自分の住んでいる町ではなかなか居酒屋には入らないものだ。
近所まで戻ってきたのだから、とっとと帰ってしまった方がいいからだ。
で、何年か前に行ったきりで、久しぶりに入った居酒屋。
カウンターには常連さんが、ずらり。
常連さんの居場所、という空気がビシビシ伝わってくる。
地元民のはずなのにストレンジャーな気がする。
まあそんなこともある。
手描きの白板メニューを見て、「カリカリジャガバター」とある。
どんなものか知りたくて注文。
確かに「カリカリ」で「バター」をまとったジャガイモ。
揚げ物とは言えないが、焼いただけではない微妙さ。
「カリカリ」なのは、ジャガイモの皮が剥かずに残されているからだ。ところどころ皮が捲れて「カリカリ」になる。説明無用。
おにいさんがワンオペでやっているのだが、カウンターとテーブル三つをさばいて、見事なものだ。
冬空の下、私らはこうして生きている。まあ、それだけ。
そういう感想。
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