Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「こうのとり短編戯曲賞」一次選考通過作発表

2014-03-16 | Weblog
「こうのとり短編戯曲賞」の一次選考通過作が決定しました。

日本劇作家大会は、劇作家の団体「一般社団法人 日本劇作家協会」が中心となって催される文化イベントです。4日間の会期中に、シンポジウム・ワークショップ・講座、そしてリーディングやパフォーマンスなど、劇作や舞台芸術に関わるあらゆるテーマを扱ったいくつもの企画が催されます。
1994年の第一回北九州大会に始まり、過去に5回、1回につき延べ200人を越える演劇人たちと、6,000~10,000人を超える一般市民の参加によって盛大に行われてきました。
そして今年2014年6月、兵庫県豊岡市にて9年ぶりとなる大会、「日本劇作家大会2014豊岡大会」が開催されます。
古くは1925年の北但大震災から復興を遂げ、近年ではコウノトリの野生復帰に成功してきた豊岡市。その北部・城崎温泉地域に、この4月、創造・交流・発信を基本理念とし、アーティスト・イン・レジデンス(AIR=滞在型アート)に特化した「城崎国際アートセンター」が開館。芸術文化創造の国際的な拠点としての街づくりが行われようとしています。
その記念すべきオープニングのタイミングに合わせて行われる今回の日本劇作家大会は、豊岡の刻んできた復興と再生の歴史、そして温泉街の癒しのイメージにもちなんで、「再生」をテーマにお送りします。地域の再生、古典の再生、演劇の再生、それらを通じた演劇人と市民との相互交流、地域・分野を越えた数多くの出会いの中から、未来に向けて新たな文化を生み出す大会を目指します。

そのメインイベントの一つが「こうのとり短編戯曲賞」。

この戯曲賞の応募資格は、「新人、または新人として再生を志す者」。応募条件は「兵庫県豊岡市を題材にした15分程度の新作」。それに叶う多くのご応募をいただいた中から、豊岡市で滞在取材を行なって戯曲を執筆するというこの戯曲賞の特殊性を鑑み、 創作として面白く、かつ滞在取材の意味が大きいと思われる、以下の6名6作品を選出しました。作品は劇作家大会当日にリーディング上演し、一般の投票により最優秀作を決定します。
応募詳細発表から募集締切までの期間が短かったにも関わらず、多くのご応募をいただいたことに御礼を申し上げるとともに、発表が遅れましたことをお詫び申し上げます。

<最終候補作>
赤澤ムック『初咲きの人 』(東京都)
入海香織 『同窓会』(兵庫県)
田口アヤコ『なぜ「わたしを売る」ことで、あなたは離れていくのか』(東京都)
寺戸隆之 『鞄の君』(神奈川県)
西 史夏  『Bridge』(兵庫県)
山本タカ 『亡霊』(東京都)
(50音順)

この六名の皆さんには、豊岡市(城崎温泉)に於いての事前の2泊3日の滞在取材をしていただきます。劇作家大会本番では「街角リーディング」にて該当作品を上演、6月15日に授賞式及び最優秀作品上演が行われます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする