昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

夏風邪をひいてしまった。

2016-04-29 21:18:18 | 健康・病気

先週から、喉の調子がなにかひりひりすると思っていたのだが、一昨日から本格的に風邪をひいてしまった。
昨日の最高体温は38度6分。しかし、なんとか手持ちのいつかもらってきた残りの処方薬で治した。
今日は熱は下がって平熱。
しかし、まだ喉が痛いのと、熱の余波で身体がほぁんほぁんする。 
一日中ごろごろしていた。
折角のゴールデンウィークというのにまったくついていない。
夕飯は、刺身を擂り胡麻と味醂醤油、山葵に漬けこみ卵黄を乗せ、酢飯にかけただけという、至って簡単な『満足飯』。
『満足飯』については、いままで嫌というほど書いたので、過去の複数のエントリーを参照していただきたい。
連休後半には、このダメージをリカバーする積りである。

病む床で今日は天皇誕生日   素閑 


東京医療センター外科外来

2016-04-18 17:05:58 | 健康・病気

かーたんの大腸癌の治療で、外科手術のスケジュールを聞くため、また東京医療センターに行ってきた。
13:30の予約だったが、大分早く病院に着いたので、手持無沙汰。
病院の食堂で、昼食をとることにする。
かーたんはきつねうどん。オカブはざるそば。
二人の風体とこのメニューを横目で見た食事客は、哀れな心細い老夫婦がなけなしの金で、もそもそ昼飯を食っていると取っただろう。
なんともやるせないが、実際、その通りだから仕方がない。
かーたんはうどんを、オカブはそばをつるつると言葉少なにすする。
外科の医者は、虚血性大腸炎の治りを見て、切除手術に入るという。この手術はS字結腸をすべて切り取って、直腸と大腸を縫合するというものだ。知り合いの医者に聞くと手術としては、そんなに重いものではないという。しかし、体に傷のつくことは、ケンカの怪我で額を三針縫ったことぐらいしかないオカブとしては大いに恐ろしい。 
それで問題は虚血性大腸炎だが、5月の半ばに入院して内視鏡検査をし、治癒の具合を見ることになった。
そこで再び、消化器科に回される。
なんだかんだで病院に半日釘づけにされた。しかしこれだけの大病だ。仕方あるまい。
渋谷行きのバスで三茶周りで帰った。

空昏く妻植うる苺咲きにけり   素閑 


玄米食の効用

2013-05-18 06:08:00 | 健康・病気

玄米食を始めて、2か月が経とうとしている。
いろいろ外食の機会があったり、献立が合わなかったりで、玄米食自体が三日坊主に終わろうとしている。それどころか、このところ暴飲暴食が続き、玄米食による食生活の改善どころではなくなっている。

玄米食の効用は、先にも書いたが、玄米を食べることもさりながら、玄米に合う副食物が低脂肪、低塩分のものなので、総合的な観点から健康的な食生活が期待されるというもの。こってりしたトンカツやジュージューいう焼肉をおかずに玄米を食べたいとは思わないだろう。だから、ことさら「玄米を食べる」ということのみに拘らず、伝統的な庶民の和食を中心とする副食物へ転換することを心がけるのが重要である。

今日は久しぶりの玄米ご飯。おかずは鰯の煮付けに里芋の煮ころがし。まあ、なんとか健康的な献立と言ってよいだろう。

妻と子を苺の花見て想いたり     素閑

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ぶっ倒れてしまった!

2013-05-03 19:24:15 | 健康・病気

昨日の夜遊びがたたってか、朝からめまいがして、ぶっ倒れてしまった。一日のほとんどを布団の中で過ごした。めまいは、十数年前にメニエール病をやって、一週間ほど東邦大学付属大橋病院に入院したことがある。それ以降も、何回かくらくらと目が回る発作に襲われたことはあるが、今回はそれ以上にひどい症状だ。
今日は祝日なので医者もやっていない。ただ布団にもぐって何とも言えない不快感と闘うのみである。
また今日は憲法記念日。いまは世上で改憲護憲論議が喧しい。オカブは一方的な改憲論者ではないが、党派を超えて、護憲、改憲を論議することを可能にし、憲法を世論の俎上に載せる必要はあると思う。現今のように改憲を口にするのも憚られるようにタブー視することは正しくないと考える。そういった意味では九十六条の改正には賛成である。手続法上改憲を可能にしたうえで、護憲・改憲を議論すべきであろう。根本的な原理・原則をすっ飛ばしたア・プリオリな改憲論も護憲論も好ましくはない。少なくとも憲法は時代に合わせた生き物である政治支配原理であり、不可触・絶対のものではないはずだ。そこを踏まえた上での憲法論議を国民一般が活発化させるのが望ましいのではないか。
夕飯にはかーたんが昨日、陶樵山人から送ってもらった筍と鶏とで竹の子飯を作ってくれた。めまいで食欲はないのだが、なんとか箸をつけたら美味しく食べられた。
歳とともに身体にガタがきて弱っていくのは侘しいものである。

脚冷えゆ憲法記念の日を病みて     素閑

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かーたんの退院

2013-03-19 02:59:00 | 健康・病気

かーたんが一週間の入院を経て、今日、退院してきた。入院先は駒沢公園の向かいの国立医療センター。
実は、検診でマンモグラフィ写真撮影をしたとき胸部に影があると指摘され、かかりつけのお医者さんが、医療センターへすぐに紹介状と診察の手続きをしてくれた。そして下された診断はごく初期の乳癌。それを聞いた時には頭が真っ白になった。
しかし、心配することはないですよ、との主治医の先生の言葉を信じて、希望の光が見えてきた。
12日に入院して14日に手術、予定通りいけば19日に退院というスケジュールが決まった。
入院中はオカブは手術日はもちろんのことほぼ毎日、病院に通い詰めていたが、ちょと手術日のことは自分にとっては衝撃的だったので敢えて書かない。
しかし、手術は無事終了し、ごく初期に発見された軽い癌だったということもあり、まずは胸をなでおろす。
術後の経過は良好で予定通りの退院。
オカブが8時過ぎに迎えに行ってタクシーで帰ってきた。
夕飯はみんなで集まって、かーたんの退院祝いである。美登利寿司の出前を取った。
しかし、食うほうが先行しているかのようだが、あくまで主役はかーたんである。
かーたんは今回は化粧をしていないので写真で出演したくないとのことである。
ただ、絶対にかーたんの今後の回復と全快を心から祈る。
かーたんは4月1日から放射線療を受けに病院に通うことになる。闘病生活はまだ続く。

三月の花よ咲け咲け地を覆え     素閑

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むずむず脚症候群の治し方

2012-02-19 19:45:00 | 健康・病気

実はオカブはむずむず脚症候群の患者である。医者にかかったことはない。しかし、中学生の頃から、就寝しようとすると、両脚にむずむず感を感じて、居ても立ってもいられない状態になる。脚を意識してむずむず感のことが頭にあるときだけである。むずむずを忘れているときにはこの症状は出ない。しかし、むずむずを感じたときはとても眠れるような状態ではない。スクワットをして脚に刺激を与えて、それでも眠れない。そして不眠に耐えかねて、うとうとして朝になるとむずむず感は消えている。こんな状態が4年ほど続いた。その後、むずむずが頭から離れ、30年間はむずむず症に悩まされることはなかった。しかし中年期を過ぎ、またむずむず感に襲われた。これは酷かった。新聞に掲載されていたむずむず症の体験者の脚を切り落としてしまいたいくらいだ、という感覚が切実なものとして迫ってくる。何日も眠れない日が続いた。そんな悩みをかーたんに打ち明けると、「それは、脚のリンパの流れが悪くなっているからよ」と事も無げに言う。そして膝の裏の脚の筋をゴリゴリと揉みほぐしてくれた。それで驚いたことに、むずむず感は見事に消えていた。そのときのリンパの流れが悪いというかーたんの診断が正しかったかは分からない。またこの療法ですべてのむずむず症の患者が治癒するとはいえない。しかしオカブの場合はこれでみごとに脚むずむず症候群の苦しみから解放された。だからその治療法を参考までに記しておく。

(1)まず、一人では治療は出来ない。患者のほかに治療者が要る。治療者に脚の膝の裏を刺激してもらうのである。就寝前に治療を行うのが望ましい。

(2)患者は仰向けに床に寝る。治療者により患者の膝の裏の筋を強く圧してもらっていると、かなり痛く感じる箇所があるはずである。そこを治療者に50回くらい念入りに強く圧すように揉んでもらう。これを両脚やる。揉んでもらっている時はかなり痛く感じるのが普通である。

(3)これでむずむず感が解消され、心地よく入眠できればまずは効果があったと見てよいだろう。しかし、オカブの場合この治療の効果は1ヶ月程度である。それを過ぎるとまたむずむず感が出てくる。そこで(2)の治療を繰り返すのである。

むずむず脚症候群は他人には分かってもらえないが非常な苦しみを伴うものである。だから、この一文が参考になって、一人でも多くの方に効果があってもらいたいと願う。

日脚のぶやがてはいくつの春迎え     素閑

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