仕事で集中しているときは電話もネットも外しているので、重要連絡を受け取らなかったり約束時間に気づかなかったり、思わぬ失敗をする。昼の面談約束の時間を一時間間違えていて気づかず、あたふたと駆けつけて遠方よりのお客様とランチ。
一番近所の自転車屋で、幾つかの大きなホームセンターやチェーン店等で置いていなかったミヤタ車を発見。私にしては珍しく今乗っているのとまったく同じ機種の後継車を買っているのだ。今回はリニューアルしていないようなのでまったくの同型。古い方は息子に譲る。というか、息子の自転車が駄目になったので、そういうことにしたのだ。この機種のことを店の頑固親父が「このミヤタは同種の他社のものより面白い」と言うのがなんだか嬉しかった。「面白い」というコトバは、いいなあ。この型、細部にこだわりがあるのだ。二代前のバージョンが元にしていたのが細身の主に婦人向け用みたいなフレームだったのが軽量化の時代にマッチして路線化した経緯などなぜか私が知っているので店の頑固親父も喜ぶ。しかし専門店でないと置いていないミヤタの将来は大丈夫か。頑固親父と一緒に心配する。
バリバリ仕事して、夜になって劇作家協会の花見に顔を出す。和田堀公園。
そのまま、お誘いがあった斎藤憐さんのお宅へ行く。山本圭さんが先にいらしている。憐さんの奥様、娘さん夫婦、お孫さんたち。憐さんが亡くなられて二年半が過ぎたが、劇作家協会ができて以来私は、このお宅に本当に毎週のように通っていたのである。
やがて、この夜放送の、渡辺えりさんが主演しているテレビ番組『世にも奇妙な物語』の一話『骨友』(松木創監督)を、主演者と共に観るという希有な体験。えりさんしっかり二枚目役である。若い戯曲セミナー生らも来ていて、吃驚シーンは映画館なみにどよめく。何せ主演者自身の「これはまだ序の口」「ここから先が何倍も怖いのよ」等の豪華随時解説付き。
最近、そしてこの夜も思ったこと。
多くの若い人たちは先輩たちの、自分の関わるジャンルの、歴史や現在に至る過程に、ほとんど興味を持っていないということだ。
情報がありすぎるのだろうか。「消費者」として育てられ、「お客様」として生きてきたからだろうか。
特に思うのは、「戦後民主主義」の良さについて、まったく伝わっていないということだ。
一番近所の自転車屋で、幾つかの大きなホームセンターやチェーン店等で置いていなかったミヤタ車を発見。私にしては珍しく今乗っているのとまったく同じ機種の後継車を買っているのだ。今回はリニューアルしていないようなのでまったくの同型。古い方は息子に譲る。というか、息子の自転車が駄目になったので、そういうことにしたのだ。この機種のことを店の頑固親父が「このミヤタは同種の他社のものより面白い」と言うのがなんだか嬉しかった。「面白い」というコトバは、いいなあ。この型、細部にこだわりがあるのだ。二代前のバージョンが元にしていたのが細身の主に婦人向け用みたいなフレームだったのが軽量化の時代にマッチして路線化した経緯などなぜか私が知っているので店の頑固親父も喜ぶ。しかし専門店でないと置いていないミヤタの将来は大丈夫か。頑固親父と一緒に心配する。
バリバリ仕事して、夜になって劇作家協会の花見に顔を出す。和田堀公園。
そのまま、お誘いがあった斎藤憐さんのお宅へ行く。山本圭さんが先にいらしている。憐さんの奥様、娘さん夫婦、お孫さんたち。憐さんが亡くなられて二年半が過ぎたが、劇作家協会ができて以来私は、このお宅に本当に毎週のように通っていたのである。
やがて、この夜放送の、渡辺えりさんが主演しているテレビ番組『世にも奇妙な物語』の一話『骨友』(松木創監督)を、主演者と共に観るという希有な体験。えりさんしっかり二枚目役である。若い戯曲セミナー生らも来ていて、吃驚シーンは映画館なみにどよめく。何せ主演者自身の「これはまだ序の口」「ここから先が何倍も怖いのよ」等の豪華随時解説付き。
最近、そしてこの夜も思ったこと。
多くの若い人たちは先輩たちの、自分の関わるジャンルの、歴史や現在に至る過程に、ほとんど興味を持っていないということだ。
情報がありすぎるのだろうか。「消費者」として育てられ、「お客様」として生きてきたからだろうか。
特に思うのは、「戦後民主主義」の良さについて、まったく伝わっていないということだ。