「 文書改ざん 」

2018年03月16日 | 社会 -

最近は、森友問題ばかりだ。


立場のある人ほど 平気で
改ざん行為をするのではないか、と
思うことが しばしば!


自分の職域の本質を わかっていないから。
あるいは、
その立場や権力の脅威を感じていないから。


私からすれば、次のどれかだ。
1)自覚が薄い。
2)認識が甘い。
3)頭が悪い。

情報発信のあり方を考える

2017年09月30日 | 社会 -

これまで長く使用されてきた「 電波 」 と 「 紙 」 の世界に、
インターネット が加えられ、私たちの生活は激変した。



人と人を結びつけ、つながり感を利用した 「 SNS 」。

利用率はあがっており、総務省の報告書によると
かなりの確率で利用しているようだ。

インターネットの使用率は 83%に達しているが、
SNS使用者は まだまだ開拓の余地がある。

インターネットは 国の垣根を飛び越えることができ、
同時に、相互間の情報のやりとりが直接可能で、
これらは重要な利点だ。
その一方で、トラブルもある。
金銭的問題や、コミュニケーションのあり方、
ウイルスメール等による技術的な事件も増えている。
また、使用形態によっては、 「 拡散 」 により
人知れず 被害者を生み出していることも・・・。





情報発信が自由になったからこそ、考えたいことがある。
「 その情報は、本当に必要なのか 」
「 自分の人生が豊かになり、
他人にとっても 得になる情報なのか 」

そんなことを考えていたら、SNSの楽しみが半減しそうだ。
そういうことも分かる。
理解できるが、節度ある使い方が 必要なのだ。



実際、ネットに依存してしまう人も少なくないし、
拡散・炎上等によって 思わぬ事態を招くこともあり得る。

こんなことを心配しなければいけなくなった時代は、
ある意味で 個人の社会性が問われている とも言える。


健全な使い方をしている範疇であれば問題はないし、
人とつながる形態としては有効的な SNS。

トラブルの種にならないために、
自分で制御し、有効活用する努力が必要だと思う。




「 高齢社会 」

2017年07月30日 | 社会 -
ひと昔前は、「 高齢化社会 」 と言っていた。

すでに、現在は 「 高齢社会 」。
65歳以上の高齢者が全人口の26.7%である。
  < 昨年の総務省発表による >


高齢者といっても、バリバリ元気なお年寄りが多く、
社会貢献している。
病気になるまで、身体が動くまで・・・
そう言いながら、非常に元気な高齢者がおられるので、
日本社会の構図を見るようだ。

短時間で高齢社会になったという点では
世界と比べて日本は傑出しているかもしれない。




現在、80歳以上の人口は1千万人を超えている。

4人に1人が高齢者 という現実は、
今後の社会福祉関係に注目があたるし、
介護問題 」 というのが切実になってくる。



自分の問題として、
家族の問題として、
介護を考えなくてはならないのだ。




介護人の精神状態と生活環境を経験した私は、
より早めに自分の老後のことは考えていきたいと思う。




2035年には、3人に1人が高齢者 になる。
そういう推計を見るにつけ、高齢者ビジネスが
今後さらに発展しそうだとも感じている。



豊かさが失われた国

2017年07月23日 | 社会 -
「 昔は良かった 」 と嘆く世代ではない。

しかし、統計的にみると、やはり
微妙な感情が湧いてくる。
真面目に 日本のことを考えたくなる。



GDP ( Gross Domestic Product ) は、
国内総生産のことだが、
1年間に新しく作り出したモノやサービスの
( 付加価値 ) 合計額をあらわす。

GDPは、その国の経済力を測る尺度だ。





世界の名目GDPランキングで、2010年に
中国に抜かれ、この国が3位になった時には、
大きな ニュースになった。


それよりも、より注目したいのは、
世界の 「 一人あたりの名目GDP 」 である。
ルクセンブルク・スイス・ノルウェーなどは
トップクラスで、いかにもそれらしいイメージ!
日本といえば・・・
2000年に 3位だったのが、
15年を経た2015年には ( なんということか )
26位になってしまった。
( 最新順位は22位 )

数字が語るものは切実だ。
国民一人一人の経済力を測る尺度は、
かつてのパワフルな日本の地位ではない。


GDPの大きさで 給料は決まる。
家庭が使うお金、企業が将来のために使うお金、
政府が使うお金も 増えはしない。

経済成長率の推移や 一人あたりの名目GDP・・・
数字は 嘘をつかない。


豊かさが失われつつあることを、
統計の数字が物語っている。




ショッキングな暗殺事件

2017年02月17日 | 社会 -

この時代に 「 暗殺 」 なんて文字が 紙面に掲載され、
その詳細について報告され、検証されている事自体が、
正直に言うと・・・違和感がある。

毒殺や毒針、処刑等という言葉は、
半世紀以上前の時代を描いた歴史小説で よく読んだが、
21世紀の現代にも 存在していたのか、と。







日本社会は、世界の中でも 「 安全な国 」。

平和ボケと揶揄されても、心が 安心できる国は
ありがたいことである。


最近は、
痛ましい事件が増えた。
家族同士が蹴散らし合い 、傷つけ合い 、
トラブルになった ニュースを頻繁に聞く。


元都知事の想像を絶した公金の散財が露見しても、
彼が簡単に暗殺されたりしない国民性については、
穏やかな雰囲気を感じる。
おめでたいものさえ 感じるぐらいだ。

怒りの抗議デモも少なく、意見を主張することが
恥だと感じる世代もいる。

そんな日本 人、そして、日本!
ブラボーというべきか。



とにかく、
人が多い場所での毒殺 なんて、
実世界では ありえないことだと思っていた。

特殊訓練を受けた国家秘密機関の最高機密には
類似するようなケースがあるかもしれないが、
たいがいはマスメディアには載らないだろう。

自分の 平衡感覚が 揺らぐような不安、不信感、
それぐらいショッキングな事件だった。


日本は、これからも
限りなく 平和な国であって欲しい。




英国 EU離脱の選択

2016年06月24日 | 社会 -
国民投票恐ろしさ を 感じる結果となった。

国民投票 の側面を 思い知った気分だ。

地域で大きく割れたそうだが、ロンドンとスコットランドでは
残留票が圧倒的だったという。

まさに、歴史的な一日となった・・・。



キャメロン英首相は、辞意を表明。

欧州共同体 ( EC ) から40年、 離脱を選んだ英国民は、
28ヶ国で構成する欧州連合 ( EU ) という市場を捨て、
後戻りのできない道を 行くことになる。


ヨーロッパだけじゃなくて、
世界に与える影響は大きい。
これからのことを想像すれば するほど、
EUにとって 衝撃的な事実になってしまった と感じる。


金融、経済、政治
どのような影響が 出てくるのか。
すでに英ポンドは 急落しており、混沌とした混乱の前触れだろうか?!





英国は、金融・経済を安定させ、
これからも 世界に関与していく国 として
首脳陣は 粉骨砕身なのだろうが・・・
楽観的には考えられないように思う。

もちろん、離脱か残留かという基本的なことは、
どちらが良いのか・・・専門家ではないので、
よくわからない。



しかし・・・
どの国にも言えることかもしれないけれど、
「 国民投票 」 の驚異は、こういう現実にあるのだろう。

国の相対的な国益を判断するためには、
それだけの知識と余裕がなければならない。
しかし、人々は・・・目の前の現実に気が取られ、
国の将来や 世界経済のことまでは 考えない。
長期的ではなく、短期的なメリットと、
その時の損得が影響した 感情 を優先する。

選挙の際にも、似たようなイメージを受ける。


誇り高い民族性であるにもかかわらず、
貧富の差が激しく、厳しい社会の下部層で生きる国民は、
都市部の支配層への反発を 隠そうとはしない。


英国の国民投票の前には、
どれぐらいの議論がなされたのか!
非常に気になるところではある。



他国の選択に、日本国民は ただ見守るだけではあるが、
その影響は避けられない。
どのように、世界が変化をしていくのか・・・
それを見極め、見届けなければならない。
というよりも、巻き込まれてしまうのだ。


英国は、いつの世も、
世界の中では 注目される存在 であり、
世界を牽引する国 であったはずである。
その誇り高き歴史を携えて、明るい未来 を
開拓してほしいものである。




九州・熊本が 震源地

2016年04月16日 | 社会 -
九州全域での地震(4/14)は、余震がすごくて、
どんどん現実が押し寄せてきているようだ。
死亡者、負傷者、停電、家屋倒壊、避難、
孤立もすすんでいる。

ニュース映像からの現実には、言葉を失う。

文化財も大きな損害を被ってしまった。


 熊本城


熊本には阿蘇山があって、二年ほど前から活動が
聞こえてきていたし・・・
良い温泉がある場所というのは、それなりに
リスクがないわけではない。

今回の熊本地震は、活断層のひずみのようだが、
とにかく余震の頻度が ものすごい。



 阿蘇神社



「3・11」を経験した時に、強く感じたのは、
現代生活に慣れすぎた自分の感覚 だった。

トイレの便座は あったかくて、
水洗トイレは当たり前。
台所の蛇口をひねれば 水が出て、
スイッチを入れれば テレビがつく・・・的な
現代生活の便利さ
そんなことが当然だと思い込んでいた “ 愚かさ ”。

これらは、普通の生活基準ではない。
それなのに、摩耗した常識観念は 「 当然だ 」 と
思えるぐらいになっていた。



停電して初めて気づくこと。
ありがたく感じる日々の生活環境。

スマホに依存している多くの人々にも、弊害をもたらし、
日々の快適性は失われていることだろう。
スマホもケータイも、電気がなければ意味をもたず、
通信手段としても電波を使うことができない。


地震が多い国だからこそ、防災にも気を遣いつつ、
日頃からの自覚と準備が必要なのだろうと感じる。



「3・11」で出会った東北の人々が、
「 命あるだけでも もうけもの 」 とおっしゃられ、
“ 一生懸命に、皆で生きていこうとしていたこと ” が、
今も心に残っている。
あの姿勢には、頭が下がった。
たくましく、元気に、前向きでいられるのは、
元気だからではないだろうか と ( 当時は ) 思えた。

健康こそが、第一のスタートラインかもしれない。


避難所生活になられた方々が、少しでも楽な気持ちで過ごし、
できるだけ早く生活の基盤をつくられることを願います。


日本の「美」と「美意識」

2016年03月02日 | 社会 -


東京オリンピックにむけて、さらに注目される 「 日本らしさ 」。

日本の 「 」 とは、いったいどのようなものなのだろう。

私の場合は、経験もしていないのに、郷愁を誘う雰囲気 に、
日本の原風景を感じたりするが、その「 原風景 」 そのものが、
今や イメージの世界でしかない


古びたものや、古めかしいことを美しいとするような意識は、
歴史上では俳諧や能楽の世界で重要視されるようになるが、
あらゆる日本の文化道の断片で 垣間見える。

現代も骨董品に人気があるのは、こういう意識があるのかも・・・。


対照的に思えるのは、
西洋文化の飾り立てることで 「 美 」 を表現するものと、
日本文化の飾らないことで 「 美 」 を表現するというもの。

かつて 仕事がらみで “ 私がいつも傍にいた人 ” は、
日本文化を 「 削ぎ落とされた文化だ 」 と
説明していた。
あの表現は 適切だったなぁ と、今になって 感じる。



」は、現代にも通じる美意識だと思うが、
はっきりとした意味は わからない。
「かっこいい」や「すっきりしている」、「おしゃれだ」とかかなぁ
とにかく、飾ることなく、すんなりと、美的感覚も シンプル な感じが、
まさに 私のイメージする 「 made in Japan 」 だ。





日本は、森林大国だったので、興味深い建築物や建具など、そして、
装飾品、日用品なども、昔ながらの木材でつくられているものが多い。
そういうものに、( 何故だか ) ホッとして 安心感を抱くのは、
私自身が 単純に “ 木材と近い関係にあった 日本人 ” だからだ。

木材と共に、文明を発展させてきた 日本人ならではの美意識 が、
私の根底に 残っているように思うのだ。


「 安保法案 」 反対デモ

2015年09月16日 | 社会 -

多様性 を謳う世の中なれど・・・
法案に関しては、少数派が多数派を飲み込むのは、基本的に
オカシイ話である。


     


現在、三分の二の国民が 安保法案に反対しており、
八割以上の国民が 説明を求めている。

     充分な説明をせず、議論に関しても時間足らずだ。

そういう 民意 を無視して、法案が通ることになれば、
日本は 民主主義国家ではなくなってしまう・・・。


    


今夜のニュースでは、国会議事堂前に広がる国民の姿から、
必死な気持ちが伝わってきた。


そもそも、法律専門家が ・・・ あれだけ 「 違憲である 」 と
言っていたのに、何故このような流れになってしまうのか。
八割以上の専門家が 「 違憲だ 」 という意見なのに・・・。
                ( ダジャレじゃないよ )


このような状況になるまで、放置していたマスコミ関係者や、
報道の現場担当者、文化人、ジャーナリストにも、
しっかりと 罪はあると思う。
より切実に、丁寧に、わかりやすく、もっと 国民目線で
伝えて欲しかったし、
はからずとも  ( 多少なりとも ) その義務があったと思うからだ。 


ここまでくると無関心ではいられない状況になってきて、
日本の未来 と、日本独自の 憲法を守ろうとする意識
どんどんと膨れ上がっている。

抗議デモは、安全保障関連法案に対する国民の意思表示である。
それを完全に無視するような内閣は、非常に 鳥肌がたつほど
恐ろしい雰囲気を感じる。



明日には・・・
大人しいと思われている 日本人の抗議デモ姿 が、
世界中に流れていくのだろう。
それもまた、アイディンティーの一つの側面であり、
我が民族の素晴らしさだ。

成るようになる とはいえ、無関心ではいられない。


阿蘇山が爆発的噴火!

2015年09月14日 | 社会 -
ええ~、阿蘇山が噴火したぁ!

午後一番に、響き渡った “ 驚いたような声 ”。
その言葉で、皆が一斉に ネットでニュースチェックを始めた。

まさかぁ、そんなことがぁー。 」

修学旅行で訪れた阿蘇山 と、草千里 の美しさが、
おぼろげに思い出され・・・
黒い噴煙の写真が嘘のようだった。



今日は、全米オープンテニス決勝戦。
雨で試合開始時間が延びて・・・
フェデラーは、 また ジョコビッチに敗れた。
その個人的な大ショックを、一機に 打ち消すような
衝撃的なニュースだった。



日々、荒れて、荒れて、日本列島のマグマが ぐつぐつと
活動を始めているようだ。
幾つかの場所で、着実に 息を吹き返したゴジラのように
噴火が続いている。


日本列島の至る場所で、大きな出来事が起こっているのだ。
そんな現象が続く・・・。




日々膨れ上がってきた人びとの輪は、
安保法案をめぐって、国会前に デモとして 5万人も集まり、
それは 同時に 全国規模で 広がっている。
これも また、説明責任を果たさずして、法案成立に向かう
現政権へ向けた 国民の 心のマグマ が噴出してきているようだ。

因果関係はなくとも、それを感じるような偶然性はある。

現在の日本は荒れている。
政治も、社会も、自然も・・・。

人びとの 穏やかな暮らし が 脅かされることは、快くない。
しかし、一般国民に できることには限りがある。
地球そのものが 有限であるように・・・。



東京2020オリンピック

2015年09月01日 | 社会 -

「東京オリンピック」のロゴが使用中止になった。


今日、突然の報道に・・・複雑な心情が禁じえない。
東京2020オリンピックのパートナーとして、多くの企業が
決定しており、このエンブレムもたくさん使用されている。
チラシ、パネル、のぼり、など・・・。
それらの印刷物や啓発物品は、どうなるのだろう。

今までに制作されたロゴ関係の総額を公にしてほしいものだ。




過日、「国立競技場」の着工デザインが見直しになった。


屋根だけの制作費が980億円となり、あの東京ドームが最低でも
二つは制作できる費用が計上されていた。  (屋根だけの費用でだょん)




東京2020オリンピック 準備開始 当初から
上記のような “ つまづいたような現実 ” が続き、
次々に明らかになる状況に、口がふさがらなくなった。

本来 デザイナーに幾らのギャランティが支払われていて、
見直しをしたり、契約形態を変更することで・・・
いくらの金額が 違約金として 支払われるのだろうか。
報道で言われている金額は、膨大な額だ。

デザイン以外にも、すでに契約を交わしている建設企業や
多種多様な団体は たくさんあるだろう。







日本という国は、穏やかな雰囲気がして、親切な人が多く、
規律を守り、真面目な国民性だと思う。

しかし、その反面・・・ 
「 平和ボケだ 」 と言われることも多く、はっきりと
意見を主張できない人々が多く見受けられる。
これも、国民性だろうか。

責任を取りたがらず、厳しい最終決定をしたがらないし、
問題を先送りにしたがる傾向がある。
先送りしたって、たった少しの期間なのに・・・。

腹のくくりが弱いというイメージの政治家も多い。



ナイーブで細やかな神経は、素晴らしい結果を産むが、
短所として前面に出た場合は、救いようがない泥沼に入る。




東京2020オリンピック には、期待をかけている国民が多い。
楽しみにしているから、芳しくないニュースを見るのは辛いものだ。

私は、生ぬるい関係者の対応と、経緯にまつわる説明が不明瞭で、
まどろっこしさを感じる。
また、使用金額の額の貴重さを思い知ってほしい と感じてしまう。

日本には、現状、どれぐらの借金があるのか 忘れてはいないはずだ。



今後、明確なリーダーシップがとれる人材が、舵をとってくれることを
心から 期待している。


幸福であるということ

2014年11月22日 | 社会 -
ひところ、国王が来日にして、注目された 「 ブータン 」。
世界一、幸せな国だ と言われている。


ブータンでは、家を勝手に建ててはいけないし・・・
森も 勝手に伐採してはいけない。

伝統を大切にする国だ。
食文化は、野菜と乾物を好み、多彩な料理法があり、
人々は全てに感謝して 満足しながら “ 生きている ”。
強いリーダーシップがあり、国民はアイデンティティーを保って、
世界の変化にも対応している。

伝統を継承している傍ら、文明をも しっかりと取り込んでいる国。
それが、「 ブータン 」 だ。




歴史的な背景がある、この国だけの仏教文化。
その独自性に育まれた穏やかな思考は、人々の生活の基本となり、
培われてきた教養を世界に発信しているようにも感じる。

子供たちは、国が定めた高度な教育を受けることができて、
しっかりとした意見を持っている女性が政治・医療の役職につき、
日本のように揚げ足をとる人種もおらず、明らかに 健全だ。



その全体的なイメージと、人々の暮らしぶりは・・・
「 一昔前の日本に似ている 」 という感想を持たれるようだ。





日本は、すっかりと様変わりをしてしまった・・・。
 
今、このときの日本という国では、突然の解散総選挙で持ちきりだ。
こうして ( 国民の意思にかかわらず ) 次々と変化を強いられる状況は、
日常生活にも少なからず影響をあたえるだろう。


何が幸福で、どのようにしている時に幸福なのかという質問にさえ、
今の日本では 「 自分の見解を述べられない人が多い 」 と思う。
そういうこと以外にも、“ 考えたりすること ” が少なくなって、
ただスマホやゲーム機をいじり、時間がすぎゆくだけの人も・・・。
税金の使い道や、政界の動向にも意識が向かず、
我が国への愛情も萎えてしまっている印象さえする。
自分の半径3mの出来事にしか関心がないような人が多い。



「ブータン」が注目された要素として、
国民総幸福量( Gross National Happiness, GNH )、
または 国民総幸福感がある。
これらは、国民全体の幸福度 」 を示す “ 尺度 ”である。
そして、国民総生産 ( Gross National Product, GNP ) や
国内総生産 ( GDP ) とは、全く違うもの ( 計算方法が違う ) である。



果たして、日本人は しあわせなのだろうか・・・。
社会全体の経済生産や、物質的な豊かさだけに注目すると、
お金や数値だけの基準で はかられてしまい、「 幸 福 」 という
大切な観点を見失うことにも なりかねない。
強い口調で弁明を繰り返す政治家の脳みその中には、
どのような基準が 軸となっているのだろう。
それを選挙という形通りの無常なシステムで決定する社会の側面は、
国民の生活を評価する比較価値論として誤解される可能性を秘め、
何か大きなパワーに操作されているような妄想が浮かんでくる。


何よりも簡潔なことは、人々の満足度と、国や政治にむけた期待度!
そして、私たちの日常生活の安心・安定・安全である。
日本国の人びとが、どれだけ納得しているのか・・・ということだ。

今一度、根源的なことを考えてみたい という気持ちがしている。


青色LED 「ブレイクスルー」

2014年10月07日 | 社会 -
今年のノーベル賞物理学賞に、3人の日本人研究者が選ばれた。
キーワードは、「 青色 LED 」 だ。
受賞した研究者は、赤崎勇氏 ・ 天野浩氏 ・ 中村修二氏。

20世紀中の発明は 不可能だ! ” と言われていただけに、
青色LEDの発明が 中村氏によって発表された当時 (平成5年) は、
本当に 世界中の研究者を筆頭に 多くの人々が 驚いたものだ。



くしくも、中村修二氏の・・・ その発明の経過による独自性から、
「 ブレイクスルー 」 という言葉が広がり、さらに、企業と個人の
「 知的所有権 」 の問題にまで 波及していった。
  < 発明の “ 相当なる対価 ” とはいくらか?・・・と >
それだけ 発明によって もたらされる経済的効果は膨大で、
今現在も、そういう恩恵にあずかっている企業は 多いからだ。



「 技術立国:日本 」 の面影を偲ばせる 「 青色LEDの発明 」 は、
私に たくさんのことを考えさせてくれる “ きっかけ ” になった。
そして、実際にも この発明が 世の中に与える変化と影響は大きく、
その後の常識を変える技術として ( 今や ) 定着してしまっている。

光の三原色:赤・緑・青のLEDが全部そろったことで、あらゆる色が
出せるようになった成果は ものすごい。

私自身も 家中の電球は LEDに変更して、頻繁に電球を交換することが
なくなって便利になったし・・・、それ以降は、ディスプレイの鮮明さや、
ブルーレイディスクの開発にも繋がっている。



日本人の細やかさ独創性、 コツコツと積み上げていく粘り強さ は、
国民の特徴として、こうした発明にも 反映されている と 思う。
しかしながら、それらの発明によって 変わった環境が、便利すぎる娯楽を
産みだしたことで、子供たちや若者が 「 一過的な遊びへの逃避 」 に走り、
その脳細胞の発育を妨げたり、日本人が持っているべき 素晴らしき特徴
喪失していないことを 願うばかりだ。

      

日本のように あらゆる要素において 秀でた環境を持っている国は少ない。
それを維持し続けられる可能性は、次世代の人々に かかっている。
全員が有能である必要など毛頭ないが、“ 日本人が守り続けてきた独自性 ” を
なくさない才能の育て方をしてほしい。
それは、すでに麻痺してしまっているかもしれない自国の政治家や 教育団体が、
もっと もっと 切実な姿勢で、捉えてほしいものである。



「 ノーベル賞 」 は、過去の業績に対して贈られる賞である。
20年間が経て、また 日本に 「 世紀の大発明 」 を成し遂げられる才能が
育っているのかどうか・・・ そのあたりが、私の興味を そそる部分だ。

この国の財産であり、この国の可能性を秘めた才能は、まだ埋もれたまま・・・。
それを掘り起こし、育て上げるのは、他でもない・・・ この国自身だと思う。


集団自衛権 本日決定!

2014年07月01日 | 社会 -
残念ながら、私は 「 同じ日本人 」 でありながら、
安倍総理の説明発言を理解できない時がある。

ペルソナのような表情と相まって、抽象的で、ざっくりとした
言葉が続くために、その真意が読み取れないことがあり、
また同様に、正直に言うと理解できない時がある。
自分の中では、現実的なイメージが繋がっていかないからだ。

言葉遊びとまでは言わないし、そこまでの説得力はないが、
今回の自民党政権のあらゆる行動や対処方法については、
同調できない事実も多い。
変わらず、政治家の失言は多く、根底にある意識からして
庶民の我々とは違う感覚なのだと思い知らされる。



一国の総理大臣ともなれば、背負っているものは大きい。

以前のPKOの際も、決定を主導したのは自民党の彼らだし・・・
バブルという現象もまた、火種は彼らにあると思う。

日本の大事な指針が (知らぬ間に) 変えられていないように
私たちは 「 ことの流れ 」 を見守る必要が出てきた。

政界の決定に賛同でき、その説明に理解が伴えば・・・
このような不安を感じることはないし、
今後も、あるひとつの権限を任せることはできたかもしれない。
しかし、言語が同じであるにもかかわらず・・・
「理解できない部分が多い」「矛盾を感じてしまう発言だ」 と
感じてしまうのであれば、これは・・・問題ではないだろうか。



スポーツ観戦に浮かれ、寝不足に頭を抱えている場合ではない。
W杯に浮かれている間に、またもや自民党がやってくれた。
いや、やられちゃった・・・という表現が的確だろうか。

それでも、この国の平衡感覚がゆらぐことがなければ良いが、
影でなんらかの取り交わしがあったり、即効的な決議で
なしくずしにされてしまうのは、本当に いただけないことだ。
細かいことでも、わかりやすく報道してくれる機関とか、
何らかのチェック団体が発足することを願うばかりだ。
「 マスコミでは、完全に信頼できない 」 という部分も また、
非常に 切ない現実である。
気骨のあるジャーナリストは、どんどんと いなくなってきた。
この国の 「 おまわりさん 」 は、どこへ行ってしまったのだろう。

緊迫するウクライナ情勢

2014年03月04日 | 社会 -
ソチオリンピック閉会式が無事に終わった途端、突然の出来事だった。

ロシアのプーチン政権が強行した 「 ウクライナ 」 への脅迫的な行為が、
パラリンピック(冬の祭典)に影響を与えている。

政治的な軍事行動が、スポーツの平和の祭典に与えた驚異!

ロシアとウクライナは隣国だ。 ソチからも近い。
国際パラリンピック委員会(IPC)は選手団の安全を確保するために、
ウクライナ情勢を監視すると表明。
平和的解決を求める声明を出したが、果たしてそれは・・・かなうのか。

何事もなく、パラリンピックが終えられることを願う。