昨日までは、会場観戦して、今日からはテレビ観戦にした。
シーズン最後の演技ということで、代々木競技場に行ったが、
とにかく会場のてっぺんにまで人が入っていて、立見客もいた。
すごい人気だったようで、昨年よりも、お客さんの密度が凄い!
カメレンゴ先生は携帯で、会場をぐるりんと動画撮影していた。
お祭りイベント的競技会とはいえ、ISUのロゴがリンクの中央に
あるので、それなりに権威ある(ISU認定)競技会ではあるが・・・
目的が 団体戦であるからには、「チーム力」 が問われることと、
生観戦をすると、テレビには放送されていないチームの応援合戦が
何よりも興味深い雰囲気があり、見方も少しだけ変わる。
通常の競技会とは違う結束力があって、常に仲間に声を出している
同国選手の応援が、なんとも心地が良い。
心があったかくなる印象だ。
それが、国別対抗戦の良さでもあるように感じる。
昨年の国別対抗戦の衝撃的なラスト!
高橋選手のFS 「ブルース」 演技終了後の興奮状態が思い出された。
国の違いを超えて、皆で盛り上がった 「あの瞬間」 は、とても
気持ちの良い 「 時 」だったと思うし、素敵な思い出になった。
今年の(私の)席は、ちょうど団体応援席のカナダチームの斜め隣で、
一番前の席だったので、参加選手の応援状態が 良くみえる場所だった。
通路に、“あっついファン” が押し寄せることも・・・(笑)。
そのたびに、会場の管理の人(注意を促すスタッフ)に指摘されて、
そのやりとりもまた 興味深い 人間模様だった。
海外から来たという熱狂的なファンがいて、つい会話してしまった。
好きなものが共通していると、一緒に行った無知識の友人と話すより、
楽しかったりする。 複雑・・・(ごめんちゃい! :笑)。
遠征してきた(知らない)ファンと、不思議な “ 共感 ” が生まれた。
拍手のタイミングや、スタオべのタイミングが一緒で・・・
やはり楽しかったなぁ。
つい雑談までしてしまったし・・・。
今回で最後なのだという想いで観戦した高橋大輔選手の 「道化師」。
直前滑走選手のトラブル(棄権)のために、心なしか心配したけれど、
とてもしっかりと演技をしてくれたと思う。
パーフェクトではなかったけれど、私は 胸が熱くなった。
やはり、昨年とは違う感慨があった。
みんな、そんな気持ちの人も多かったと思うけれど・・・
国別対抗戦ということで、明るい雰囲気が漂っていて、湿っぽさはなく、
スカッと(今季を)終われて、本当に良かったと思う。
ジャンプも、ワールド後にエッジを戻したそうで、良くなってきた・・・。
昨年、観客に紹介された天井移動式カメラ「ロボット」は、せっかくドイツから
取り寄せたのに、期待に反して (昨年は) 非力だったように感じた。
しかし、今年は大活躍だった。
レンタル料代ぐらいは活かせていたと思う。
ただ、テレビ放送の番組では、時々スイッチングに欲がでたような編集があって、
微妙に複雑だったが、(某局みたいにステップの足元にテロップを出すことはなく)
とりあえず、昨年より、天井移動式カメラを使いこなせてきているように感じた。
天井定点カメラは好きではないが、移動式はゆっくりと操作すれば、臨場感が
でてくるように感じる。
昨年は、まだ、その連係がうまくいっていなかったように思う。
ただ、フィギュアスケートの映像鑑賞は、基本的にスイッチングがあまりなく、
ずっと全身をとらえている (身体全体が見える) のが、私は 一番好きだ。
振付の細かいつなぎや、微妙な身体の表現、当日の微妙な違いがわかるので、
シンプルで 忠実な記録映像が何よりだと思っている・・・。
本当に、それぞれの国別対抗戦があって、ドラマも色々とあった。
優勝したアメリカや、準優勝のカナダは、バランスが良く、
若い世代が出てきている。
ロシアも中国もそうだと思う。
17歳のグレイシー・ゴールド選手 (米) の スピンの速さと
安定感あるジャンプと演技・総合的な美しさは 目を惹いたが・・・
リアルな彼氏であるマックス・アーロン選手が、帰ってきた彼女を
がっしりと笑顔で抱きしめてあげて、“ 羨ましい清々しさ ” があった。
選手でありながら、同時に、プライベートでも充実している感じで、
とても健康的な状態だと (個人的には) 感じたなぁ・・・。
とにかく、日本は ペアがいないにもかかわらず、第三位とは、
とても素晴らしい結果だと思う。
すっぱりと、気持ち良く 今季に「線引き」をして、次に向けて
其々の選手が 再スタートしてほしい。
来シーズンは、ファンの応援に さらなる熱が入りそうだ。