
道内最古の一等三角点の山頂から恵山と海向山を望む
本の発送作業のため、しばらく山から遠ざかっていたので、朝早く家を出て、恵山の北に聳える古部丸山(点名・古部岳)に登ってきた。
北海道の三角点の歴史は明治29年7月が最初で、古部岳、千軒岳、八幡岳の選点日はそれぞれ、M29.7.4、M29.7.18、M29.7.23で、いずれも陸地測量師(陸軍技師)館潔彦氏によるものだった。その中でもこの古部岳は道内最古の一等三角点となる。

夏は、林道が頂上直下の北側を回りこんでいてゲートもないので、最近は北尾根に登山道のような踏み跡ができていて、30分足らずで登れる山となっている。
今日は、どの辺りまで車で入れるかを確認がてら向かった。頂上の東隣の596ピークの東尾根の取り付き地点手前の標高点451のすぐ下まで入ることができた。
雪の林道を進んで、雪の斜面が続いているであろう夏の登山道まがいの踏み跡の登山口から北斜面を登り、下りはほぼヤブこぎの596ピーク経由の東尾根を下って周回した。
林道入口7:30、8:00スタート、登り45分、下り40分 9:25ゴール (所要時間1時間25分)


林道入口~ここを左に入る 2つ目の分岐は左へ

標高点451手前からスタート

雪で覆われた林道を進む

夏の踏み跡の登山口から取り付く

頂上の下から北側を振り返る。予想通り頂上直下まで雪面が続いていた。

頂上の東側から恵山と海向山を望む。
この後、低い笹ヤブを漕いで、左下に見える雪庇が残る尾根を登り返して596ピークを越える。

596ピークから古部丸山を振り返る

この尾根は冬に利用される尾根だが、596ピークの下から古い作業道が続いている。
この作業道は、何のために利用されたものかは、調べてみる必要がある。

その道沿いにずっとワイヤーが設置されている。昔の伐採した木を切りだすのに使われたものか?

林道を下って行くと正面に古部丸山と596ピークが見える
それにしても、林道沿いにも山の斜面にも、この時期ほかの山を彩っているスプリングエフェメラルがまったく見当たらない山だった。したがって、ちょっとは期待して行ったギョウジャニンニクの姿すら見ることはなかった。
結局、昼前に家に帰ることができた、お気軽登山だったが、久しぶりのピークに満足だった。
過去3回の記録は下記でどうぞ!
①00,11,12の「絵紙林道~北斜面」(ノーマルルート)
(当時はヤブこぎだったが、今はもう少し奥から登山道まがいの踏み跡ができている)
②10,.6,20の「古部漁港から相泊川遡行」
③13,3,12の 「絵紙林道~東尾根ルート」
①00,11,12の「絵紙林道~北斜面」(ノーマルルート)
(当時はヤブこぎだったが、今はもう少し奥から登山道まがいの踏み跡ができている)
②10,.6,20の「古部漁港から相泊川遡行」
③13,3,12の 「絵紙林道~東尾根ルート」