昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

西原悟氏家でホーム・パーティー

2016-01-27 09:02:09 | 日記・エッセイ・コラム

先日、コンサート・ライヴにお邪魔した、西原悟氏と奥様と意気投合し、コンサートの後、午前1時まで飲み明かし、それでも話が尽きないので、その続きをやろうと話し合っていたのだが、火曜日が空いているとのことで、それなら我が家も都合が良い。
先日、ご馳走になったので、今回は我が家のほうから、食べ物、飲み物持参。我が家から歩いて5分ほどの西原家にお邪魔する。
シュニッツェル、サーモンのマリネ、ジャーマンポテト、オーストリアワインのセクト、グリューナーの白、ビールなど。
西原悟氏は、キーボード、マンドリン、ギター、アコーディオンなどを操るプレイヤーで、なおかつ自身で作曲・編曲をやられるマルチタレント。
NHKの素人のど自慢でピアノの奏者をしているのを視聴した読者の方はおられるかもしれないが、実は彼、本番の前日は、出場者のレパートリーのスコアを書くので、毎回、徹夜なのだそうな。
ご夫婦ともども、我が家と同じにクリスチャンなので、専ら、そちらの話題で盛り上がる。しかし、酒の席で信仰の話をすると、生臭い方向に行くのはご愛嬌。
ビールを空けて、ワインを空けて、それでも足りなくて、西原家から、バーボンとスコッチを提供していただいてそれも空けて、また夜明けまで盛り上がった。
またやりましょう。

虎落笛後を追われて闇の路  素閑

 


 


『お山のすぎの子』に行ってきた。

2016-01-16 23:45:48 | グルメ

昨日、ライヴに行ってきて、ライヴづいてしまい、今夜も音楽で寛ぎたい気分になってきた。
で、木・金・土とライヴをやっている、三茶・栄通の和食店『お山のすぎの子』にかーたんと行ってきた。
ここのお店は、かつてエルさんが大学四年間バイトをやっていて、お世話になったところ。
挨拶もかねて出かけた。
このお店はご家族でやっておられるアット・ホームな和食処で、お店に着いて若女将さんに案内されると、顔を覚えていただいていて、その後、ご主人のマスター、女将さん、若主人のチーフから大変手厚いおもてなしを受けた。
まずは生ビールジョッキ大。そして鶏皮のポン酢和え、里芋の煮物、串揚げ、エイ鰭、特製味噌カツなどを頼む。
どの料理も大変おいしく、器にも細かい気配りがなされている。
7時半ころからライヴが始まり、ビールの軽い酔いに合わせてしっとりとしたボサノヴァを聴く。 
美味しい料理とムードのある音楽で、酒も進み、大ジョッキ三杯、つまみも、春菊のてんぷらと烏賊そうめんを追加し、腰を落ち着ける。ご主人からサーヴィスのポテトフライを差し入れていただき恐縮。
締めに、オカブは蕎麦で司牡丹を、かーたんは田舎汁粉。
こちらの蕎麦も逸品だ。
お腹も十分満足して、店を出る。十時過ぎにご帰館。

酔眼の雲間に冴ゆる月を見る   素閑

 


木村真紀with西原悟&西原充ライヴを観てきた。

2016-01-16 02:45:58 | 音楽

かねての畏友、西原悟氏が出演するライヴが拙宅からすぐ近くの、『赤髭・Dining&Live Misic』で開催されるというのでかーたんと行ってきた。
開演の7時半に先立つ10ほど前に会場に着くとほぼ満席状態。
舞台のかぶりつきにやっと二人分の席を確保した。
まずは、ドリンクのオーダー。オカブは生ビールにかーたんはホット紅茶。2オーダー制なのでつまみ?にビーフカレーと鶏唐揚。
会場の観客が一斉に注文するのでなかなか来ないが、そこはいいとしよう。
予定より20分ほど遅れて開演。
Voc&PFの木村真紀氏とPF&Acord&Mndrの西原悟氏のオリジナル曲、そしてカヴァー曲で前半、後半合わせて12・3曲ほど。
なかなか熱い!
木村真紀氏の語りもよく、惹き込まれ、熱くナーヴァスな歌声にも魅了される。そして悟氏ご子息の充君のParcも目を見張るものがある。そして悟氏のKeyの超絶テク。
あっという間の2時間だった。
終演後、悟氏と奥様とかーたんとオカブとで、翌日の1時まで飲み明かした。
素晴らしい一夜だった。

酒肆を出て寒さの中の夜半の闇   素閑




 


世田谷東部史跡巡り

2016-01-11 20:31:15 | お出かけ

朝、ビールを一杯飲んで、その後は野暮用を済まし、家でグダグダしていようと心に決めたのだが、昼近くになって、陽も顔を覗かせるようになったので、これはもったいないと、かーたんと示し合わせて、お弁当のサンドウィッチを作って、家を飛び出した。
最初に目指すのは豪徳寺である。若林に出て、国士館脇の烏山川緑道を歩く。春のような陽気だ。
豪徳寺は大谿山、曹洞宗の禅院である。この寺の名物と江戸大名・井伊直孝との来歴は余りにも有名で、ここにも何回か記したが、重複を怖れずに再記する。
井伊直孝一行がこの地で巻き狩りを楽しんでいると、一宇の荒れ寺の山門に差し掛かった。すると山門の前に一匹の猫がおり、直孝一行を招くようにおいでおいでをしている。不思議とも思ったが彼らが猫の招きに応じて山門に入ると、一天にわかに掻き曇って、今まで彼らが居た所に大落雷が落ちた。それを奇に想った直孝は寺を訪ね、和尚の法話を聞き、この寺に帰依することしきり、寄進するところのものも少なからず、遂には一門の菩提寺となした。
それまで赤貧洗うが如くだった荒れ寺はたちまち潤い、和尚はこの機縁となった白い猫の像を刻み招福の招き猫として檀家に頒布した。これが豪徳寺と招き猫の由来である。
境内は一日観光の人々、初詣の人々で賑わっていた。庫裏の前のベンチで昼食のサンドウィッチをかーたんと食べる。
井伊家の末裔、桜田門外の変で名高い、井伊直弼の墓は井伊家の墓所の外れにある。
豪徳寺をでて、世田谷線沿いに宮の坂駅に来た。ここで、先日、日経新聞に記事の出ていた、旧世田谷線車両を観る。
それから世田谷八幡宮。世田谷の一宮である。ここも初詣の人々で賑わっていた。
そして南に進みこれも曹洞宗の禅院、勝光院。青々とした竹藪が好ましい。ここには静寂があった。ほっとした。世田谷領主、吉良家の墓所を観た。由緒正しい宝篋印塔を中心に五輪塔などが建っているが荒れているので侘しい感じがした。
さらに上町にで、ここも曹洞宗の実相院。庭園が美しい。かーたんが空腹だというので、先ほどオオゼキで買ってきた、鶏の唐揚を食い、オカブは冷えたエールを飲む。いけない!『不許葷酒入山門』の碑が建っているにもかかわらず、酒を堂々と飲んでしまった!
ボロ市通に戻るすがら、赤い引き戸の浄光寺の門をくぐる。浄土宗である。ここには禅寺の人間臭さがない。何故か安らぐ。
ボロ市通で期待していた、大場代官屋敷と郷土資料館は祝日のため閉館していた。この公務員体質には違和感を覚える。
世田谷通りを進んで、故寺内大吉氏が住職だった大吉寺で旧友の墓を弔い、松陰神社に出た。
成人の日の晴れ着姿の若い女子で賑わっていた。
重い足をかーたんと引き吊り、若林経由で、4時前にご帰館。
帰宅して、湯に入り、熱燗と蕎麦の夕食を摂る。
蕎麦とは誠に微妙な食べ物だ。茹であがってから食うのに、早すぎてもいけないし、遅くてもいけない。蒸篭に上げて、ちょっと水気が引いたあたりが食いごろだ。ちょうど、猪口二杯ぐらいを、聞こし召した頃合いだ。ここで一気に食わなければならない。もたもたしていると蕎麦が伸びてしまう。
話は飛ぶが『アラビアのロレンス』の文中に、空腹のロレンス一行が羊の丸焼きをアラビアの族長たちと食う場面がある。その中でロレンスは「誰も口をきく者はいなかった。話すということは折角のご馳走に失礼にあたるからだ」と述べている。蕎麦にもこれが当てはまる。蕎麦を食う時は口を利いてはいけない。折角の蕎麦に失礼に当たるからだ。
だからオカブは蕎麦は家で食う時は独りで、蕎麦屋ののれんをくぐる時も独りで訪れることにしている。
今日は疲れた。予定していた、税務関係の仕事は明日に延ばして、寛ぐことにする。

藪入りという言葉のみ覚えたり   素閑


 


朝ビール

2016-01-11 09:00:13 | 日記・エッセイ・コラム

久しぶりの三連休(除正月休み)
最終日にはだらだらし倒そうと思う。
そこで思いついた素敵なプラン。即ち朝ビール。
空きっ腹の朝食も何も食べていないところで、ビールをキューっと行く。もちろん一杯である。(500ml缶一缶)二缶行きたかったが、ちょうどかーたんがキッチンに降りてきて、さすがにそれは叶わなかった。
しかし、朝酒は美味いものである。
ヨーロッパの四つ星以上のホテルに泊まると、朝食にシャンパーニュかスパークリングワインが付くことが多い。
これをソーセージやハムやチーズやオムレツを肴に二・三杯やるのが海外旅行の一つの楽しみである。
また、早朝のパリのカフェの立ち飲みのコントワールで通勤の労働者の群れに交じって「ルージュ!」と注文して、赤葡萄酒を一杯キューっとやるのもなかなかおつなものだ。
しかし、ビールはフランスのカフェで飲むのが一番好きだ。 
確かに、ミュンヘンやプラハのビア・ホールでワイワイやりながらクリューゲルでビールを飲むのも楽しいが、これは仲間との会話や交際が主体になり、ビールは脇役となってしまう。
カフェのテラスに一人座って「アン・ドゥミ・スゥイルヴープレ」と一杯のピルスナーに入念に注がれたプレッションを沈思黙考しながら、ビールの味に集中して飲むのが最もビールに対して正当な扱いだと思う。ときどき街の人どおりに目をやって佳人の通り過ぎるのを目で追う。そしてまたビールを一口飲む。これほど美味いビールの飲み方があろうか?
しかし、フランスはビールの本場ではないのでビールの銘柄としては『クローノンブール』くらいしかない。しかもこれが馬の小便のように不味い。カフェで出すのは大抵、オランダの『ハイネッケン』だ。ビア・カフェのようなものもないから、多種の銘柄から、色々飲んでみるということもできない。
しかしオカブはそれでもパリで飲むビールが好きだ。
今日は遊びの予定がない。中間決算の会計処理をしなければならないのと、明日税務署に提出する、源泉徴収の書類を作成する仕事が残っている。ビールのあとは世知辛い日常である。

成人の日娘と疎くなりつあり   素閑 


世田谷観音と世田谷公園に行ってきた。

2016-01-09 19:04:52 | お出かけ

正月明け翌週の見事なまでの冬晴れの暖かな土曜日。
久方ぶりにのんびりとかーたんとお出かけをし、散策を楽しんだ。
しかし、お出かけと言っても、先ずは先立つものがない。交通費の電車賃150円も惜しい。そこで目的地は、我が家から徒歩で行ける、世田谷観音と世田谷公園にした。
世田谷観音は昨年の10月にも独りで徒歩で行ってきたが、かーたんが初めて行くことになるので、目的地に定めた。
先ずは三茶まで。246との三叉路を渡って、栄通を行く。途中フーディアムに寄って弁当の仕入れ。と言ってもダイエット中なのと金がないのとの都合に合わせて、2人でフライドチキンパック535円也を一つと、127円のサラダを二つずつ。まあ安い。
明薬のわきを通って、世田谷観音に。
ここは、 昭和26年に一人の僧侶が独力で建立した、非常に歴史の新しい寺。
特攻隊観音とか、不動堂とか、韋駄天堂とかがある。
本尊は聖観世音菩薩。本堂に本尊が安置されている。
特攻隊観音は大東亜戦争中に散華した特攻隊員はもちろん、終戦直後に満州でソ連機甲師団に体当たりを敢行した陸軍航空隊院の霊が祀られている。
不動堂は螺旋状の栄螺堂。
韋駄天堂は庫裏を兼ねた、三層の楼閣。
終戦間もない物資の乏しい時代だったろうに、創意に満ちた境内だ。
世田谷公園に行く道すがら、真言宗西澄寺があった。仁王山門の武家屋敷門が寺としては厳めしい。しかし東京の寺である。最初に広い墓地が目に入ってきた。しかし真言宗で西(最?)澄寺とは、面白い。
本堂の内陣が華やかだ。
世田谷公園に向かう。途中大時代な建物の酒屋さんがあったので思わずパチリ!
世田谷公園ではミニSLが走るのを観たり、噴水で写真を撮ったり。
小山に登って、頂上のタイムカプセルの脇で弁当を食べる。冷えたフライドチキンが物寂しい。
帰りは三茶に出て、西友で夕飯のおかずを買い込んで、3時過ぎにご帰館。お疲れ様でした。

意味もなく晴れ渡りたり冬の空   素閑 

 

 


豚ちり

2016-01-08 21:18:52 | お惣菜

昨年来だが、特に年が明けてから暖かい日が続いている。年末年始は異常な暖冬だ。
これがこの先も続いて春を迎えるのだろうか?暖かいのは有り難い反面、冬は凛と「厳寒」であったほうが季節感としては趣がある。
このままいくと夏は猛暑の年になるのだろうか?今から憂鬱である。
暖冬ではあるが、季節に相応しいものということで、今日の夕餉は鍋ものにした。豚ちりである。年明けから、白菜が安くなったので助かる。
TPPが施行されると、日本の米作農家は壊滅だろうが、こういう蔬菜を作っている農家への影響はどうなのであろうか?
まあ、今日はかーたんと野菜を鱈腹食った。 
ささやかな、庶民のご馳走であるが十分満足である。
ダイエット中であるから締めの雑炊はなし。それでも胃が収縮したのか満腹になる。
エルさんは今日から学校。三学期の過酷な教師の勤務が始まった。なんとか乗り切ってほしいものである。

ちり鍋や世間に疎い我が妻と   素閑

 


ちょっとした新年会

2016-01-06 23:50:23 | グルメ

仕事仲間のT君と軽く新年会でもやろうと、吉祥寺で会った。
仕事仲間と言っても会社の同僚ではない。オカブみたいに一人で会社を立ち上げ商売をやっている仲間だ。
T君はセーターにジーンズというラフな格好。この業界、というか気楽な自営業者は姿形も気楽だ。
駅前通りにある『HUB』に入る。
まずはせっかくのイングランド・パブなのでエールで乾杯。昨年の業容などを語り合うが不景気な話しか出てこない。というか、独立してからというもの、景気が良かったためしがない。それはT君も同じようだ。しかし、なんとか食べていけているので良しとしよう。
つまみに、やはりイングランド・パブということでフィッシュ・アンド・チップスをとる。この一つの料理で、エールを三杯ほど豪快に・・・いやちびちびと舐めるように飲む。
T君は来週早々にシンガポールへ飛ぶという。なにか良いビジネス・チャンスを見つけられるといいが。
結局タラの揚げ物とエール三杯で3時間ほど粘った。
お会計もそこそこ。
年々、新年会の内容がしょぼくなっていく。まあ仕方がない。
時にはいいこともあるさ。と負け犬の遠吠えか。

新年会抱負を語りて割勘す   素閑

 


三が日も終わりかあ・・・

2016-01-03 23:33:27 | 日記

今年も相も変わらず寝正月。
ただ、今日は新年早々の礼拝にかーたんと教会に行って、三茶のガストで昼飯を食って、午後はまただらだらと。
去年から、書類仕事が溜まっているのだが、それにも手を付けず。
いつもなら2日か3日に仕事始めなのだが、零細自営業者はその辺はヒジョーにルーズだ。やりたくなければやらないで放ったまま。えい、ままよ、の精神である。人間最悪でも死ねばよい。死ぬのは誰でも死ぬのだから、「最悪」と言ってもそう騒ぐことはない。そう考えなければやっていられない。
晩飯に正月の残りと、饂飩に餅を入れて力饂飩にして食う。
19時からニューイヤー・オペラ。
今年は、福井敬も森麻季も出ていたが、その代わり、林美智子も幸田浩子も出ていない。まあ、他にスケジュールがあったのだろう。
この番組も企画としてもうやり尽した感がある。
フィナーレに『こうもり』の『シャンパンの歌』。これは好感が持てますね^^
寝酒に、ラム&ソーダをダブルで一杯。明日からは仕事ですかね。

世の中の愚痴で始まる三日かな   素閑


謹賀新年

2016-01-01 13:36:07 | 日記

新年あけましておめでとうございます。
なにがめでたいか、当の本人にはとんと分からぬが世間がめでたいと言っているんだから、そう偏屈にならず、めでたいとしよう。
大晦日と新年の明けはカウントダウンを観てすぐ寝てしまったのだが、それでも元旦の朝は朝寝坊。
10時くらいに一族郎党約四名がダイニングに集合してお節を囲む。
今年は、ばーたんが、もうお節は作らない宣言をしたので、どうなることかと思ったが、かーたんがなんとか形を整えてくれた。
まずはお屠蘇をエルさんから回す。
あとはお節を食ったり、しゃべったり、年賀状をみたり、テレビのお笑いを観たり・・・
なんとも締まらない我が家の元日である。
昼頃、俄かに睡魔に襲われ、夕方までぐうぐう寝込んでしまった。
7時からウィーン・ニューイヤー。
ヤンソンスの指揮は聞き飽きた。しかしウィーンフィルのこの公演とはヤンソンスは相性がいい。彼の遊び心のなせる業か?
今年のニューイヤーの見どころはウィーン少年合唱団が加わったこと。
日本人の団員も何人かいたようだ。
しかし、こういう正月の過ごし方も飽きてきた。
来年はどこかに旅行でも行くか?
ビールを飲んで、お節の残りを食って、寝ちまった。

元朝や寝間着で挨拶交わしたり   素閑