2010年08月20日
明日(21日)はせっかくの土曜日なのに、週末にかけて天気が崩れていく予報です。
今回逃せばまた一週間延びてしまう。
どうする?、・・・
わざわざ休みを取り、山でしょ~~。(夏・冬、山バカ)
前日の“芦別岳”はどうも集中的に雨が降ったそうですが、
この日は、崩れる事無くロケーションも良くかなりの好条件でした。
右に見える、夫婦岩をまいて、左“芦別岳”までsanpoです。
駐車場はなるべく下山口になる新道近くに停めたかったのですが、
下の駐車場は前日からの車・バイクで一杯なので、真ん中の駐車場に停めて
線のように歩きました。 でも、右上ラベンダー園近くの宿泊棟の前が一番安全かも?
昨年、林道の最終の駐車場に車を置いた方は、
荒らされて着替えの果てまで盗まれたそうです(ヒドイ)!
5:09駐車場発~
5:15林入り口前のポスト(一個目)を過ぎ、
5:30林道最終(登山口)
この標識からすると、
旧道 約12km ・ 新道 約7.5km 《総距離 19.5km》のようです。
ここを起点5:30として、おおよそ5時間もあれば登れるだろう?と思っていましたが・・・
草が登山道を覆っているため道に4度?迷い込み45~60分程度のロスになってしまいました。
(踏み跡も有ったので結構間違う人が居るみたい。)
しかも、上部は伸びすぎた笹でまったく登山道が見えず
突然段差があったり、木に足ぶつけたり下に気を取られ頭ぶつけたり・・・
ピンクテープも無くたまに木に打ち付けて有る案内でコースが確認できる程度。
ほとんど感覚で歩いた様な、勿論スピードアップは出来ず
「良くあんなところ歩けたな?」って感じで、
もう少し時期を早めるか、プチ雪渓の頃の方が良かったの?
道覚えたし、今度もう一回しようかな?
5:53 最初は、ピンクテープ・矢印で順調だったのですが・・・
6:12 sanpoくんより20分先に出た方に追いつきました。
結構年配の方で、今回が初めてとの事。
「道が分からないので一緒に連れてって」と言われましたが、
「あっ、私も初めてなんです」という事で、
道も分かりづらいし高速登山は止めて
上まで御一緒することにしました。 なのに、なのに・・・
この方いつも一人でアチコチの山を登っているそうで、まるでsanpoくんと同じです。
この前は、十勝岳の望岳台~オプタテシケ山の日帰り往復もしたそうです。
「あら、そのルート同じ」
ここに来る前に、間違って進んでいる踏み跡を行ってしまい
まず一回目の間違い。
ありえない角度の急勾配を暫く登ってしまい←(間違った踏み跡付いてるんだもん)
戻る途中、今度は岩を回り込むように踏み跡有るから
「こっちかな?」でもこれも間違い(2回目)の跡
もう最初の分かるところまで二人で戻ってピンクテープ発見!
暫く歩いてまたピンクテープを見落とし(判りづらい)、今度はこの岩場で迷子状態・・・
いくら険しいといってもこんな登りはありえません間違い(3回目)です。
すると、下から二人上がって来ました。 実は、“芦別岳”を知り尽くした方
(若い頃から“夫婦岩”アタック経験有り)だったのです。
今日のめぐり合せは凄い!
たまたま初めて同士の二人が意気投合で不安が安心登山。
にもかかわらず・・・、丁度迷って困っている時に、
「つられて来たけど間違ってます」、 「やっぱり!」
この場面でこの人達に会えて、運がいいぞぉ~~
ご一緒させていただき、本日は4人で登山になりました。
しかも、なんと“芦別岳”登山は本日この4人のみッ!
普通は踏み跡がもっとハッキリして登山道がもっと分かりやすいそうで、
沢の水も多くて分かりづらいと言われました。
7:07 本当は、直角に頂上への案内が欲しいところですが
折れてるのか?有りません。 一人だったらウッカリして行ったかも。
(間違っても戻ればいいんですけど)
【達人】キッチリ地図は持ってるしィ~~、GPSも持ってるゥ~~
sanpoくん今年買おうと思っていたのに、
「やっぱり要らな~い」って、買ってないんです。
8:34 一緒に休憩 今日はのんびり楽チン登山
登山上手の2人は先行
今日の同士は、既に息が挙がってがっています。
「あの二人のプロには付いていけない」と・・・、
リュックを下ろし戦意喪失。 sanpoくんに先に行けと促されたので、
「今度、何処かで会えたらヨロシクっ」と声をかけここで別れました。
“夫婦岩” 登っている途中にだんだん左に見えてきますが、
凄っい迫力を感じますド~ン!
この二人の凄いのは、歩く速度が変わらない。
スキーで言えば、何処のピステを滑っても同じスピードみたいな・・・
ここで、
「もう道は間違えない」と言われ先に行くよう道を譲られました。 でも・・・
こんな感じでまったく道が見えませ~~ん
後の新道と比べると、これは旧道というより≪廃道≫って感じです。
久しぶりのピンクテープ。「間違ってなかったのね」 ↑進行方向
手前の岩の右下をまいて、右に見えるの岩の又にしがみ付いたら・・・
下に行く間違った踏み跡を先に見てしまったため、迷わず下に行ってしまい・・・
(実は単純に上です)
だって踏み跡有るんだもん
あと一歩横に踏み外したら落ちます。間違いなく上がってこれません。
元の位置に戻るのにも、かなり神経を使います。(下り過ぎました)
ピーク、見えてきました~~
この辺り、お花畑、最後の登りも結構大変。 汗・汗・・・
12:16 「着いたぁ~~」 《登り:所要時間/6時間46分》
増水気味の沢と4度の迷い込み、足元見えない笹薮と・・・
「良く来れたもんだよ 生きててよかったぁ~~」って感じ!
濡れた靴・靴下を脱いでふやけた足を乾かし、しばし休憩しながら歩いて来た登山道を確認すると、あの達人二人が向こうのお花畑、登り口に見えてきました。
これから降る新道は広く整備され頂上からでもハッキリ確認出来ます。
達人は見えませんので今、最後の急斜面に取り付いているところだと思います。
遠くを見てもやっぱり同士はまだ来ません。
「時間的に大丈夫かなぁ~~」
13:07 後ろを振り返り、アップで確認すると、
「おっちゃ~ん、居たぁ~~」
約50分違いで来てたのね。 心配してたんだよぉ~~
新道は、道中ず~っと広く刈り取られハッキリした登山道で簡単過ぎます。
健脚の方は、やっぱ旧道(廃道かッ?)でしょ^^;
調子こいて真っ直ぐ駆け上がっていくと断崖絶壁なので逝けます。
途中から石も無くなり、完璧に歩きやすい(走れます)
《下り:所要時間/2時間10分》
【全工程時間(休憩・迷い、含む)/9時間27分】
感想:
① この時期とっても・とっても・とってもトンボが多かったです。
② 平日は天気が良くても人がいない。(あの後、誰にも会ってません)
③ 旧道は初めての人は慎重に(迷う)、新道は多分誰でも簡単!
いつか又、来たい・・・かな。 今度は迷わないぞぉ~~
「生きてて良かった!」
途中で撮った花1枚と、上部お花畑で撮った4枚入れときました
長く旭川に住んでいますが初めて?の出来事じゃないでしょうか。
必ず熊鈴付けて、笛鳴らして気をつけてます。