教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

4月三回目の教室 カワトンボあらわる☆

2016年04月16日 | 教室風景

朝から快晴!4月三回目の教室日は心地よく爽やかなお天気で
最高の制作日和でした。


下地作りにも描きこみにもぴったり。画面の乾きが速く、効率よく
仕事を進めることができました。


午後にYさんが水彩画を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

熊本にお子さんが住んでいるという方が二人おられ、心配しました。
地震の体験や備えなど皆さんでお話ししました。


朝の森はにぎやかでした。
入口で産卵場所を探しているルリタテハを見かけたと思ったら
コジュケイが道を横切ったり。


ニリンソウの中にわずかにイチリンソウが咲いています。
カエデの若葉も展開して、あたりはすっかり黄緑色です。


遅咲きの桜は小花でひかえめな佇まい。
クヌギの芽吹きとの組み合わせも春らしい☆

目の前をきらり光るものが飛びました。


え~カワトンボだ!早い!
毎年ゴールデンウィークぐらいに会えると思っていました。


ぴかぴかのハラビロトンボも!
2週間ほど早く季節が進んでいるような感覚におちいりました。


いつもと違う鳴き声で追いかけっこをするタイワンリス。
恋の季節でしょうか。

桜の薄いピンク色がなくなったと思ったら森は一気に初夏の装い。
汗をかきながらそろそろ蚊対策が必要かなと思いました。

 


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早春の妖精に会う♪

2016年04月15日 | 生き物

春のお天気は変わりやすい!今年は実感しています。
重い雲がたれこめていた先日、公園をかけあしで散歩すると


枝垂れ桜にシジュウカラ♪


夢中になっていたのは花の蜜、ではなくて枝先の虫なのかな?


もうそろそろ旅立ちの時・・と考えているかようなツグミ

ビュン!元気よく白いチョウが飛んできて

タンポポに。こちらはご存知モンシロチョウ。

低いところを滑空するようにのんびり優雅に飛んでいたのが

ツマキチョウのオスです~♪
やっと撮影できました。側溝の横だけれど・・。


会いたかった早春の妖精♪曇り続きで心配していたのです。
クヌギやコナラのある公園でなく、頻繁に草刈がされている住宅街に
隣接する公園で会えるのが毎年不思議でなりません。

そのほか、面白い出会いもありました。
食事に立ち寄ったファミリーレストランの椅子に気になる虫が。


眼の前のヘラのような部分がカモノハシみたい。
体長10mmほどと小さいので画面を拡大して見ると


愛嬌のある表情をしています。デジカメを持っていてよかった~!
ホシコミミズク、という名前のようです。
外に逃がそうと思った時にはもうどこかに飛んで見えなくなっていました。

春はいいな~♪いろいろな生き物に会えます。
晴れが楽しみでしかたありません。


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Aさんの日本画完成

2016年04月14日 | 教室風景

Aさんは海の生き物を描かれました。


「遊泳」 日本画 P10

青く澄んだ海のなか。妖しげな色に輝きながらミズクラゲがゆうらり漂って
います。弾力のある厚い傘は内臓が見えるほど透明ですが、その様子は
幅広い白色でこだわりを持って表現されておりその美しさに惹きこまれます。

近づいてみました。

粗い粒子の岩絵の具をじっくり重ねて創りあげた海は艶のある深い色と
なってクラゲを幻想的に浮かび上がらせています。胡粉で描きこまれた
強弱硬軟、流麗な線も大きな魅力。その浮遊感に心癒される作品です。

様々なモチーフに取り組む研究熱心なAさん。次の作品も楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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緑色のヤエザクラ

2016年04月14日 | その他

ソメイヨシノはだいぶ散ってしまいましたが
ヤエザクラが咲きだしましたね♪

ピンク色の花が多いなか目立っていた黄緑色の花が2種。

こちらは「ウコン」
花の色は白っぽい黄色と黄緑色の間。葉も明るい褐色です。


こちらは「ギョイコウ」
花弁に緑色の線が入り葉の色は褐色と緑色の間。
ウコン、ギョイコウとも満開時にば花の中心に紅色の線が出て
楽しみが長く続きます。


こちらはよく見る濃いめのピンク色のヤエザクラですが名前ははっきりせず。
調べてみて桜の品種の多さに驚きました。


ミツバツツジにもうシャクナゲ!


目の覚めるような鮮やかピンクのハナモモ。
見つめていると力が湧いてくるようです。


公園の林床にひっそりと咲いていたこの花。
イカリソウの仲間かな?と思って調べると「イカリソウ・ルブナム」という
園芸種でした。

園芸種といえば

この黄色いカタクリ、「キバナカタクリ」は北米からやってきたそう。
なんだか日本のカタクリよりも大らかな姿。

「この森に元来生えていない、外来種の木は除伐します」
という内容の看板をあちこちの公園で見かけるようになりました。

その文章を見るたび”元来”とは何時代までさかのぼるのかな?
可能なのかな?などと考えつつ管理する方の苦労を思います。


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Kさんの新作日本画2点

2016年04月13日 | 教室風景

Kさんの新作を2点続けてご紹介いたします。


「波の華」  日本画  F6

しぶきのかかる岩場。佇む青年に仲良しの黒ラブが寄り添っています。
荒れた海原は晴れた空を映しながら色とりどりにきらめき、波の音が
聞こえてきそうです。静かな物語の中に熱情が感じられる作品です。

近づいてみました。

現実そのままの光景を描くのではなく、次々と頭に浮かぶ音や映像を
組み合わせて全身で表現するKさん。自ずと筆遣いも生命感に溢れ
画面がうごめいているようです。爽快で見ていると元気になります。

2点目です。

「晩秋の朝」  日本画  F6

これから朝日が昇ろうという時間。川沿いの道はまだ街灯がともっており
紅葉の木々はぼんやり見える程度で霧がかかっています。朱色に染まる
空が川面に映る様子に感動して描かれた彩りも鮮やかな力強い作品です。

近づいてみました。


やはりタッチが生き生きとしています。ほぼ黒に近かったという両岸は
何層にも岩絵の具を重ねて量感を出し、味わい深い色となりました。
おかれた絵の具がそれぞれ踊って弾けてエネルギーに満ちています。

明るく自由。ますます伸びやかなKさんの次の作品も楽しみです。
Kさんの過去の作品群はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”の中のKさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。

コメント (2)
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青空に桜は久しぶり♪

2016年04月13日 | 散歩

ようやくの青空です!思えば今年の桜シーズンは曇り空ばかり。
作業を進めなければならなかったのですが椅子に座っていられず
家を飛び出しました。


ああ・・まだ少し桜が残っていました。


はらはらと花びらが舞いおちて夢心地です。


もうリキュウバイの花が!

ふと足元を見ると

コロンとしたマルハナバチがゆっくり地面を歩いていました。
目覚めたばかりなのかもしれません。コマルハナバチの女王かな?

見守っていると

まん丸のお尻をぐるんぐるんと左右に回し、翅も左右前へ。
しっかりストレッチをした後ゆっくり低く飛び立ちました。
とっても可愛い貴重な仕草、動画で録りたかったな~!

違うモフモフさんにも会えました。

ブイ~ン!ビロードツリアブがカジイチゴの花を訪れていました。

こんなほほえましい後姿からは想像もできない面が!
早春に出現するビロードツリアブたちはヒメハナバチ科のハチの
幼虫を食べて成長する寄生者だというのです。
お母さんビロードツリアブは地面にあいたヒメハナバチ科のハチの
巣穴めがけて卵を投下するのだとか。

そう聞いて、花はない落葉だらけの地面近くを飛んでいて怪しい動きを
していたビロードツリアブたちをじっと見ていましたが何をしているのか
まったくわかりませんでした。でも楽しい♪


クサボケの咲くしげみに美人さんがいました!
この辺りで見るコはいつも綺麗。


こんなところにも。出始めのササでお腹がチクチクしないかな?

はっ、もうこんな時間!つい歩きすぎて疲れてしまういつものパターン。
春は浮き足立っているのでブレーキが壊れがちです。



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Hさんの新作日本画

2016年04月12日 | 教室風景

Hさんは動物をテーマに描かれました。


「ツガルさん」  日本画  F6

ご長寿で有名だったツガルさんを囲むように、Hさんの心のアンテナが反応
した世界の動物たちを配置しました。優しく輝く彼らの目が静かに語りかけて
くるようです。平和を願う心情が感じられるあたたかで細やかな作品です。

近づいてみました。

植物の繊維を漉き込んだ和紙が動物たちを結びつけ調和させています。
遊び心と確かな描写力で表された動物たちは美しくゆったりとしていて
存在感のバランスが絶妙。皆が会話しているような楽しさがあります。

多種多様なテーマに取り組まれているHさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の
なかのHさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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4月二回目の教室 オトシブミに出会う♪

2016年04月12日 | 教室風景

4月二回目の教室日は曇り。小雨が降ったと思ったら薄日が差すといった
不安定なお天気で、早春らしく少し寒い一日でした。


あたりはとても静かで小鳥たちの歌声が聞こえてくるばかり♪
集中してじっくり課題と向き合い、着実に作業を進めていきます。


午後にHさんがパステル画を完成させました。のちほどご紹介して
まいりますのでお楽しみに♪

三日ぶりの森はどんな様子かな?


鮮やかで濃い緑色が増えました!


芽吹きの森は優しい味わい♪

風が冷たくて強く、チョウはやっぱり無理かな?
見回すとブ~ン!

ビロードツリアブは元気に飛びまわっていました。


満開のニワトコの花にはキリギリスの仲間の赤ちゃん


柔らかそうな葉っぱが丸められていたので近づくと黒いオトシブミが2匹。
早くもゆりかごを作っていました。


体長5mmほど、ヒメクロオトシブミでしょうか。
こんな小さな体で葉の付け根に切り込みを入れ、葉脈に傷をつけて
産卵して葉を巻いていくなんて驚きです。

木の花もだいぶ咲いてきて森に甘酸っぱい香りが漂っていました。
春はゆっくり進んでほしい。見たいもの確かめたいものがたくさんあります。


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芽吹きの森で

2016年04月11日 | 自然

またたくまに華やいだ早春の森では


ジロボウエンゴサクにスミレの仲間がますます増えて


寝ぼけまなこのアマガエルにも会えました。


久しぶり!大好きなムラサキシジミに


あれっ?
こちらを見つめるこの生き物・・・


つやっつやのニホントカゲでした。
蛇も見られるかもしれない、とものすごく注意して歩きましたが残念。
楽しみはこれからに持ち越しです。


コナラの新芽が美味しそう。
もしかしてミヤマセセリの卵があるかもしれない!


目の高さにあった若い梢を見ると枝先に筒のようなものが。
へ~、コナラの新芽は硬い殻から出てくるの?

確かめようと指先でつまむと、ふわっ!


蛾だった~、ごめんなさい!
指に鱗粉が少しつきましたが蛾の無事は確認できました。

翅の長さが25mmほど、頭頂部に角のような毛束がありました。
特徴ある姿なのですぐ名前がわかるかな~と思って検索しましたが
数が多すぎて、くじけました。

コナラの新芽に虫やその卵や幼虫がついているのは当然。
不用意に掴んではいけなかったですね。
森にお邪魔している立場、丁寧にゆっくりとを心がけようとあらためて思いました。


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トンボにチョウ早春の顔ぶれ♪

2016年04月10日 | 生き物

早春を味わいに森へ行きました。


まだ桜も残っているなか木々も新芽を出して・・なんと美しいのでしょう。


森全体にエネルギーが満ちています♪
小鳥たちのさえずりが賑やかで飛ぶ虫も多い・・・あれっ?

トンボだぁ~!


暗いしげみを3~4頭の細いトンボがふわふわ舞っていました。
写真の個体はホソミオツネントンボのメスのようです。

池のあるところからはだいぶ上がった場所で出会いましたが
これからペアになって水辺へ産卵しに行くのかな?
昨年の春、猪苗代湖周りをめぐったときはオツネントンボのペア
たくさん会えたことを思い出しました。

そして、早春にしか会えないチョウ


ミヤマセセリにも会えました~♪


こんなにミヤマセセリを多く見たのは初めてで、この日に一斉に羽化した
のかと思うほどでした。見かけたのはほぼオス。これからメスがでてくる
のかな?昨年は産卵シーンに立ち会うことができましたっけ。
今年もいろんなシーンが見られるといいなぁ。

日当たりと見晴らしのよいところでは


冬越しに成功したこのヒオドシチョウが占有行動をとっていました。
皆ボロボロ。これから次の世代を残す戦いが始まるのですね。


テングチョウたちは梢の高いところを飛んでいました。


スミレの谷だ~♪そうっと歩かないと。

会いたかった春の妖精たちに会えてひと安心。森が深い緑一色になる前に
また行ければよいな~。素敵な季節は瞬く間に去ってゆきます。


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