Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「教育の正常化」とは何か

2014-04-07 | Weblog
三十歳くらいの人たちと話していると、実に如才なく、明るく、健康的で人好きのする感じで振る舞う場合が多いと思うときがある。そうでなくても、繊細だったり、真面目そうだったりする。無理しているなと思ったり、正直そうでいて逆のことを言っているなと感じることもある。だが一般化はできない。一人一人が違う。
ただそれぞれがかなりのストレスを抱えており、それを自分でどう飼い慣らすかについて、自分なりに構築してきたやり方があるという印象はある。
「若い人が怒らなくなった」という人もいる。私はそうは思わない。
また、先輩諸氏は「教育の問題だ」と言ったりする。私にはそれがよくわからない。
自分もまだどこか「若い者」でいるつもりだからだろうか。

報道によれば、下村文部科学相は、北海道旭川市で開かれた今津寛衆院議員(自民、道6区)の政経セミナーで講演、道内の子どもの学力や体力が全国でも下位であることについて、「北海道の教育には問題がある。一番の原因は北海道教職員組合にあり、北海道に求められているのは教育の正常化だ」などと語ったという。北海道北教組は主任制や「いじめの実態調査への協力」を拒否、機関紙で「竹島問題は韓国の主張が正しい」と言い、「国旗国歌排除マニュアル」を配布してきた組織である。
その組織の存在が、学力や体力にどう影響するか、下村文相に根拠を求めたい。出て来なければ謝罪・撤回させるべきだ。

しかし、ああ、そういうことか、と思う。「ゆとり教育」が意味もなく検証もなく攻撃されたのにも似ている。教育についての政治的なデマゴギーは、言った者勝ちみたいな所がある。困ったものだ。

こうして呟いているのは、何かの結論があるわけではない。ともあれ、若い人たちと出会うことのできる現場が幾つかあることに感謝している。
コメント
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