久しぶり自転車で梅ヶ丘。『イプセン』洗濯物いっぱい干された稽古場。『BUG』下訳台本読み合わせ。一時間半。いろいろ話、夕方からビール。あっという間に皆、美保純さんと打ち解ける。ここ数日戯曲を検証し直し、自分としては内容はかなり明解になった。これから台詞を練って23日から本稽古。最近、意外なところで劇作家トレーシー・レッツに関心のある人がいることもわかった。じつのところ、他国の新作戯曲はこの国ではそんなには紹介されていないのだと思う。
目が覚めてから眠るまで飯を食う以外はパソコンを睨むか電話している一日。平日昼間にしか連絡の取れぬ相手は多く、こちらがその時間帯に落ち着いて電話できる日などそうそうないのだ。パソコンは『BUG』の日本語版台本に取り組んでいる。古元制作チーフの助言で外付けモニタ(台湾製格安)を付けて活用する初日。確かに勧める理由はわかる。英文含め三つの画面を開いたまま仕事ができることは画期的。それにしてもテクノロジーのたゆまぬ進歩には驚かされる。