癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

4回目の知内丸山

2015年06月08日 | 登山・旅行

 知内山地の一等三角点の山である。地図上では「丸山」だが、丸山は道内でも一番多い山名なので、ここも地名を冠して「知内丸山」(664.5m)と呼ばれている。小谷石から登山道が開削されたのは2007年で比較的新しい山である。自分の初登は、登山道ができる3ケ月前の2007年の冬。山スキーで頃内林道から燈明岳~奥丸山~知内岳~知内丸山と縦走をしている

 その後、登山道ができた10日後に登り、さらに、2011年には函館ライフスポーツの春の登山会でも登っている。

 今回は、昨日の大千軒岳に引き続き、『北海道夏山ガイド』の取材に来たTetsuさんに付き合っての4回目の訪問である。高曇りだが、遠望は津軽海峡を挟んで、下北半島や津軽半島はもちろん、岩木山や八甲田連峰まで見えた。

 登山道を登るのは3回目だが、改めて急登が多いことに驚いた。こんな急登が続く山にライフスポーツのメンバーは文句も言わずに良く登ったものだ。申し訳ない。

 登り2時間、下り1時間30分


登山口に建つ今年の5月13日に改築されてリニュアルオープンした「矢越山荘」。
小谷石の津波などのときの避難所になることははっきりしているらいい。
それ以外の利用方法や管理者も未定だそうだ。
できれば、一般の登山者も利用できるようにしてもらいたい。
この建物は、知内町内では一番最初(明治15年)に開校された旧矢越小学校校舎を模して改築されている。


段々畑の痕跡が残る登山道の続く尾根。この周りには人工的な平坦地が多く「開拓大地」の標識もある。
下山後、地元の人に聞いたら、昭和20年代まではあちこちの山奥に畑を作っていたとのこと。
水田を造る土地はなかったので、もっぱら主食のジャガイモが主な作物だったらしい。


ブナの幹が変形していくつかの顔のようにも見える「八面樹」


2本のブナが根元で絡み合い変形して、複雑に幹を何本も伸ばしている「百手観音」


林を抜け、小谷石の集落と津軽海峡をバックに、風が強くて木が育たないという稜線下の斜面を登る


眼下の小谷石集落と津軽海峡をはさんだ下北半島と津軽半島の眺め


ネマガリダケの稜線を辿り、一等三角点と落ちて欠けていた標識に迎えられて頂上へ到着


岩木山をズーム・・・こんなにはっきり見えたのは初めての経験だ。
無風でポカポカ陽気の頂上で、素晴らしい展望を楽しみながらのんびり休憩。


下山途中に、樹間から見えた知内の海岸線。奥に駒ヶ岳も横津連峰も見えた。


 詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)