昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

自由が丘へ

2009-09-19 12:28:00 | 日記・エッセイ・コラム

エルさんの学校の学園祭を見るために自由が丘へ行ってきた。三軒茶屋から東急バスで自由が丘駅入り口まで。エルさんのソフトボールの紅白戦を観戦に、10:00には学校へ着く。エルさんは二打数一三振。しかし、一打はツーベースのタイムリーヒット。エルさん渾身の一撃だった。帰りにかーたんと自由が丘のイタリアン『ナポリハウス』で遅いランチ。1050円のセットでサラダ、パスタ、パン、デザート、ワンドリンクつき。なかなか、お得なメニューであった。帰りに三軒茶屋の西友で夕飯のおかずを買って帰宅。なんだかとても疲れた。

文化祭人混のなか娘を探し   素閑

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新国立劇場『オテロ』のゲネプロに行ってきました。

2009-09-17 11:53:00 | アート・文化

新国立劇場シーズンスタートの公演『オテロ』のゲネプロに行った。
一言で言うと、久しぶりに見ごたえのある舞台を鑑賞できた、というところだろうか。
ゲネプロの常として、歌手は8~9割り方の力しか出さないで歌っているという感じだったが、受ける全体的な印象は強烈なものがあった。
特に、バリトンのルチオ・ガッロがイアーゴを好演。デズデーモナのノルマ・ファンティーニは、フル・ヴォイスで歌い上げる場と、か細くささやく狂乱の場のメリハリがいまひとつの感があるが、素晴らしい美しい持ち声で、十分、聴かせてくれた。タイトルロールのステファン・グールドの歌唱ももちろん素晴らしかったのだが、あの程度のテノールは、いまやあまたいるという感じで、いまひとつ印象に残らなかったところが残念。
舞台装置は、実際に水を張った掘割が使われ、それが悲劇の進行に実に効果的な役割を果たしている。そのほかのセットも手抜きが感じられず、新国のこの公演にかける意気込みやよし、というところか。また第一幕に打ち上げ花火が使われるなど、マリオ・マルトーネの演出も凝っていて、見ごたえがある。
衣装は、主に男性陣が19世紀の軍服姿。女性は17~18世紀の服装。ウルスラ・パーツァックはオーソドックスなデザインを前面に押し出した。
東フィルのピットもリハということで完成されていない箇所もあったが、平均的なレベルは高い。
とにかくゲネプロながら、キャスト、スタッフが全力を挙げて取り組んだというところがひしひしと感じ取れて、本番は今年の名舞台のひとつになることを確信した。

歌劇の憂いも知らずいわし雲     素閑

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ベジマイト(VEGEMITE)を食べました

2009-09-10 11:55:01 | グルメ

ベジマイトである。すでにご存知の方は、深~くご存知だろう。「ベジマイトって何?」という方は「ベジマイト」で検索していただきたい。私がやったときには26,300件ヒットした。そこには、この「食品」に関わる、来歴や背景知識、あるいは抱腹絶倒、悲喜こもごもの体験談などが盛り沢山に含まれているから、情報としては十分であろう。したがって、ここではベジマイトに関する一般的な解説は極力省くことにする。

なんでこんなものを持っているんだという疑問については、かねて知悠のオージー、チャールズがシドニーに一時、里帰りするというので、お土産に買ってきてくれと頼んでおいたものだ。そして、今日、その封を切ることになった。実は、これまでベジマイトについては、オーストラリアに行ったとき、癖の強いスプレッドとだけの知識を仕入れてきたのみで、詳しくも知らんし、もちろん食ったこともなかった。しかし、昨日、ネットで検索していちいちサイトに目を通すうちに、こいつの持つ強烈な負のパワーに圧倒された。「どぶの奥にたまった汚泥の臭いがする」というのがもっともオカブをして恐怖のどん底に陥れたコメントである。所ジョージがスタジオで騙されて食べて、悶絶したというのもある。しかし、ポジティブな評価もなくもない。「塩辛と味噌をパンにつけて食べるような感じ」「江戸むらさきに似ている」等など。そこで、ロックフォールやブルーチーズをこよなく愛するオカブとしては案外いけるかもしれん、という安心感も出てきた。しかし、銭がないのだから当然といえば当然かもしれないが、オカブは存外、保守的な食生活をしてきたものである。食うことにかけては目がないが、信濃の蜂の子はおろか、近江の鮒寿司も、京都のすっぽんも、八丈島のくさや(化学的吸着で作ったものではなく、いわゆる本場もん)も食ったことがない。国内でさえこの状況だから、中国の燕の巣や、オーストラリアの蜜蟻など、生まれ変わって、食いたくとも食うことはないであろう。日本でも400円前後も出せば手に入る、このベジマイト程度が、身の丈に合った「食道楽」かもしれん。しかし、オカブは別に下手物食いではない。ちなみに、昨日の晩のおかずは塩焼きの秋刀魚に、かぼちゃの煮ころばし、ほうれん草のおひたしだった。

さて、写真の中央のチューブが真正ベジマイトで、右のやつはベジマイトの新製品・・・まだ商品名がないので、「名前募集中」とラベルに書かれたふざけたやつである。左のは「マーマイト」といって、ベジマイトはオージーやニュージーランド人が食うのに対して、こいつはイングランド人やアイルランド人が好んで食うものである。チャールズはベジマイトだけでいいものを、これら3種をご丁寧に買ってきてくれた。もっとも、現地ではベジマイトが2AD.程度で買えるらしいからこのくらいがお土産として適当なのかもしれない。さて、パッケージは至ってユーザフレンドリーで、天下の奇食として、あまたの物好きどもを不幸のどん底に陥れた内容物の凶悪さをうかがい知ることもできない。支那・朝鮮やアメリカのジャンクものの食品のパッケージの毒々しさが感じられない。「マーマイト」に至っては、ラベルの文字を入れ替えればかつおだしの瓶と見まごうばかりである。

オーストラリア人にとっての納豆のようなものであると書いてあるのを見たが、初来日したアメリカ人が赤坂プリンスに宿を取ったにも関わらず、果敢にも朝食として吉野家の朝定食に挑んだらしく、あの「ガム」のようなものはなんだ?というから、醗酵したソイ・ビーンズだと教えてやったらまんざらでもない顔をしていた。納豆にアレルギー症状を起こさない外国人も意外にいるようだ。そんなこんなでこみ上げる恐怖感と、一縷の安堵の希望を抱いて食する朝を迎えた。

さて、前置きはこれくらいにして、いよいよ食ってみることにする。オージーはトーストに塗って好んで食べるというから食パンを焼く。今日、食うのは真正ベジマイト。まずは、正統派でいく。パンが焼けた。マーガリンを厚く塗り、ベジマイトもこれでもかこれでもかというほど厚く塗る。こけて、傷ついた痛みには滅法弱いが、ポリシーとしていついかなるときにも直球勝負を仕掛けるオカブとしてはこれくらい当然である。準備は整った。まずは、ためしに小口でなめてみるか?いやいや、そんな肝っ玉の小さいことでどうする。大口を開けてガリッとやる。ん?なにこれ、意外といけるじゃん、というのが最初の感想。多少、薬臭くもあり、とにかく塩っ辛いが、不快な味ではない。そうですね、パンに味噌を塗って食うというのが一番近い表現の仕方ではないだろうか?「江戸むらさき」というには甘さがないし、塩辛というほど生臭くない。いずれにせよ思ったほど癖がない。あっという間にベジマイトつき食パン一枚完食。少々、拍子抜けした。これなら毎朝でも食べられる。もっともオカブは朝、昼食抜きの一日一食ダイエットを励行しているから、この3パッケージを消費するのは容易ではない。

そんなこんなで、初めてのベジマイトの試食は完全に期待はずれ、怖いもの見たさにお化け屋敷に入ったが、あまりの明朗快活な雰囲気に文句たらたらの態と相成った。ベジマイトは美味い!とこれから試みる人には力説しておこう。

マーマイトと、新作ベジマイトの試食はまだである。おいおいご報告したい。

ところでベジマイトはわざわざオーストラリアまで行って買ってこなくても、日本においても、ネット通販や、カルディファーム、明治屋などで入手できるとのこと。

なんのことはない。お騒がせしました。

残り蝶柔らかなる陽に遠い鳥     素閑

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北沢八幡の秋祭り

2009-09-05 15:17:00 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、近所の北沢八幡の秋季例大祭である。忙しくもあるのだが宵宮にかーたんと行ってきた。北沢八幡は、北沢、代沢、代田の一部をテリトリーとする、この近辺での大規模な鎮守様だ。うちの住所は代沢なのだが、昔は旧下代田町と称しており代田の飛び地となっていた。したがって管轄的には代田八幡の受け持ちということになる。しかし、幼い頃から馴染みのある北沢八幡の祭りのほうに足が向いてしまう。この神社の祭りは、十数年前にテキヤを締め出し、地元の商店街やボーイスカウトなどがだした露店が軒を並べる。しかし、昔に比べて店並は、随分と寂しくなってしまった。それに対して大規模になったのは、神輿行列。プロのような担ぎ手が集まってきて、地域の一大イベントである。町内の下北沢の商店街もこぞって祭り一色。この祭りが過ぎると一気に秋色が濃くなる。

      幼き日過ぎて経るなり秋祭り     素閑

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