癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

XCスキー・ベースワクシング

2016年12月22日 | スキー・クロカン

上から、スクレイパー、ブラシ、ベースワックス、レース用ハイフッ素ワックス

 XCスキーは、ゲレンデスキーと違って、自分の身体で推進して滑らせるので、ワックスが命だ。

 シーズン前のベースワクシングをきちんとしておくと、あとはレース前や練習前の雪質や雪温に合わせたワクシングだけで良くなる。昨日と今日は暖かかったので、そのベースワクシングに取り組んだ。

 基本的に、XCスキーのワクシングはホットワクシングである。すなわち、①ワックスをアイロンで浸透させる ②30分以上冷す ③スクレイパーで剥がす、④ブラシで徹底的に剥がす。それも、ブラシは、ボアブラシ~ナイロンブラシ~馬毛ブラシの順で、ワックスの白い粉が出てこなくなるまで剥がさなくてはならない。


アイロンでワックスを浸透させる

 シーズン前のベースワクシングは、それを、①ピンク色のベースワックス(+10°〜0°)~②紫色のベースワックス(+3°〜-4°)~③青色のベースワックス(-3°〜-12°)ごとに、上記の手順を3回ずつ繰り返す。結構な手間と時間が掛る。冷す時間を抜いて、1回のワクシングに30分は掛る。結果的に、昨日から2台(オールラウンド用、湿雪用)のスキーに9回ずつワクシングをしたことになるので、正味4時間半だ。
 ホットワクシングの大きなデメリットは、《時間がかかる・場所が必要・道具も必要・ワックスの種類が多いので費用が重む・技術も必要》と、はっきり言って面倒くさいことは事実である。しかし、それで良く滑り、滑走時の身体に掛る負荷が少なくなると信じてやるしかない。


徹底したブラッシング

 自分は、1階のフリースペースでワックスコーナーを常設できるが、このようなスペースのない人は、部屋の中で、ブルーシートを広げてやらなくてはならない。これが面倒で、止めてしまう人もいる。

 ちなみに、ゲレンデ用のスキーも山スキーも、滑走面の保護や滑走性から、同じようにするのが望ましい。しかし、上から下へ滑るだけで、タイムを競うわけでもないので、液体の万能ワックスで済ませている。

 なぜここまでして、XCスキーをするのか?と思われる方は、下記をどうぞ!
 「自分にとってのクロカンスキーの魅力」(2010,3,10の記事)