ウクライナ南部ザポロジエ原発の敷地内で火災が起きたという。
燐光群『地の塩、海の根』で、ウクライナの原発に集まっている人たちの場面を上演したばかりの身としては、震撼する。(撮影・姫田蘭)
ザポロジエ原発はウクライナ侵攻開始直後の2022年3月にロシア軍が制圧、以後占拠が続いている。
現在、冷却塔から立ち上る煙が確認されているという。
放射線量は正常だという。
ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシア軍が火災を起こした」と発表し、タス通信は、ザポロジエ原発のロシア側管理者はウクライナ軍の攻撃で火災が起きたと主張している。国際原子力機関(IAEA)はX(旧ツイッター)で「専門家らは複数の爆発音の後、原発の北側から黒煙が上がるのを目撃した」とし「冷却塔の一つが無人機攻撃を受けたと伝えられた」と書き込んでいるという。
原発の対岸に位置するニコポリの当局者によると、冷却塔で大量のタイヤに放火したとの情報がある、という。
「戦争」と「核」は、否応なしに関わらされてしまう。