「気にしない気にしない」を決め込んだテレビ番組を横目に見ると、どこか別な国にいるようだ。震災の衝撃から二ヶ月半、とくに原発・放射能に対する国民の感覚は麻痺しているのではないだろうか。あまりにも驚くべき事態がさらに日々明らかになっているが、本当にみんな驚かなくなっている。「非常時だから仕方ない」というシビアな事実のそのままの受容が、日常化している。逃げも隠れもできないという現実だが、流されてしまっているようだ。せめて福島の子供たちをなんとかできないのか、今更のように政府が汚染の除去に責任を取るとか言っているらしいが、原発の事態改善についてまったく見通しが立たない以上、その地の子供たちはこれからも放射能を浴び続けることが明白になっている。「退避しなくてはいけない」と宣言し、責任を取るということが必要な事態ではないのだろうか。
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