昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

ハロウィーンパーティー

2009-10-31 16:42:00 | 日記・エッセイ・コラム

今晩、チャールズから、ハロウィーンパーティをやるからと誘われていた。かーたんは、チャールズの歌の先生でもあるので、この日の出し物のために、6月から「オペラ座の怪人」を猛特訓してきた。会場は若林のフリーギャラリー「233」。かーたんはクリスティーナに扮して、チャールズの相方を務める。相方といっても歌の相方で、キーボードの伴奏と、チャールズとの掛け合わせによるソプラノの重唱。ちょっと会場の音響が悪かったので本領を発揮できなかったかも。チャールズは特訓の成果があって、上々の出来。 キャロラインもローラも観客として見に来た。オカブはもっぱら、カーたんの道案内役と、荷物運び役でついて来た次第。若林と言っても、西太子堂のちょっと先で、家から徒歩で15分くらい。ワインやお握りや鶏のから揚げやら牛筋のの煮込みやらも出てなにやら楽しい気分。チューハイを片手に10時過ぎまでいた。しかし、われわれも暇な一家である。

 

   芝居観て汗の頬打つ木枯らしや     素閑

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ビフテックフリットとフランス人

2009-10-23 06:07:00 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、サミットでオージービーフ・サーロインが100g118円のところ、さらに1パック150円引きというセールをやっていた。躊躇することなくお買い上げ。さて、こいつをどうやって食うか?せっかくだからあまり手をかけずに、肉のうまみを賞味しようと、ステーキにすることにする。付け合せは、ポンム・フリット(一名チップスとも言う)。要はフライドポテトのことである。肉の味付けは塩。胡椒のみ。久しぶりのステーキはとろけるようで、素晴らしい味わいだった。ところで、ビフテキとフライドポテトの取り合わせは、ビフテックフリットといって、フランス人の国民食である。多少、地方によって、その取り扱いの軽重はあるものの、パリの周辺の連中は、例外なく、この料理をありがたがって、毎日のように食う。昼に会社の近くのレストランで、また家に帰って夕食でと、一日に二回食うこともある。なぜ、そんなにフランス人がこの手の食い物を好んで食うのか分からない。肉を焼いて食う習慣は意外と新しく、18世紀にイギリスからフランスに伝えられたものだそうだ。しかし、牛肉の赤身を食えるのはその当時、都市部のブルジョアだけで、農村部では、肉と言えば、たまに保存食の豚肉の塩漬けを食うのがせいぜいだったと言う。そこで、逆に考えれば、フランス人の肉を食うことにかける執念のDNAはすさまじいものがあるといえる。ルイ14世はその栄華を外国の賓客や臣下に見せ付けるため、毎食、数十皿からなる食事を公開で召し上がったそうだ。そして、その料理はその素材のいかんを問わず「王のヴィアンドゥ(肉)」と言われていた。フランス人の肉崇拝熱は高貴なお方に置かれてももたれていたようだ。しかし、フランス人の牛肉の消費量は年々落ちてきていると言う。パリの目抜き通りで目立つのは、焼き鳥と寿司を看板に掲げた日本料理屋である。もちろん日本人の経営ではない。たいてい中国人や韓国人によって切り盛りされている。そこで、そういうまがいもののパリの「日本食」を純正の「日本食」と区別させようと、日本政府が「スシポリス」の創設を企てたのは記憶に新しい。そのほか、パリには旧植民地や移民の持ち込んだ料理として、アラブ料理、インドシナ料理、ユダヤ料理、中華料理などの店が軒を並べ食に関してはメトロポリタンの様相を呈している。それに、いまやパリの主婦の多くは家庭に帰って夕食を作らない。シャルキュットリー(お惣菜屋)でサラダやキッシュなどを買って、それで夕食を済ます。いまに、多くのフランス人が「昔懐かしのビフテックフリットはいずこにありや?」と嘆息を漏らす日も来るかもしれない。

    客帰り静まり返り小菊かな     素閑


日比谷公会堂創設80周年記念式典というイベントに・・・

2009-10-18 19:01:00 | 日記・エッセイ・コラム

日比谷公会堂の創設80周年を祝うというイベントに行ってきた。どうして、そんな催しに出かける機会があるのかとの疑問には、かーたんがこのイベントのスタッフをやっている高校の同級生に偶然、再会し、その縁で招待券をいただいたという次第。日曜の午後2時半開演である。イベントの実行委員長の井上道義氏、来賓の挨拶、日比谷公会堂の想い出を綴った文の応募から、受賞作の表彰、横森良造氏のアコーディオン伴奏による黒沢良氏の朗読などがあり、メインイベントの井上道義氏指揮によるオーケストラのベートーベンのシンフォニーの演奏があった。まあ、式典を聞いていてもこちらは、まったくの部外者なので、なるほどと舟を漕ぎながら上の空で座っていたのは言うまでもない。ただ、日比谷公会堂は、エルさんが通う学校が毎夏、音楽祭を開催しているので、わずかながらもご縁があるといえば言えるが。ベートーベンの交響曲7番全曲をやったが、急遽編成されたオケの演奏としては上々の出来といったところか・・・終わったのは暮れなずむ5時過ぎ。どこかで食事でもしていこうということで、いつものお馴染の有楽町のガード下のドイツ居酒屋『ジェー・エス・レネップ』へご来店。ここでドイツ産の地ビールを満喫。料理も、ザウアークラウト、ソーセージ、シュニッツェル、グラーシュ、そしてドイツパンと鯨飲馬食した。満足満足で、店を出、銀座線、表参道乗換えで、三軒茶屋からご帰館。よく飲んだ。

   公園の黄銀杏踏めり言葉なく     素閑

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結婚記念日

2009-10-10 11:04:00 | 日記・エッセイ・コラム

わが愚妻との21回目の結婚記念日を迎えた。今月はまったく金が無いので、それらしき祝いの席を設けるつもりは無かったのだが、ちょうど銀座の山野楽器にフルートの調整に出かける用事があったのと、かーたんが渋谷の土間土間で5時までに入店すると、20%オフのハッピーアワーキャンペーンをやっているという情報を得てきたのでそのコースにすることにする。この歳になって結婚記念日を土間土間でやるというのは、いささか気が引けなくも無いが、何事も分相応である。贅沢は敵だ!ファミレスに行くよりかは、格段に恵まれているとしよう。山野の三響の無料フルート調整会では、頭部管のコルクを取り替えたのみ。メカのバランスは狂っていなかったようだ。すぐに調整は終わりかーたんと教文館へ。ここで、かーたんは礼拝音楽の書籍一冊お買い上げ。かーたんとしては教文館に行くと、一日、時間があってもまだ足りないそうだ。「レカン」のメニューを覗き、今の商売で一旗上げたらここで結婚記念日をするぞ!と決意も新たに、渋谷に出て、109脇の土間土間文化村通り店へご入店。まだ4時半前で、われわれが最初の客。表の看板でハッピーアワーの告知を見た旨を告げ、めでたくも20%オフの恩恵にあずかることになる。かくなるうえは飲めや食えやで、とったものをあげてみると、生ビール(なんとプレミアムモルツ!)、梅酒のお湯割り、たこわさ、土間土間豆腐、土間土間風カルパッチョ、鳥の手羽先揚げ、エビフライ、餅と揚げ出し豆腐、秋刀魚のフリッター、明太入り磯辺揚げ、ベトナム風春巻き、馬刺し、それにデザートのクリームチーズ。オカブはプレミアム・モルツを5杯以上あけ、これでお代は6500円あまり。さすが20%オフです。かーたんもたらふく食べ、ご両人とも満足満足。これで1週間ほど耐乏生活をすれば今月は乗り切れるだろう。7時に店を出て井の頭線で下北沢へ。「オオゼキ」で限定安売りの野菜や肉を買ってご帰館。世知辛い世の中と戦う毎日である。

   妻ともに弱き陽喜び秋冷や     素閑

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