真っ白に雪化粧の出石町小坂の田んぼ
(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成29年 第12回但馬検定(3級)問題より
【69】5 月5 日に中学生達が初節句を迎える男の子がいる家々を回り、門前で
丸い輪を描きながら5 本の幟を持ち祝う「幟まわし」が行われるのは次のうち
どの神社でしょうか。
(a) 日出神社 (b) 出石神社 (c) 中嶋神社 (d) 宇都野神社
「幟(のぼり)まわし」は、出石町宮内区の行事として代々続いています。宮内
区にある神社は、但馬一の宮として知られる「出石(いずし)神社」です。答えは
(b)の出石神社となります。
なお、日出(ひで)神社は豊岡市但東町畑山にあり、後醍醐天皇の皇子の恒良親
王が幽閉されたという黒木御所の跡や、舞殿(農村歌舞伎舞台)がある神社です。
中嶋(なかしま)神社は豊岡市三宅にあり、お菓子の神様である田道間守命(たじ
まもりのみこと)を祀る、とても有名な神社です。
宇都野(うつの)神社は新温泉町浜坂にあり、川下(かわすそ)祭りや、大鮑(お
おあわび)が船の穴をふさいで遭難を救ったという伝説が由来の「鮑之霊水(あわ
びのれいすい)」が湧き出ることでも有名です。
ふるさと但馬にある神社は、どれも由緒正しき神様を祀り、いろいろな伝承の話
が豊富なところです。
『スキー教室』
今年はスキー場に早く雪が積もったね。さっそく日曜日には、ケンちゃんは父ちゃ
んに連れられて雪遊びをしてきたそうだけれど、良かったね。楽しかったか。
日高町には昔から神鍋にスキー場があっただろ。なので、地元の小学生も中学生だっ
て、冬になるとスキー教室があったの。府中の子供たちも親に連れてってもらう子も
いただろうけれど、じいちゃんちは親にスキーに連れて行ってもらったことはなかっ
たね。でもね、一月の雪のとっても多いころに、アップ神鍋あたりだったと思うけれ
ど、一日たっぷりスキー教室があったの。
スキーこそ本物を貸してもらったけれど、靴は長靴だったね。スキーにガチっと長
靴をハメるの。小学生の頃は長靴スキーでけっこう滑れたんよ。その頃はリフトなん
てなかったのか、乗らなかったのか、皆スキーを履いて横向きになって、ザクザク・
ザクザクと斜面を歩いて上がったことを覚えています。
ほんの少し上がっては、斜面をスス、スーっと滑っていくの。そして、またザクザク
と斜面を歩いて上っていくの。それでもとっても楽しかったね。汗をかきかき、何度
も何度も滑ったことを思い出します。
「ただいま~。楽しかったよ~」と家に帰ると、母ちゃんの里のばあちゃんが来て
いました。ばあちゃんは、府中よりもっと田舎の山奥の生まれだそうで、「若い時は
スキーを履いて学校に通ったんで」なんて、雪国の話をよく聞いたんよ。
冬の雪国但馬の子らは、スキー教室で一日たっぷり楽しんだんよ。
(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成29年 第12回但馬検定(3級)問題より
【69】5 月5 日に中学生達が初節句を迎える男の子がいる家々を回り、門前で
丸い輪を描きながら5 本の幟を持ち祝う「幟まわし」が行われるのは次のうち
どの神社でしょうか。
(a) 日出神社 (b) 出石神社 (c) 中嶋神社 (d) 宇都野神社
「幟(のぼり)まわし」は、出石町宮内区の行事として代々続いています。宮内
区にある神社は、但馬一の宮として知られる「出石(いずし)神社」です。答えは
(b)の出石神社となります。
なお、日出(ひで)神社は豊岡市但東町畑山にあり、後醍醐天皇の皇子の恒良親
王が幽閉されたという黒木御所の跡や、舞殿(農村歌舞伎舞台)がある神社です。
中嶋(なかしま)神社は豊岡市三宅にあり、お菓子の神様である田道間守命(たじ
まもりのみこと)を祀る、とても有名な神社です。
宇都野(うつの)神社は新温泉町浜坂にあり、川下(かわすそ)祭りや、大鮑(お
おあわび)が船の穴をふさいで遭難を救ったという伝説が由来の「鮑之霊水(あわ
びのれいすい)」が湧き出ることでも有名です。
ふるさと但馬にある神社は、どれも由緒正しき神様を祀り、いろいろな伝承の話
が豊富なところです。
『スキー教室』
今年はスキー場に早く雪が積もったね。さっそく日曜日には、ケンちゃんは父ちゃ
んに連れられて雪遊びをしてきたそうだけれど、良かったね。楽しかったか。
日高町には昔から神鍋にスキー場があっただろ。なので、地元の小学生も中学生だっ
て、冬になるとスキー教室があったの。府中の子供たちも親に連れてってもらう子も
いただろうけれど、じいちゃんちは親にスキーに連れて行ってもらったことはなかっ
たね。でもね、一月の雪のとっても多いころに、アップ神鍋あたりだったと思うけれ
ど、一日たっぷりスキー教室があったの。
スキーこそ本物を貸してもらったけれど、靴は長靴だったね。スキーにガチっと長
靴をハメるの。小学生の頃は長靴スキーでけっこう滑れたんよ。その頃はリフトなん
てなかったのか、乗らなかったのか、皆スキーを履いて横向きになって、ザクザク・
ザクザクと斜面を歩いて上がったことを覚えています。
ほんの少し上がっては、斜面をスス、スーっと滑っていくの。そして、またザクザク
と斜面を歩いて上っていくの。それでもとっても楽しかったね。汗をかきかき、何度
も何度も滑ったことを思い出します。
「ただいま~。楽しかったよ~」と家に帰ると、母ちゃんの里のばあちゃんが来て
いました。ばあちゃんは、府中よりもっと田舎の山奥の生まれだそうで、「若い時は
スキーを履いて学校に通ったんで」なんて、雪国の話をよく聞いたんよ。
冬の雪国但馬の子らは、スキー教室で一日たっぷり楽しんだんよ。