出石の初午

2017年12月20日 | 但馬の祭礼・儀式
        道の駅 あまるべ


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成29年 第12回但馬検定(3級)問題より

【72】江戸時代、出石藩主が始めたとされる「出石初午大祭」は、但馬に何を告げ
る祭りとして有名でしょうか。

(a) 春       (b) 夏      (c) 秋      (d) 冬


 3月の第3金曜日がやってくると「出石の初午(はつうま)の日は、いつもよう

荒れるなあ。必ずと言っていいほど雪が降るわな、それも風をともなって」と昔か

ら言われるように天気が悪いです。でも、「出石の初午が過ぎるともう雪は降らな

い」とも言われてるのです。

そうです。初午大祭を境に、但馬の冬は春に季節が切り替わるのです。なので「出

石初午大祭」は、但馬に春を告げる祭りとして有名なのです。


 江戸時代、出石藩主が旧暦2月の最初の午(うま)の日に、大手門をを開放して、

城内にある稲荷神社に参詣することを許したことに始まったという出石の初午大祭

は、三たん(但馬、丹波、丹後)一の大祭だといわれ、とても大勢の人でにぎわう

のです。答えは(a)の春ですね。


『めんこ』

 昔わね、「めんこ」っていう遊びがあったの。男の子の遊びだよ。「めんこ」は、

丈夫な厚紙を丸い形や四角い形で作ってあるの。大きさもいろいろ、描いてある絵

は映画のスターだったり、スポーツ選手だったりしたよ。

メンコを駄菓子屋さんで買って、男の子は何枚も持っているの。どうして遊ぶかっ

て。地面に置いた50cm角ぐらいの箱の上にメンコを置くの。順番に、男の子は

自分のメンコを箱の上のメンコをめがけて打ち付けるの。

自分のメンコで並んだ相手のメンコが捲(めく)れて、ひっくり返ったりすると勝

ちとなるの。それとも、箱の上から吹き飛ばされて地面に落ちても勝ちとなるの。
 、

 順番に手持ちのメンコを次々と投げて、勝ったの、取られたのと遊ぶゲームが、

『めんこ』なんよ。相手のメンコを上手に吹き飛ばしたりするために、自分のメン

コのフチを少し折り曲げたり、勾配を付けたりいろいろ工夫をして勝負するの。男

の遊びとしては、本当に毎日のように、楽しくメンコの取り合いをして遊んだんだ

よ。