但馬出身の作家

2017年12月27日 | 但馬の人物
         西気地区の雪景色


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成29年 第12回但馬検定(3級)問題より

【79】養父市関宮出身の作家「山田風太郎」の作品の中で、一世を風靡した人気
シリーズは、どれでしょうか。

(a) 三度笠      (b) 捕物帖      (c) 忍法帖      (d) 必殺仕事人


 旧養父郡関宮町出身の山田風太郎(やまだふうたろう)の作品ジャンルは、もう

メチャクチャ多岐にわたって目も眩むほど、発表した数も膨大なものでした。

ミステリ時代小説から始まって、探偵小説、怪談・SF・恐怖の奇想小説、ユーモ

ア・官能小説、戦争小説、伝奇小説、推理小説、普通小説と、手当たり次第の広が

りだったのです。

その中でも、昭和34年(1959)に発表した「甲賀忍法帖」を皮切りに、忍法帖シ

リーズで一世を風靡します。山田風太郎は、奇想天外な発想をもとにした作品を次

々に発表する、戦後日本を代表する娯楽小説家として活躍しました。

答えは(c)の忍法帖となりますね。


『ババ抜き』

 ケンちゃんケンちゃん、父ちゃんとミオちゃんと、それに母ちゃんも一緒にトラン

プやってるの。こども園のクリスマス会で、サンタさんにもらったトランプ良かった

ね。「むかしのどうぐトランプ」なんて、とても勉強になるトランプだね。昔の道具

がわかって楽しそう。

今日はトランプの「ババ抜き」遊びをやってるの。同じ数字を揃えて、持ってるカー

ドを減らしていくババ抜き、ケンちゃんもミオちゃんんもよく分かって楽しいね。

父ちゃんがジョーカーをなかなか取ってくれないって、ケンちゃんすねたらあかんよ。

上手いことして、父ちゃんにジョーカー取らせるんだわ、絶対取るから。


 じいちゃんが子供のころにも、トランプ遊びはあったんよ。もちろん、普通の柄の

トランプ、ババ抜きももちろんあったよ。昔はね、テレビもなかったの。ゲーム機も

なかったの。家の中でみんなで遊ぶって、トランプはよくしたね。兄弟そろってやっ

たし、友達と一緒に楽しんだね。

「ババ抜き」は、トランプ遊びの中でも一番楽しいゲームだったね。今も昔も、ワイ

ワイ言いながらトランプ取り合いする「ババ抜き」って、本当に楽しい遊びだね。