癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

夕暮れ速攻登山~蓼科山

2009年08月01日 | 登山・旅行
明日の予定の北八ヶ岳の百名山の蓼科山(2530m)の大河原峠登山口へ向かったら、なんと諏訪富士と呼ばれる端正な頂上が見えているではないか(画像)。

しかし、登山口に着いたのが17:30。ガイドブックの時間が1時間40分。急げば明るい19:00までには着くだろう。明日が晴れる保障はまったくない。下山はヘッドランプでも良い。

急いで準備をして、泥んこやぬかるみに備えて、革靴の登山靴。愛用のスパイク長靴を持って来なかったことが悔やまれる。17:45スタート。沢の中を歩いているような登り、沼のようなぬかるみを避けながら飛ばす。

蓼科山荘まで登ると頂上が見えてくるが、残念ながらガスに覆われてしまっている。あと1時間早ければ、すっきりした頂上だっただろうと思うと悔しい。最後の急な岩場を這うように登り切る。

ちょうど1時間で累々と広く岩の積み重なった頂上に到着。残念ながら展望なし。明日、もしすっきり晴れたら登り直しても良いと気を取り直して下山開始。

途中からヘッドランプ使用。下山はゆっくりだったので、登りと同じ1時間。19:50ゴール。いつもは寝ている時間だ。東側の街並みの灯に癒された。後ろを振り向いたら雲間から月まで見えている。

今晩はここに泊まり、明日晴れたらまた登り直そう。もし、雨だったら儲けもの・・・。

1年振りの親子もどき登山~鉢盛山

2009年08月01日 | 登山・旅行
今日の鉢盛山は、昨年北アルプスの鍬崎山登山口で出会って同行して以来、お付き合いいただいている今春山形市から甲斐市に転勤したSaさんからのお誘いである。

彼は、息子と同じ年齢で、やはり日本三百名山完登を目指して、現在230山以上踏破している青年である。1年振りに親子登山もどきの再現となった。

鉢盛山(2446m)は三百名山で、長野県波田町、朝日村、木祖村、奈川村の4町村の境に位置する奥深い山である。これらの町村の水源の山で、雨乞いの山としての歴史もあるようだ。全山が森林に覆われて江戸時代までは「八森山」だったらしい。

林道ゲートの鍵を波田町役場から借りてきた彼と5:00にゲート前で待ち合わせて、彼のランクルで長い林道を走る。

5:40登山口をスタート。上空には青空が見えて喜んだが、それは頂上と反対方向で、結局頂上はガスで展望なし。天気が良ければ、北アルプスの展望が広がるらしい。覚悟していた雨に降られなかっただけでも儲けものである。

山頂には、なぜか赤いペンキで塗られた一等三角点を中心に、雨乞いの習わしの名残となる鉢盛権現の祠が各町村に向いて設置されていた。

登り、1時間40分。下り、1時間20分。8:55ちょっと呆気ないゴール。林道ゲート前で再会を期して別れ、松本まで出て来ても10:30だった。天気が良ければ蓼科山でも登れそうな時刻だった。

たまたま見つけた建物すべてと敷地ぐるみ重要文化財指定となっている「馬場屋敷」に寄る。その後、郊外の美ヶ原温泉へ向かい、4年前にも入ったことのある300円の白糸の湯へ。上がったら強烈な雷雨になった。


さて、問題は明日以降の計画である・・・本来であれば南アルプス南部の山に戻りたいところであるが、向こう1週間は曇りか雨ばかり。明後日から比較的安定しそうなのが、まだ登り残している長野県北部と群馬県界隈の山。八ヶ岳連峰も明後日には回復しそう。

そこで、明日は雨が降ってなかったら、蓼科山と天狗岳に登ってしまい、八ヶ岳連峰の展望は、天候回復しそうな明後日の赤岳に掛ける。明日がダメな場合は、そのまま1日延期して、とにかく八ヶ岳連峰の3山を終えてしまう。

その上で南アルプス南部の長期予報が変わらない場合は、群馬県や長野県北部へ転進する・・・ということで、これから明日の蓼科山の大河原峠登山口へ向かうことに。