私は、ずっと親戚の農家から 「
縁 故 米 」 を送ってもらい、
精米したての米 を 食べていた。
縁 故 米 とは・・・
「 農家が、自分達が食べるためだけに 育てる米 」 で、
それらは ( 縁がある ) 親戚や知人の家に 送られている。
当然、自分達が口に入れるものだけに、安全・安心な栽培方法で
育てている米である。
通常の販売ルートを通らず、本当の意味での “ 特別な米 ” 。
その親戚が、コメ余りに困っているという話を聞いた。
毎年、お米を分けていたお店が ( 突然 ) 営業を止めたことで、
お米がドタキャン状態になったようなのだ。
親戚の米は、縁故米なので・・・
農薬を使わず、また粒を大きくするための化学肥料も使っていない
ブランド米 「 コシヒカリ 」 である。
精米したての米は、本当においしいので、私は 「 炊き立て 」 しか
食べない癖がついていて・・・
その白米に、十五穀米や 十八穀米にして、ブレンドして食べてきた。
そういう関係の親戚が 困っていると聞けば・・・
私は、とりあえずの知り合いに、短いメールを送り散らかして・・・
「 米いりませんか? 」 というご案内をしてまわった。
おかげさまで、それを理由に、久しぶりに連絡したり、電話した人が
たくさんできたので、これは有難いことだった。
そして、今回の一連の経験で、いつも食べてきた白米から、
私の志向は、
胚芽米に、完全に移行していった・・・。
炊き立ての香りや、栄養価の高さ、また、食べ応えのある微妙な味。
正直、「
とりこになってしまいました 」。
健康に良くて、味もおいしい 胚芽米。
胚芽米が、こんなに美味しいなんて・・・?!
我が家には、いつも白米を送ってもらっていたが・・・
父にも私にも、胚芽米がよかったのに・・・。
食べた感想を、案内した知人に話すと、私の言葉を信じてくれて、
胚芽米の発注が、たくさんきた。
食べてくれることになった友人には、一人ずつ手紙を書いて、一俵30㎏を
保存できない ( 食べきれない ) という人用に、酸化を防止するための
布団圧縮袋を同封して、保存方法を ( 事細かく ) 手紙で説明した。
すると、15キロだった注文が、すぐに 30キロに変更になったりして・・・。
無償ボランティアながら、コメ売りに没頭した一週間だった。
私個人としては・・・
今回のことで、お米の仕組みについて、よくわかって良かったと思う。
世の中の米の流通内容や、普通の化学肥料の使用状況や、現代の精米技術、
本当に、いろいろなことを教えてもらって、楽しかった。
父と同居していた一軒家のお隣さんからも、お米の発注を受けたが、
白米発注の方には ( 私の独断で ) 胚芽米の試食用を送ることにした。
一度、食べてもらって、その違いを体験してもらうことから・・・だと
感じたからだ。
玄米は食べづらくても、胚芽米は ( それほど ) 白米とは変わらないし、
あの香ばしい味は、その人の好みの問題ではある。
しかし、健康志向の人には、栄養価が高いことを きちんと事実を整理して
お伝えしようと、現在、文書を整理中である。
我が親戚宅の米は、本当に 農薬や 化学肥料を使っていないので、
米自体が “ 生きている ” から、コメ虫が わいたりもする。
※流通米には、それを避けるために、保存剤や添加物が散布されている。
けれど、自然の米は、たいへんかもしれないけれど・・・
ちゃんとしたケアをしたら、これほど素晴らしい食品はない。
この米の生産者宅では、90歳のおじいちゃん&おばあちゃんが、
まだ健康でしっかりと ( 現役で ) 働いている。
身体に害のない食品で、栄養バランスのとれた食品を食べ続けていることは、
いろいろな意味でも 大切なことなのだろうと、しみじみと感じる。