自分が読書するときは、家にいることが多いこの時期、山旅のときの停滞日、旅をするときの乗り物の中が多い。どちらかというと、必要に迫られて読む本以外は、時間つぶしに読むことが多い。
それも、面白い作品を見つけると、その作者の作品ばかり読み続ける癖がある。昔から吉村昭の作品に凝っていたが、ここ3年間は佐々木譲のものが多いし、今年になってからは、薬丸岳のものが多い。
佐々木譲は、2010年『廃墟に乞う』での第142回直木賞を初め、多くの文学賞を受賞している作家である。1950年夕張市生まれで、現在も中標津町在住なので、北海道を舞台にした作品がほとんどで、歴史物や警察物や社会派的な作品が多い。
箱館戦争がらみの作品も多い。『武揚伝』では新田次郎賞を受賞しているし、中島三郎助の一生を描いた『くろふね』なども面白かった。個人的には、箱館戦争の脱走兵を主人公にした奇想天外な発想の五稜郭三部作も面白かった。
一方、薬丸岳は、2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。今年の春に読んだこの作品が抜群の面白さだったので、それ以来、この作家の作品を読み漁っている。2014年『友罪』と2016年『Aでない君と』で、吉川英治文学新人賞も2回受賞している。作品は、ミステリーものや刑事ものがほとんどだが、1969年生まれなので、若い感性での筋立てが非常に面白い。
昨日と今日は、上掲写真の佐々木譲の2冊を読んだ。
◎今晩は退職組織の理事忘年会
今年で函館支部長を辞任することができて、顧問になった退職組織の忘年会。顧問にも声が掛る。
昨夜も飲んだので、今日はさすがあまり飲みたくなかった。その分、食べ過ぎた感が強い
貸切会場のナイトパブ「酔族館」
支部長挨拶
子ども帰ってじゃんけん大会
全員が音楽専門家のみごとな四部合唱のカラオケ