仕事関係の懸案事項の結果がでる予定だった今日。
その知らせを密かに待ちながら、気持ちだけは落ち着かず・・・
転居荷物の整理にも疲れ果てていながら、手を止めることができず・・・
ちまちまと・・・夕食後から(ファイル整理を)始めていた時だった。
そんな今日。
私にとって、有り難いことが続いた。
懸案だった仕事の結果が、やっと まとまって前に進めたこと。
荷物の整理をしていたら、思わぬところから お金が出てきたこと。
電話の調子が悪く、ずっと使えなかったのだけれど、やっと開通し、
田舎の叔母などと話せたこと・・・などなど。
いろいろな有難いことが、同時に 押し寄せてきた感じだ。
これまでの私は、過去の仕事のプロジェクトごとに整理をして、
クリアファイルに大事な書類をまとめて保存してきた。
その数は、ものすごい量となっていた。
びっしりと、あらゆる事案のモノが、まとめられている。
仕事がほとんどだが、それ以外のものも、時々あったりもした。
仕事関係で言うなれば・・・
過去の仕事のやり方と、現在とは随分と変わってしまったので、
あまり参考になる資料はない・・・。
現在は、そのファイル一つ一つをチェックして、書類の殆どを
捨てる作業に入っている。
ふくれあがったクリアファイルから、抜き出すのは「連絡先」と、
「収支表」ぐらいで、あとは全部の紙(書類)を捨てることにした。
過程の作業は、もう私の身体と頭の中に「経験」として残っている。
今夜・・・
そのチェックしていたクリアファイルの中から「タイマイ金」が
見つかったのだ。
過去に二度ほど、そういうことはあったが、今日のは「17万円」。
自分で吃驚してしまい、目の前の“ピン札”に、胸がドキドキした。
そのクリアファイルにまとめられていたのは、父の葬儀関係の書類。
当時の担当医から、治療の詳細、請求書、葬儀関係の書類全般を、
ひとまとめにしていたファイルだった。
その中には、田舎から当地にお呼びした父の兄弟・姉妹の航空券から、
思い出したくない(見たくなかった)書類まで、きっちりとあって、
時間がタイムスリップしたような感じだった。
今だから見られる書類ばかりだった。
その中に、諸費用の残金が、手つかずのまま封筒に入って残っていた。
1万円のピン札が、17枚。
一つ一つをチェックしていなければ、この17万円はゴミ箱に入り、
(知らない内に)焼却炉で焼かれていたことだろう。
不思議なものだ。
貧乏性のような、私の慎重な性格からの行為が、一つ一つを確認させ、
こうして吃驚するような「ご褒美のようなもの」を与えてもらった。
結局は、自分のお金だけれど・・・ “忘れ去られていたお金”なので、
何故か「突然ふってわいた予想外のご褒美のようなもの」みたいな感覚だ。
今日は、公私・共に、夕方から・・・ 嬉しい出来事に出合い ・・・
なんとなく気分が良い感じだ。
身体は疲れているのに、気持ちは “ゆらゆらと揺らいでいる状態” だ。
最近、思い切り大声で笑ったり、やりたいことをやったりしていないので、
久しぶりにジェットコースターのような一日だったように思う。
気持ちの浮き沈みは、単純なことに作用され、多様な事に影響を受ける。
それでも、私の生活は、日々、少しずつでも 「前進している」と 思いたい。