癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

介護保険に想う

2009年08月20日 | 日常生活・つぶやき
(画像は、南アルプス千枚岳でしか目にできない白花のタカネビランジ~本文とは関係ありません)

 今年3月で介護保険料なるものを払わなくてはならない年齢になり、請求書が届いた。「介護」という言葉の響きに寂しさを覚えながら、「もう、そんな歳になったのか」と改めて年齢を実感した。しかし、そのまま暫く放っておいたら督促状がきたので、昨日、慌てて口座振り込みの手続きをした。
 
 「介護」・・・寝たきり、痴呆などで、入浴、排せつ、食事等の日常生活動作について介護を必要とする状態(要介護状態)・・・この様な状態で頑張っている人には非常に申し訳ないが、こうまでなって長生きはしたくないというのが本音である。しかし、それは誰でも願うことであろう。自分の人生の終末は自分で選択できないだけに現実は厳しい。

 特に、退職後は、好き放題の人生を送っている自分は、ろくな終わり方をしないのではないかと心配している・・・・。

 以前、子供達に「お父ちゃんは、足腰だけ丈夫な徘徊老人になりそうだ。そうなったら寝たきりより手が悪いな~」と言われたことがある。確かに足腰はまだ自信がある。しかし、頭の方は確実にボケが始まっている・・・固有名詞が出てこない、忘れ物が多くなった・・・・。

 しかし、まだ守りに回りたくない。やがて、歩きたくとも歩けないとき、やりたくてもできなくなるときが必ずやってくる・・・その日のためにも、可能な限り、ささやかでもいいから挑戦できるもの、自分の生きがいとなるものを見つけてはその目標に向かって突き進みたいものだ。