癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

汐首漁港上の海神社

2015年06月30日 | 登山・旅行

  陽希さんの見送りをしているときに、汐首漁港の裏山となる汐首山(三角点名)の下に岩が積み重なってむき出しになった斜面(ガレ場)が見え、その上の方に神社の鳥居が見えた。

 このようなものが見えると、登ってみたくなるのが山屋のサガか?同じことを考えていた物好きがあと2名いた・・・「田舎都会からの便り」のYoさんと、今年になって山で2度お会いしているTa女史。

 当然、神社がまつられているからには道か踏み跡があるはず。地元の人に聞いたら、「海神社というが、今はお参りする人がいないので、道は藪で覆われていて分からなくなっていると思うよ」とのこと。岩斜面の下までのおおよそのルートを教えてもらった。

 3人とも山の格好はしてきていない。それでも、簡単に登れそうに見えたので、陽希さんを見送ってから、津波避難用の階段に取り付いた。


津波避難用の階段を昇る。上の方はツタが絡まったり夏草で覆われたりして、管理がされていなかった。
 この階段を登り切り、上へ続く道の痕跡を探して、旧戸井線の上の野生馬やシカの歩く道を函館側に進む。
 けもの道を藪を漕いで途中の高いところまで上がってみたが、岩斜面からはかなり外れていた。
 諦めて戻ってくると、頭上に岩斜面の下部が見えた。そこまでの踏み跡らしい痕跡に期待して藪を漕いで登ってみた。


ようやく岩斜面の下に到着。上に鳥居が見えた。その岩斜面の西側の端の人が歩いたような痕跡を辿って登った。


眼下の汐首漁港をバックに岩斜面を登る


ようやく神社に到着。予想以上にしっかりして鳥居と社だった。


神社の前から下は急斜面でその下に汐首漁港と津軽海峡が見える。


 下山は、神社の前から東側の端の方へ下って行くはっきりとした道があったので、それを辿った。しかし、旧戸井線の上でぷっつり消えていた。そのまま藪を漕いで下りてみたが、旧戸井線の上が石組の崖になっていて下りられなかった。
 再び岩斜面の下まで戻り、藪を漕いで西側へトラバース。登りの踏み跡まで戻って下山することができた。3人とも予想外の手強い藪こぎに汗だくだったが、一時諦めかけての思いがけない収穫に大満足だった。

 なお、登る前に地元の人に聞いた話では、「あの岩の斜面は雷が落ちて草木が生えなくなった。ある人があの岩を砕いてコンクリートなどに使ったが、いろいろ事故が続いたそうだ。神様に見てもらったら、その石を持ち出されたら、ここに住む神様が、住むところがなくなると怒っているとのお告げがあった。そこで、神社を祀ったと聞いている。昔はお祭りもやっていたが、今ではお参りに行く人もいなくっている」とのこと。

陽希さんお見送り

2015年06月30日 | 登山・旅行

陽希さん自身が写した公式FaceBookに掲載の画像
見送る私(黄緑色のジャンパー)が映っていたので借用させていただいた。

 今日の陽希さんは、北海道をあとにして津軽海峡横断の日だ。最短距離である汐首漁港から大間漁港の間の21kmをシーカヤックで渡る計画。

 5時に公式ホームページをチェックしたら、すでに湯の川の民宿を出て銭亀沢付近を歩いていたので、すぐに車を走らせた。石崎の辺りで追い付いた。その後、汐首漁港で待ったが、見送りにやってくる方のほぼ全員がこのブログを見ている方で、顔見知りが多かった。
 
 波はほとんどなく、最高のカヤック日和だった。7:00に汐首漁港に到着し、準備をして7:40に10数人に見送られて出発した。順調に航行し、11:30過ぎには、無事大間に到着したようだ。 


石崎付近を小走りに汐首漁港を目指す陽希さん


昨夜同じ宿に泊まったご両親がシーカヤックを運んできた


カヤックの装備や着替え、食料等もご両親の車に積まれていて、準備のお手伝いをしていた。
お父さんも大きな人だった。


漁港に到着してから30分ほどで出発の準備が終わる。ご両親に見守られながら出発態勢に入る。
ご両親は、この後、フェリーで大間へ渡り、カヤックを回収するとのこと。


岸壁の上から見送る人々


「北海道のみなさん、お見送りありがとうございました!」と挨拶。
みんなの拍手やエールをバックに快調にスタート。


我々は岸壁の上を走るが、それより速い感じで滑るように進む。


漁港の中を進む


穏やかな津軽海峡へ出る


下北半島を目指して・・・だんだん小さくなって行く。
最初は海峡で一番速いと言われる潮流に流されて、東側へ斜めに進んでいた。
やがて向きを変えて大間へ向かっって行った。


撮影スタッフを乗せた漁船も出発。スタッフからもお礼とお別れの挨拶をいただく。
こちらからも「放送楽しみにしています。頑張ってください!」とエールを送る


 6/25の樽前錦岡線での初対面後、6/28の駒ヶ岳、そして、今日の見送りと3日間にわたって生陽希との出会いを楽しませていただいた。
 最後に岸壁の上を走りながら、「いろいろありがとう。これからもFaceBookやテレビ楽しみにしています。最後まで頑張ってくださ~い!」と大きな声を掛けたら「ありがとうございました!」と答えてくれた。

 私の写っている写真もアップされている「田舎都会からの便り」のページhttp://blog.goo.ne.jp/inaka4848/e/c9df3d6335f209c9f2405af8d3e50cf5