Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

円城寺あや 十本めの出演

2014-03-12 | Weblog
ほんとは機密事項なのだが、このブログのみで写真公開。
『現代能楽集 初めてなのに知っていた』。
写真にうつっているこの三体、三田晴代さん特製のパぺットである。大活躍する。この写真のみしか情報出しません。お楽しみに。

左端にうつっているのが、円城寺あやさんである。
操作するパペットと同じ口になっている。さすがである。
あやさんは言うまでもなく野田秀樹氏が主宰していた〈夢の遊眠社〉の中心俳優だった人である。
ここ数年、九本ほど燐光群にほぼ連続して出演している。
今回が十本目である。
これだけ多く出演して下さると、ある意味、周囲からは、もう身内であるように言われることか多い。でも客演です。
この間、江戸っ子気質とあやさんがご自分で磨かれてきた「常識」に、助けられてきている。
〈現代能楽集〉シリーズの前作、『現代能楽集 チェーホフ』では、『現代能楽集 かもめ』において、ニーナとトレープレフを一人二役でやっていただいている。こんな芸当ができる人は他にいない。
清中愛子さんの原作の詩を気に入ってくれて、アトリエ公演『宇宙みそ汁』にも出ていただいている。
そういうこともあってか、あやさんは、本日、この公演のことも絡めて某新聞のインタビューを受けることになっている。よろしくです。

あやさんはここ数年、〈非戦を選ぶ演劇人の会〉でも活動されている。社会的な事象のある種の分野(これは一応秘密にしておきたい)について、ものすごく詳しい。
もう三年以上前になるが、私がおそらく演劇人として初めて沖縄やんばる・高江に行って、当時はN1地区の攻防戦の真っ只中だったが、演劇人にも高江に支援に行くよう呼びかけた。真っ先に行ってくれたのが、あやさんである。感謝している。

『現代能楽集 初めてなのに知っていた』でも、ほかの人にはできないことをやっていただいている。お楽しみに。
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3月11日 。誕生日でした。

2014-03-12 | Weblog
誕生日でした。

3月11日という日付けが、特別な意味を持つようになって、まるまる三年。
自分がその日に誕生したということがどういう意味なのか、考えても仕方ないが、本当にそうなのだから仕方がない。

思いがけず多くの方々からお祝いのメッセージをいただいた。
もちろんフェイスブックの御陰もあるし、思いがけないメールや電話もあった。
気に掛けていただいて、まことにありがたいことである。
感謝します。

個別に御礼をしている余裕がない。
ほんとうにありがとうございます。
精進あるのみです。
引き続きご支援ください。

以下、この日付けのことに触れた、声。声。

3.11なんですね……。
3.11・誕生日。忘れられない日です。
運命を感じてしまいますね。
3.11日本中が忘れられない日、心に刻んでおきます。
たいへんだな。
この日がくると、三年前の屋根裏の稽古中の出来事を思いだします。今年も稽古中ですね!頑張って下さい!

……そう、あの日は『裏屋根裏』の稽古、通し中だった。
二度、中断した。

で、報道などによれば。
日本国家により、3月11日を記念日にしようという動きがあるらしい。
記念日?
学校や会社は休みになるのか?
既に多くの職場では記念セレモニー等で仕事にならないという声があるらしいからそれ故の「合理化」か?
しかし休みにすると「祝日」みたいになってしまう。そうはなるまい。それはおかしいだろう。

今は特別に意識すべき日なのだとも思うが、「特別扱い」はよくない。
どの日に生まれ、どの日に失われようと、命の巡ることに違いはない。

心の濁りを鎮めて、「時」を思う。


写真は、最新作執筆中に噛んだガムである。ボトル二つが空になった。執筆中にガムを噛むというのをやってみたのは初めてである。歯にいいガムだからまあいいんだろう。

清水邦夫さんは執筆中もヘビースモーカーだったというが、禁煙しなければならなくなり、困って口にしたのが「おしゃぶり昆布」だったという。禁煙は続いたのか、昆布をしゃぶることが執筆に効果的だったのか。真相はまだ聞いていない。

実は私も「酢昆布」を試してみた。ガム代わりにである。ああ、これは駄目だと思った。
夜にしゃぶると、焼酎がほしくなるからである。
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