立ち、ペット、家系図、親戚、友人、
どのような治療を受けたいのか、介護は誰に(どこに)託すのか、
介護費用の捻出方法、財産の意思表示、葬儀のやり方 や お墓、
その他、「 残された人にお願いしたこと 」 においては、
身の周りの物品整理から パソコンのデータをどうするかまで
書き記すように、既成のエンディングノートは 編集されていた。
なかなか詳しくできており、ページをめくるたびに、
「 なるほど 」と唸る項目が 幾つも あったりした。



母の時には、財産や登記簿謄本の在り処を 教えてもらった。
父の時には、私が管理をして、全てを 私に委ねられていた。
若くして身体を悪くし、両親共に はやく逝ったために、
私はひとり残されてしまったが、あらゆる経緯の中で
介護人として貴重な経験をさせてもらったと思っている。


次は、私の番だ。
このような 「 エンディングノート 」 を仕上げるまでには、
膨大な時間がかかりそうだ。
友人の住所や連絡先を書いて、葬儀には知らせるべきか否か、
そんな細かいことも 全て 明記するようにできているからだ。

「 医療・介護 」 「 財産 」 「 葬儀 」 「 お墓 」 ・・・
現在の私の想定外のことばかりだが、可能な限り、
少しずつ考えていかなければならない。
延命治療 や 尊厳死 などについても、しっかりと考えて、
自分の最期をイメージしながら、希望を整理していきたい。



家族であれば甘えられるようなことであっても・・・
他人の手を借りて お願いしなければならない私にとっては、
慎重に、明確に、書き記すことが良いのかもしれないと感じる。

普段は、話題にもできないようなことが多いし、それでいて、
重要な情報や事項なので、大切な 自分の伝言 となるだろう。


書き記すためには、心を決める必要があるので、その過程の中で
“ 私の人生を振り返ること ” が 多少なりとも できるかもしれない。


自分の裸の心の想いを残しておくことは、大切なことだと思う。
そんなことを感じながら、この 「 エンディングノート 」 を眺め、
押し寄せてくる新しい感慨を 今 かみしめている。


こういうことは 「 尊重されるべき意思表示となる 」 だろう。
そして、私自身が、将来、本当の “ 高齢者 ” になる前に、
日常の判断が難しい人格になってしまう前に、
少しずつ意識して 整理しておくべきだと思っている。
( まだまだ 前向きで 元気なうちに・・・ )


私が生きた証としても、大切な最後のメッセージとなるはずだ。



  
それにしても、
「 まだ10~15年先でも充分大丈夫かなぁ 」 と
思ってしまうことが、
「 もしもの時 」 には 困ることになるのかなぁ。

「 まだ早いんじゃないかぁ? 」 と思いたい事実 を
自分自身の中で 確認している・・・。