Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

大阪に向かっている

2020-01-18 | Weblog
本日、関西版「月いちリーディング」に、ゲスト出演するため、大阪に向かっている。
15時開演、場所は中崎町の、common cafe。入場無料。
関西方面の皆様、ぜひぜひご参加ください。

それともう一本、劇作家協会の仕事を入れている。

関西在住の劇作家の皆さんに、会える。楽しみだ。

写真は、昨年六月『イワンのばか』取材時にモスクワのウクライナレストランでいただいたもの。シーザーサラダのようなもの。既に写真をアップしたキエフカツ、スープと同じ時。どうやらあのロシア行きではここの食事がいちばん良かったような気がする。

ウクライナは五。六年前だろうか、ヤルタのチェーホフ・フェスティバルに招聘され十日間くらい滞在したことがあるが、あの時は市場の中にある安い食堂が気に入っていた。例のまるいパンもあった。魚も食べた。舞台監督の森下さんと、あの時の、上演と上演の谷間の数日間が、大人になっての人生でいちばんゆったり過ごせたのではないかと話した。ゆったりというか、ぼんやりとしていた。なかなかそうはできないものだ。私はチェーホフの終の棲家の見学などしたりもしたが、ツアーメンバーには山の上の水族館に勧められて行き、イルカショーを見学することになって、いったい自分はここで何をしているのだろう、と思ったりもしたらしい。

ゆったりというか、ぼんやりとしたいが、なかなかそうもできない新幹線の中である。することはいろいろあるのだ。

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「月いちリーディング」

リーディングそのものに出演するわけではなくて、その戯曲についていろいろ話をする役割です。

東京で既に十年行われている劇作家協会の「月いちリーディング」は、オフ・プロードウェイの「ニューヨーク・シアター・ワークショップ」が毎週月曜日にやっているリーディングのやり方を日本にも導入して、「座・高円寺」開場を期して、始めたものです。リーディングへの質疑の方法は当時「ニューヨーク・シアター・ワークショップ」の副芸術監督だったリンダからもらった「リズ・ラーマン・システム」マニュアルを参考にしました。

「ニューヨーク・シアター・ワークショップ」がリーディングをどのようにやっているかだけでも話は長くなるのですが、それは、いずれまた。



…………………………………………………………………………



第15回関西版月いちリーディングのお知らせ

公募された戯曲から一作品を選び、俳優によるドラマリーディングのあと、その場に集った全員で戯曲についてディスカッション。

月いちリーディングは戯曲のブラッシュアップの場であるとともに、劇作家・演出家・俳優・制作者、そして観客の出会いの場でもあります。

2020年1月18日(土)
15時開演(受付開始、開場は14時45分より)
場所 common cafe
(地下鉄谷町線中崎町駅4番出口徒歩1分)

入場無料

ご予約受付中! ご予約はカルテットオンラインもしくはメールでお願いします。

カルテットオンライン→https://www.quartet-online.net/ticket/m15
*このページの予約するボタンから予約ページにいけます)

メール→jpwa.kansai@gmail.com
(件名を予約とし、お名前、人数、ご連絡先をお願い致します)

採用戯曲
河合穂高『春の遺伝子』

ゲスト 
坂手洋二(燐光群)
金哲義(劇団May)


出演者
河本久和(空の驛舎)
九谷保元
神藤恭平(DanieLonely)
シンドウミチル
橋本健司(桃園会)
繁澤邦明(うんなま)
松原一純(A級MissingLink)
山本つづみ



https://www.facebook.com/jpwakansai/?eid=ARDQQgCaS8toH-JFCyzKA41ek2Ota6vrqNGh_dT6Te9z2fE9g75440gT9ZjUG9GfzQrmzZwQSniU9GuM
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鶴屋南北戯曲賞は、谷賢一さんの「1986年:メビウスの輪」

2020-01-17 | Weblog
第23回鶴屋南北戯曲賞は、谷賢一さんの「1986年:メビウスの輪」に決まった。

福島県石川町出身の谷さんが東京電力福島第1原発事故を題材にした「福島三部作」の、第2部。通し上演は6時間になる大作の、真ん中の部分に当たる。幸い私はこの「メビウスの輪」だけは観ている。『憲法くん』にも出演している、木下祐子さんが、出ている。
原発反対派の人間が、周りに流されて推進派に転じてしまう姿を描いており、私が過去に観た谷作品の中でも、もっとも野心的だったと思う。

谷賢一は初めて候補になっての、受賞のはずである。私は、この賞は、六回最終候補になって、やっといただいたのである。
ともあれ、四十歳以下でもっとも精力的な谷君だが、これからもっと多くの機会を得て、活躍するであろう。おめでとう。


もう四半世紀前、当時の光文社のシェラザード財団さんから劇作家協会へ支援の申し入れがあり、斎藤憐さんがこの賞の概要を考え、提案したのだ。新聞各社の記者が選ぶ、「実際の上演を観て選ぶ」ことを主眼とした、賞である。
初代選考委員の北川登園氏(読売新聞)と、光文文化財団初代事務局長の小泉満須男氏が、昨年末にお亡くなりになられた。
北川氏は私の『阿部定と睦夫』(2002)を絶賛してくださったことを、感謝している。
小泉さんには、本当にお世話になった。ずっと、支えていただいたし、励まされた。本当にありがたく思っている。
お二人のご冥福をお祈り致します。
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まるく平べったく焼いた食べ物は、ロシアにもある

2020-01-17 | Weblog
まるく平べったく焼いた食べ物は、世界中にある。
たいてい生地は粉である。
お好み焼き、ピザ、パン、等々。
それを丸めて食べさせるトルティーアやラップ、クレープもある。
インドネシアの屋台にもそういうものがあった。野菜や肉を載せて薄く丸く焼いたもの。インドネシアは卵好きなのでそこに目玉焼きのようなものが乗っかっている。そういうものは日本にもどの国にもある。

で、ロシアにもある。
写真は、ちょっと高級なマーケットで売っていたもので、私はとなりの安いマーケットで買い物をしたので、これは食べていない。
こうして写真で見ると、なんだかうまそうだ。
ウクライナにはこういうのと違う、素朴な円いパンがあったが、それはロシアにもあった。

『イワンのばか』取材時のロシアの写真をアップしてゆこうと思うが、食べ物のものも、いろいろ用意している。
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いよいよ1月18日(土)開催。関西版「月いちリーディング」に、ゲスト出演します。

2020-01-16 | Weblog

1月18日(土)、関西版「月いちリーディング」に、ゲスト出演します。

関西方面の皆様、ぜひぜひご参加ください。

 

15時開演(受付開始、開場は14時45分より)
場所 common cafe
(地下鉄谷町線中崎町駅4番出口徒歩1分)

入場無料

 
 


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「月いちリーディング」

リーディングそのものに出演するわけではなくて、その戯曲についていろいろ話をする役割です。

東京で既に十年行われている劇作家協会の「月いちリーディング」は、オフ・プロードウェイの「ニューヨーク・シアター・ワークショップ」が毎週月曜日にやっているリーディングのやり方を日本にも導入して、「座・高円寺」開場を期して、始めたものです。リーディングへの質疑の方法は当時「ニューヨーク・シアター・ワークショップ」の副芸術監督だったリンダからもらった「リズ・ラーマン・システム」マニュアルを参考にしました。

「ニューヨーク・シアター・ワークショップ」がリーディングをどのようにやっているかだけでも話は長くなるのですが、それは、いずれまた。

 

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第15回関西版月いちリーディングのお知らせ

公募された戯曲から一作品を選び、俳優によるドラマリーディングのあと、その場に集った全員で戯曲についてディスカッション。

月いちリーディングは戯曲のブラッシュアップの場であるとともに、劇作家・演出家・俳優・制作者、そして観客の出会いの場でもあります。

2020年1月18日(土)
15時開演(受付開始、開場は14時45分より)
場所 common cafe
(地下鉄谷町線中崎町駅4番出口徒歩1分)

入場無料

ご予約受付中! ご予約はカルテットオンラインもしくはメールでお願いします。

カルテットオンライン→https://www.quartet-online.net/ticket/m15
*このページの予約するボタンから予約ページにいけます)

メール→jpwa.kansai@gmail.com
(件名を予約とし、お名前、人数、ご連絡先をお願い致します)

採用戯曲
河合穂高『春の遺伝子』

ゲスト 
坂手洋二(燐光群)
金哲義(劇団May)


出演者
河本久和(空の驛舎)
九谷保元 
神藤恭平(DanieLonely)
シンドウミチル 
橋本健司(桃園会)
繁澤邦明(うんなま)
松原一純(A級MissingLink)
山本つづみ

 

https://www.facebook.com/jpwakansai/?eid=ARDQQgCaS8toH-JFCyzKA41ek2Ota6vrqNGh_dT6Te9z2fE9g75440gT9ZjUG9GfzQrmzZwQSniU9GuM

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ロシアで食べたウクライナのキエフ・カツ

2020-01-16 | Weblog

ロシアで食べたウクライナのキエフ・カツ。

六、七年前、私の劇団は『屋根裏』で、ウクライナ・クリミアはヤルタの「チェーホフ・フェスティバル」に招かれ、つまりは半月以上ウクライナにいたのだが、その間、「キエフ・カツ」を食べたことはなかった。

昨年六月、モスクワで初めて食べたのである。

なにが「キエフ」なのかというと、チーズが入っているのである。

 

しかし、待てよ。『屋根裏』はチェーホフとは全然関係ないはずなのに、なぜ私たちは「チェーホフ・フェスティバル」に呼ばれたのだろう。

 

ともあれ。

私がロシア文学に初めて挑み、しかもオペラにするという、『イワンのばか』。来月上演です。思いがけず「大作」になっています。


http://www.konnyakuza.com/syusai.html

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「調査・研究」ではなく「軍事衝突」を想定している自衛隊の中東派遣は違憲である

2020-01-15 | Weblog

安倍首相はサウジアラビアに行き、ムハンマド皇太子に「中東地域で日本関係船舶の安全を確保するため海上自衛隊を派遣すること」を説明し、「日本の取り組みを完全に支持する」と賛同を取り付け、両国は連携すると発表した。

自衛隊を中東に派遣することは、今回の派遣名目とされている「調査・研究のため」ではなく、「日本関係船舶の安全を確保するため」だった。言葉としてそう言ってしまっている。「拡大解釈」ではない。閣議決定や自衛隊の判断のみで行っていいことではない。

国連決議や海賊対処法のような根拠を示した過去の自衛隊派遣でさえ違憲だと私は思うが、ドメスティックな有効性しかない「調査・研究」名目の行動で「日本関係船舶の安全を確保する」ことは、どう考えても成立しない。

首相は「イランを含む中東での軍事衝突は地域のみならず世界の平和と安定に大きな影響を及ぼす」とも言っているので、つまり「軍事衝突」を想定した「日本関係船舶の安全確保」である。これが「調査・研究」の範疇から逸脱していることは明白だろう。安倍首相は自衛隊を「軍事衝突」に巻き込もうとしているのだ。

自分に批判的だったジャーナリストを謀殺した疑惑もかけられているムハンマド皇太子は、自身を正当化するために安倍首相同様に口先では「外交努力」「対話が必要」と言うだろう。安倍首相が本気で「外交努力」するなら、米主導の有志連合に加わっていない国と折衝するべきで、相手はイランと敵対してきたサウジアラビアでは、ない。

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寒い冬にはロシアのスープ

2020-01-15 | Weblog

こんにゃく座オペラ『イワンのばか』。稽古たけなわである。

 

帰宅は午後11時過ぎ。疲労感はない。

五年ぶりに参加するこんにゃく座さん、そしてスタッフの皆さんの素晴らしさに、助けられる日々。こんなカンパニーは、今の日本には、他にないのではないかと思う。

 

昨日午前は慶應義塾大学で授業だったが、試験があると勘違いしたわけではないだろうが、学生の数がやや多かったというか、今まで見ていない顔もいた。なるほど。ともあれ、話を聞いてもらえるなら、それはそれでいい。

 

こんな日記かメモ書きみたいなブログで申し訳ないが、私は、なんとかやっている。

 

海外で活動していた知人が一時帰国していたが、また日本を離れた。そしてまた別に、本当に久しぶりに日本に帰ってきた者も、いる。複雑だ。

ここ三十年近くの、海外との交流も、また新しいステージに入っているのかもしれない。

 

写真は、昨年六月のロシア、モスクワのウクライナ料理店での、スープ。そりゃ、あの界隈には、ボルシチ以外にも、いろんなスープがある。

寒い冬にはロシアのスープ、である。あの時期には寒さがなかったので、その有り難みが、わかっていないのかもしれない。ウクライナで公演したのは、もう六年前か。

スープ。考えてみると不思議な料理だ。私は、コンソメスープがピールのおつまみになると主張していた時期があるが、今の若者でそれに賛同してくれる人が、いるのかな。まあ、どうでもいい。

 

  

http://www.konnyakuza.com/syusai.html

 

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「これは間違いなく俺の撃った砲弾だ」

2020-01-14 | Weblog

こんにゃく座オペラ『イワンのばか』。

この物語の作者トルストイは、イワンの話を書く直前、セヴァストーポリの戦場跡を訪ねたという。

そして、三十年前、激戦に身を置いた自分が撃ったはずの山岳砲の砲弾を、その地に見つけた。

その部隊で彼だけが操作できた山岳砲であるから、「これは間違いなく俺の撃った砲弾だ」とわかったのだという。

国を守ると言いながら、上流社会を守るための戦争だと、彼は気づいていた。

国民の八割を占める農民たちが兵士となった。彼らはなんのために闘ったのか。

トルストイの平和思想のみなもとの一つである。

 

このことに触れる場面も初期に書いたのだが、最終的に台本には入れていない。

その話をするトルストイに、ヤースナヤ・パリャーナの若者が、「戦争と武器を憎むのもいいですが、敵は平和な国から出て行くと思いますか。いつまでも居座り続けます。戦争嫌いは 敵の思うつぼです」と反論する台詞も、残念ながらカットした。ネトウヨに限らない、人間はそんなふうに考えてしまうものだ、という、教訓。
 

こんにゃく座オペラ『イワンのばか』、スタッフを担う劇団員の総員体制に近い背負い方で、稽古休みの昨日も、仮の舞台装置をあれこれ動かして、実践を確かめた。

私はその後、『イワンのばか』の振付を担当されることになっている山田うんさんが演出・振付の、如月小春さん作「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」を観に行く(横浜のKAAT)。

踊りの中の、身体へのアプローチのベースとなる考え方に、共感する。

 

写真は、ロシア・ムイシュキンの、英雄戦士の碑。

  

http://www.konnyakuza.com/syusai.html

 

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白鯨のように

2020-01-13 | Weblog

年に地球を半周する、巨大なマッコウクジラ。彼らは何を思って海にいるのだろう。

いろいろなことに迷い、惑うと、彼らのことを思う。

そして、白鯨は、実在するのだ。


写真は、ラマレラの人たちが、銛撃ちによる伝統捕鯨で、2007年5月に獲った、20メートルもの白鯨。

小島曠太郎さんの撮影による。

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トルストイ自身と文体の魅力

2020-01-12 | Weblog

こんにゃく座オペラ『イワンのばか』。

トルストイの生まれ故郷、ヤースナヤ・パリャーナ。

トルストイはここで農民学校を始め、「アーズブカ」という教材を作った。

 
向学心に燃える十八歳の青年が都会に出て行こうとするのをトルストイが止めたという逸話が残っている。
 
若者が都会の大学で勉強し、社交術も身に付けたいと思うのも、当然であるが、トルストイは彼に「なぜあなたは地上の楽園を捨てるのですか」と諭した。

本を読むのが好きだという青年に、農業をやめないように言い、本を読むなら農業こそ適していると忠告したという。

自分で暇を見つけ、思いきり好きなように本を読むには、農業ぐらいぴったりな仕事はないと言ったのだ。

大学で教える教養などというものは、ほとんど頭をなまくらにし、人を堕落させうぬぼれ者にする罠だというのだ。

トルストイは自分で体験したからそう言えるわけだが、若者はまずそれを体験してから自分で判断したいと考えるだろう。

それはトルストイだってわからないわけではないはずだが。

 

そうしたちょっとしたとんちんかんさが、実はトルストイ自身とその文体の魅力であるように思っている。

この青年の場面は初期に書いたのだが、最終的に台本には入れていない。

 

こんにゃく座オペラ『イワンのばか』、稽古はちゃくちゃくと新しい章に進んでいます。

 

写真はヤースナヤ・パリャーナ。昨年六月に訪問した。

  

http://www.konnyakuza.com/syusai.html

 

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如月小春さん 没後二十年という

2020-01-12 | Weblog

「2020如月小春BOOK」が届く。

如月小春さん、没後二十年とは思わなかった。

四十四歳で亡くなったのだ。

それはそうだ。だが、そんなに時間が経ったのか、と暗澹とする。

 

この本は、私も寄稿している。

内容は、同書を読んでいただきたい。

 

私以外の人(妹の伊藤なつみさん)も、如月さんのカウラ留学のことを記しておられて、ああ、と思った。

 

渡辺えりさんの寄稿にあるように、如月さんが亡くなられる数日前、倒れられたその日、えりさんと、燐光群『南洋くじら部隊』を一緒に観て、打ち合わせする約束をされていたのだった。えりさんはスズナリのロビーで小春さんを待っていたのだった。

訃報には、私も衝撃を受けた。

 

今は、過去の続きである。そして、今である。過去も含んだ、今である。

 

そして、この本でインタビューを受けている山田うんさんは現在、如月さんの「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」を演出・出演されていて(上演中)、その後『イワンのばか』の振付を担当されることになっている。

 

人の連鎖は、今に続いている。人と人によって繋がった「私たち」は、今もここにいる。

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「航空宇宙自衛隊」やら「宇宙作戦隊」やら

2020-01-10 | Weblog

冗談かと思っていたら、本当なのだそうだ。

政府は、航空自衛隊を「航空宇宙自衛隊」に改称する方向で調整に入ったというのだ。

「中国やロシアが宇宙空間の軍事利用を拡大させている中、自衛隊としても人工衛星の防護など宇宙空間での防衛力強化方針を明確にする必要があると判断した」という。宇宙空間の軍事利用を巡って、中・ロが、人工衛星に接近し攻撃する「キラー衛星」のほか、衛星との通信を妨害する装置を開発しているとされるのに対抗するのだそうだ。アメリカも昨年12月、「宇宙軍」を発足させているという。そして防衛省は20年度、空自に「宇宙作戦隊」を新設するらしい。

そんなことに金を使わず、この国の貧困問題を解決してほしい。

宇宙に向けてカネをばらまく前に、地球の温暖化をなんとかすべきだし、オーストラリアの山火事も、放射能が漏れ続ける原発も、どうにかするべきなのだ。

ふつうに「外交」もできない国が、さらに外の宇宙のことを考えるというのは、まったく虚しいし、危険な気がする。

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どうやら「世界初演」なのだ

2020-01-10 | Weblog

夜遅く帰宅すると、さっきまで稽古していた『イワンのばか』の新聞広告が、夕刊に。

ロシア民話で有名なあの『イワンのばか』の、誰もまだ見たことのない仰天オペラ世界初演!!

という惹句。

確かにまだ誰も見たことのないものである。今もつくっている最中だからだ。

で、「世界初演」なのだ。どうやら『イワンのばか』は、未だオペラにはなったことがないらしいのだ。

 

昨夜はゴーンやらトランプやらの会見が深夜を賑わせたが、あすも午前十時から稽古場で美術打ち合わせなので、夜更かしはしないのだ。

 

http://www.konnyakuza.com/syusai.html

 
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安倍総理。あなたが中東に行かないなら、他の人にも行かせるべきではない。

2020-01-08 | Weblog

中東情勢の緊迫化を受け、政府は安倍総理の中東歴訪の延期を決めたそうだ。

「安倍総理はこれまで中東情勢の緊張緩和に向け外交努力を通じて地域の平和と安定に尽くしたいとしており、11日に日本を出発、サウジアラビア、UAE=アラブ首長国連邦、オマーンを訪問する予定だった」、なるほど。今行ってみんなを説得し停戦に持ち込んだらヒーローになれたのに、残念でしたね。

では、国会審議もせず閣議決定で決めた自衛隊の中東派遣も、止めなさい。

あなたが怖くて行かないなら、他の人にも行かせるべきではない。

あなたがどうしていいかわからないから行かないなら、他の人にも行かせるべきではない。

違いますか。


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オーストラリアの森林火災が気になる

2020-01-08 | Weblog

オーストラリアの森林火災が気になる。

今でも燃えているという。

少なくとも去年の十一月から燃え続けている。

 

彼の地のユーカリの森はいつも煙っている。ユーカリの油が気化しているのだ。

山火事が起きるとひとたまりもないのだ、と、説明された。自然発火もある、とも。

 

被災地ニューサウスウェールズ州は、大都市シドニーも含んでいる。

私は2005年、オーストラリア国立演劇学校の卒業公演の演出で二ヶ月滞在し、六年前にはカウラ、キャンベラ、シドニーで『カウラの班長会議』を上演した。

あの風景が、煙に覆われているのだ。

 

オーストラリア大陸には、彼の地にしか棲息しない生きものも多い。

植物だって生きものである。

いのちが奪われていることは、胸が痛む。

 

写真は、オーストラリア、カウラ。六年前。

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