<頂上から恵山と海向山を望む。左のピークは越えてきた596ピーク>
函館の東部海岸の方は少しは天気が良いだろうと、ダメもとで古部丸山(691.1m)へ向かった。恵山や海向山の山頂から北側に聳える三角形の端正な頂上が非常に目立つ山で、「あの山は何という山ですか?」と聞かれることが多い山だ。
地図上では単なる丸山だが、通称は古部丸山。この山は、北海道の三角点の選点第1号(M29.7.4)の歴史的由緒ある山である。もちろん一等三角点で点名は「古部岳」。ちなみに、北海道の三角点の歴史は明治29年7月が最初で、古部岳、千軒岳、八幡岳の選点日はそれぞれ、M29.7.4、M29.7.18、M29.7.23で、いずれも館潔彦氏によるものだった。
頂上までの登山道はないが、林道が頂上直下の北側を通過しているので、夏は30分ほどの藪漕ぎで登頂できる。これまでにそのコースからと古部漁港に注ぐ相泊川を遡って2回登頂している。今回は、以前から漠然と考えていた冬季登頂へのトライだった
国道278号線から予定通り絵紙林道へ入った。幸い、最終人家のある少し上の国道から2.3km地点まで除雪されていたので、覚悟していた林道歩きが1時間ほど省かれた。途中の・286地点で林道を離れ、東尾根へ向かい、596ピークを越えて登頂した。東尾根の下(標高500m)までスキーで登り、その先は急なので、かんじきに履き替えて登った。
9:55スタート、登り2時間、下り55分、13:00ゴール。思っていたよりお手頃モードの楽勝登山だった。帰りにホテル恵風の温泉で疲れを癒した。
椴法華漁港の上(ホテル恵風への道)から望む古部丸山
林道の正面に見える596ピーク。頂上は左奥に位置するが見えない。
596ピークへの東尾根は伐採がされていて、道のように見える。境界線なのかも?
596ピーク手前から、596ピークと頂上を望む
雪が少ない一等三角点の頂上。後ろは恵山と海向山
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