癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

減る年金・増える支出

2015年06月09日 | 日常生活・つぶやき

昨朝、茂辺地の海岸で目にした光景

 春からこの時期まで、役職柄、いろいろな退職組織の総会等への出席が多い。今日も某退職組織函館支部の総会に来賓として招かれた。

 どの組織も共通の話題や悩みは、「健康で長生き」は一番だが、次は、「減る年金と増える支出」だ。年金が減額されてきているのに、国民健康保険料や介護保険料がどんどん増額し、消費税も物価も上がってきている。さらに、「会員の減少」である。自分が函館支部長を務める組織もそうだが、組織離れの風潮で、新会員の加入が減り、中途退会者も増えている。その背景を探ると、やはり「減る年金と増える支出」の影響が大きい。

 昨日、年金機構から封筒が届いた。例の不正アクセスで自分の情報が流失したお詫びかと思ったら、国民年金(基礎年金)の年金額改訂通知書と、各支払期の(2ヶ月ごと)の支払額の通知だった。しかし、それから控除される2人分の介護保険料と個人住民税を合わせると、40%近くにもなることに改めて驚いた。

 これまではあまり気にしたことはなかったが、函館市の介護保険料は高い方だと聞いていた。これは、市独自で決める金額なので、老人の多い函館市は益々高くなりそうで怖い。

 このほかに、毎月、年金額の20%近い国民健康保険料(2人分)も支払っている。おまけに介護が必要になったら、もっと莫大な支出が待っている。損臭い感じだが、介護保険は使わないで死にたいものだ。

 どこかの国の首相の頭には、益々増えることがはっきりしている高齢者の豊かな生活対策はないらしい。今でも、年金だけでは、「生かさぬように、殺さぬように」レベルの生活しかできない状態だ。これでも自分たちの年代はまだ良い方らしい。これから年金生活に入る年代はもっと大変なようだ。今後の老後生活は夢も希望もなくなって行きそうな感じだ。

 幸い、現在は貯蓄を切り崩して遊んでいる状態だが、いずれは今のような生活ができなくなる時が来るのは確かだ。金と体が続く限り、遊べる内はうんと遊んでおきたいものだ。虫のいい話だが、「遊べるだけ遊んだからもう悔いはない」と思ったら、すぐにでも逝きたいと願っている。