昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

お使いに行ってきた。

2017-08-14 16:58:20 | お出かけ

かーたんが、風邪をひいて一昨日からほとんど寝込んでいる。
それでも生徒さんに迷惑が掛からないように、予定のレッスンはなんとかこなしているが、とても台所仕事ができる体力は残っていない。
そこで、今日の夕ご飯はオカブの担当。
夕ご飯の担当と言っても、西友に行って巻き寿司を中心に弁当を買ってくるだけだ。
かーたんは体力をつけるために鰻弁当。
下の写真が今日の戦利品。
これを二人で一気に食うって?!
いやいや。万が一を思って、明日の朝食の分も買ってきた次第。
ついでにビールも買ってきた。これは帰ってきてから、かーたんからお目玉を頂戴した。
今日は涼しい。しかし、ジメジメしている。不快だ。
しかし確実に秋はやってくる。

葉鶏頭いぶせき家の薄化粧   素閑


俳句・短歌ランキング


キャロットタワーに行ってきた

2017-08-11 09:46:48 | お出かけ

キャロットタワーに行ってきた。
時々雨のぱらつく曇天である。
展望レストランから、スカイツリーがわずかに望める。
夏も後半でよたってきた。
しかし新規巻き直しはままならない。
このままずるずる惰性で行くのか?
まあ、そうだろう。
諦めが肝心。

あばら家の片づけもせず秋迎え   素閑


高井戸『美しの湯』へ行ってきた。

2017-07-31 22:17:48 | お出かけ

今日はオカブもかーたんも何も仕事の予定のない日。
すなわち休み。
こういう日は遊ぶに限る。
かねてネットで目をつけていた高井戸のスパ『美しの湯』へ行ってみることにする。
昼過ぎ、タオルや室内着を背負って家を出る。
下北沢から井の頭線で高井戸まで。
『美しの湯』は駅を出て、ほんの2-3分の高井戸小学校の隣ににあった。
フロントに行くと、入場料のチケットを買えという。
一日5時間900円也のチケットを2枚買って、フロントでロッカーのカードを貰う。
まずは風呂。
かーたんと別れて男湯へ。
ここは広々とした露天風呂が見事だ。
湯槽が3つもあって、桜と楢と杉の林を背景にしている。
都会のせせこましいスパの露天風呂とはちょっと趣が違う。
ゆっくり漬かって骨を休める。
セミの鳴き声が集くようだ。
風呂から上がると次はビール!
お食事処へ駆け込む。
ビール500円也。モツ煮込み400円也。食券を買う。ここは館内すべて現金払いなので財布を持ち歩かなければならない不便さがある。あと、食堂は全てセルフサービス。
冷たいビールを飲みほしながら、かーたんが上がってくるのを待つ。30分ほどしてかーたんがやってきた。
かーたんはお食事。なんやら分からん弁当。オカブはビールをお代わりして蕎麦などを食う。チョコレートサンデーなるものも食う。
食事が終わり、リラクゼーションルームで食休み。
その後、また風呂。
今度は、ごしごし溜まった垢を落とす。
結論として、この『美しの湯』はいままで行っていた『スパ成城』と比べて、規模と館内の施設の質で劣るが、露天風呂ははるかに広く趣も深いし、交通も至便で、料金も若干安いので、今後もここへ来ようと思う。
6時前に上がって、また井の頭線で下北沢へ。
駅前の元禄寿司で鮨をつまんで帰宅した。

蝉時雨斜陽の照らす湯の水面   素閑





等々力渓谷にかーたんと行ってきた。

2017-05-05 22:27:23 | お出かけ

連休も終盤だ。
端午の節句、こどもの日に、かーたんと等々力渓谷に行ってきた。
今日は暑そうであるが、冷房で冷えるといけないので、長袖のシャツを着る。
三茶からバスで等々力へ。
等々力のバス停から等々力渓谷は歩いてすぐである。
ゴルフ橋のたもとから、渓谷に降りる。なぜ「ゴルフ橋」なる名前がついたかは分からない。
渓谷は凄い人賑わいである。
5月の連休、新緑の季節に、都会の人にとって、等々力渓谷は絶好の行楽地なのだろう。
上流は、水が淀んでいたが、川を下るにつれて、だんだん清い流れになっていく。
これは、渓谷の脇から湧き出す湧水のためだという。
新緑に囲まれ、ひんやりした、深い谷は誠に心地よかった。

緑濃し妻と辿れる谷川や   素閑

 

途中に弘法大師像があった。
そう。ここは真言密教の不動修行の地でもあるのだ。渓谷の端には、滝行の修行場が設けられ、不動明王が祀られている。

川の上に昇り返す道を上がると、そこは庭園になっている。
広い芝生があり、家族連れが日光浴をしたり、弁当を広げている。

 ここのご本尊、不動尊明王院も賑わっていた。
本堂には参拝の人の、長い列ができていた。

 

明王院を出て、環八を渡り、尾山台の街に向かう。
尾山台の商店街にある、お蕎麦屋さん『尾山台 更科』がお目当てだ。
ここは、等々力渓谷に来ると必ず寄るお蕎麦屋さんで、ここの蕎麦は非常に美味いと思っている。
また、前来た時、この店は美人ばかりで切り盛りしてるな、と見たのだが、今回はそう美人ではなかった。しかし、女で店を回している奇特なお蕎麦屋さんである。
店は、連休の昼食の客でてんやわんやであった。頼んだものがすぐ出てこないと踏んで、オカブはまずビール。汗をかいた後の一杯は格別。
しばらくして、かーたんは特上天麩羅蕎麦、オカブは熱燗に、盛り蕎麦二枚。
ここの蕎麦はよく茹でてあるが腰が強く、非常に美味い。
丼物や定食もあるいわゆる町のお蕎麦屋さんだが、蕎麦の出来は上々である。
蕎麦を肴に、熱燗を舐める。
かーたんは、等々力渓谷で、オカブが足を急ぐのでご機嫌斜め。そこで機嫌を取るため大奮発して特上天麩羅蕎麦を奢った次第。
すっかり出来上がったところで、店を出る。

 

尾山台を抜けて、九品仏浄真寺に向かう。
山門に着くと、なんと今日は、有名な行事、お面かぶり(二十五菩薩来迎会)をやっている!これは、寺の檀家が、仏面をかぶって境内を練り歩く、世田谷では知らない人のいない4年に一度の有名な祭り。
次の行列は4時からだという。
かーたんにぜひ見ていこうというが、興味がない、とつれない返事。諦めた。
阿弥陀堂を見る。空いているのは下品の堂。人間の往生の仕方には、上品上生から、下品下生まで9通りあって、最上級の上品上生になると、臨終の床に阿弥陀如来が直々に迎えに来るという。

風薫るやさしくおわす阿弥陀仏   素閑

 

浄真寺を出て、自由が丘に向かう。
かーたんとエルさんの母校、玉聖を過ぎて、自由が丘の街に出ると、連休のさなか、祭りをやっている。
商店街に様々な出店が並んでいる。
ケバブ、インドカレー、道にいすを並べたビアホール。
音楽イベントも行われている。
かーたんが、どうしても甘いものが食べたいというので、駅前の『DALLOYAU』のというパティセリーに入る。
ここは本店はパリにあるらしい。
お菓子は、何を頼んでも小さいマカロンがつく。
オカブはハイネケン。かーたんはケーキセット。
ビールは美味いか?と、かーたんが聞くから、パリのカフェに行くと、フランスのビール、『クローノンブール』があまりにも不味いから、『ハイネケン』や『アムステル』など、オランダビールしか(あとベルギーのステラ・アルトワが少々)生ビールは置いていないんだよ、と蘊蓄話を少々。しかし、オカブとしてはハイネケンもそんなに美味いビールとは思えない。
そしてお代わりに、オカブはビールをもう一本、かーたんはアイスクリーム。
満足、満足。
自由が丘から、渋谷行のバスで、三茶に出、歩いて帰宅した。

こどもの日明るき街の市民祭   素閑


土曜日の昼下がり・・・いつものカフェで・またビール。

2017-04-08 18:53:29 | お出かけ

大仕事が終わって迎えた週末。
ちょっとリラックスがしたくて、かーたんと下北沢に出てきた。
高曇りの少し冷え冷えとした一日。
いつもの『セガ・フレード・カフェ』で寛いで、かーたんとおしゃべりする。
もちろんドリンクはビール。
カフェで飲むものは洋の東西を問わず、どこにいてもビールだ。
話題は決まってエルさんのこと。
今年度、新たに一年生の担任になって、帰りは毎日午前様、土日も仕事漬けだが、前向きに頑張っている姿に、親としても満足。応援しよう。
帰り際、かーたんが春物の服が欲しいというのでユニクロに寄るが、お気に入りが見つからず、無駄足。
オオゼキで晩のおかずを買って帰る。

花曇りのろりと歩む夫婦かな   素閑

 


サイタサイタ サクラガサイタ

2017-04-04 15:49:08 | お出かけ

今年も花の季節がやってきた。
去年の今頃は、かーたんの大腸癌のケアで花見も有らばこそ、気もそぞろだった。
今年は、やや落ち着いて花見ができる。
そういうわけで、昼頃、かーたんと北澤川緑道に花見に出かけた。
家でお握りとサンドイッチとサラダのご馳走を作って、サミットで更に、唐揚げとビールを仕入れた。
代沢小学校からせせらぎ公園まで歩く。
花見客がちらほら、というか思ったより大勢、繰り出している。
せせらぎ公園は子供連れで賑わっていた。子供が広場でサッカーをしていて、すっかり占領された感じ。日本は少子高齢化の波にさらされていたのではないのか?
せせらぎ公園のベンチが空いていたので、そこで弁当を広げる。
うららかな晴天に桜の七分咲き・・・ビールがことさら美味い。
日本人の桜にかける心情は特別なものがあろう。
開花と散華、絢爛な生と滅亡の死、こうしたものを、この花は象徴している。
しかし、人々は頓着なく、桜の木の下で、喰らい飲み、世間話をして、レジャーを楽しんでいる。
これも世の中の縮図だ。
まぁ、かーたんが今のところ元気でいてくれるだけでも感謝だ。

櫻花今年もよくぞ咲きにけり   素閑 


春分の日の午後

2017-03-20 17:45:53 | お出かけ

春分の日で祝日。
まあ、自営業のオカブにはあんまり関係がないのだが、世間が休みなので、一応休みにすることにする。
午前中は一昨日、買った、アイフォンを、ああでもない、こうでもないと、いじって設定やら、何やらやっていたのだが、午後、あんまり天気が良いので、外に出かけることにする。
こういう、いい天気の日は、 下北沢のセガフレード・カフェのテラス席で暇をつぶすのが、もってこいだ。
かーたんと、晩のおかずの買い物も兼ねて、下北沢に繰り出す。
セガ・フレードカフェでビールを一杯。かーたんはコーヒーとバニーニで昼食。
オカブはダイエット継続中なのだ。
道行く人を眺めながら、ビールをちびりちびり。
なかなか美味いっす。
みんな、今日は春のファッションだ。
ここは若者ファッションの本場のど真ん中である。
かーたんと通りすがりの人のファッション・コーディネートの批評などをしつつ、ビール2杯目。
エルさんは今日はコミケである。なんとか土曜に刷り上げて、会場に持って行ったようである。
オオゼキで夕飯のおかずを買って家路についた。

沈丁花静かなりわが庭の午後   素閑


 


渋谷に行って~買い物をして~飯食って~

2017-03-11 15:44:23 | お出かけ

土曜日。
かーたんと渋谷に行った。
知人から届け物を貰ったので、その返礼を誂えに行ったのである。
東横のれん街を一通り、見回って結局、虎屋の羊羹にした。一竿である。なかなか貧乏な我が家としては奮発した。
さて、今日の晩飯は???
考えるのが面倒くせ~、ということで外食にする。
どこか?
マークシティーの『燕グリル』である。
ここでは、オカブはアイスバインを食うことにしている。アイスバインは色々な店が出しているが、『燕グリル』のアイスバインが一番美味いとオカブは思う。特大サイズで来た。
それと、生ビール大ジョッキ。これも特大サイズである。サッポロという銘柄がお気に召さねど、ビールはビールである。有難く頂く。
かーたんは燕グリルハンバーグ。
飲んで食った。腹一杯。
そういえば、今日は3.11である。こんな事を申し上げるのは、犠牲者や被災者に誠に罪深い限りであるが、あまり大災害の日という実感が湧かない。「100人の死亡は悲劇だが、1万人の死亡は統計である」と言い放ったのはゲッペルスだったか?ナチスならずとも無関心、無感動、無気力の冷血漢がここにもいる。
「災難に遭う時節は災難に遭うがよく候、死ぬる時節には死ぬがよく候。これ災難を逃がるる妙法にて候」という良寛の言葉のほうがピンとくるが・・・
まぁ、呑気にビールをあおり、飯を飽食している。
こんな生活をして、こんなブログを書いている。
これで、今年は還暦になる。
我ながら情けない。と同時に読者に申し訳ない。

昼下がり春愁の街砂埃   素閑

 


元彌ンの「狂言」を観てきました。元彌ンママにも会いました@国立能楽堂

2017-03-07 23:35:25 | お出かけ

知人から、「能」のチケットをもらった。
知人が腰痛でいけないという。
それでは、というので有難く頂戴して、かーたんと行ってきた。
会場は国立能楽堂である。 
仕事を一通り片づけ、渋谷行のバスに乗るまで、どんな演者でなにの演目かも見ていなかった。
一応、チケットを持ってきたか確かめるために、チケットとフライヤーを出してみると、なんと、今日の公演は「能」ではなく「狂言」で、しかも元彌ン一家による公演である。公演題目には『第二十八回 和泉姉妹の会~史上初女性狂言師和泉淳子舞台四十五年~』とある。
だから、今日は元彌ンが主役ではなく、あくまでも「女性狂言師」和泉姉妹が主役なのである。従って、シテはすべて和泉順子と三宅藤九郎の姉妹が演ずる。とは言っても、元彌ン騒動ってどんな中身だったっけと、とうの昔に忘れているオカブにとっても興味深い。
会場について、受付でチケットを出すと、受付でスタッフを仕切っている、まぎれもない亀井静香似の元彌ンママこと和泉節子氏がいた。
どうも、貰ったチケットは特別招待券?に類するもので、招待といえば聞こえはいいが、要はタダ券で、席が埋まるまで、どこに座らせられるかわからない仕組みになっているらしい。開演1分前まで受付で待たされた。
そこで、裏方一切を取り仕切って頭から湯気を吹いているがごとくの元彌ンママ直々に席に案内され、恐縮するやら痛み入るやら・・・
席は、正面、桟敷席の最後列。まあ、席なんてどこでもいいや。ゲテモノを観るんだから・・・
要は、昔の細民が猿楽神楽を見ているつもりになっていればいいのである。
そう言えば、客のマナーも悪い。客層もおよそ能狂言を鑑賞することに縁のなさそうなのが大半である。
中には、和服にロールスロイスで乗り付けるようなのもいた様だが。
さて、公演は最初から「外道」と分かっている。
かつて幼い頃、野村万蔵翁の至芸を見たオカブにとっては笑止千万の内容であるが、まあ、外道の外道なりに笑いを取るところと、一応、面白い所作で退屈はしない。
参考までに、演目を書いておくが、『鶏婿』、『佐渡狐』、小舞『鮒』、そして英語狂言と題して『首引き』を演った。
まあ、面白かった。
元彌ンが今は正式な「狂言師」かどうか分からないが、狂言という伝統芸能を大衆化させるにはこんなやり方もありかなと思った。かつて歌舞伎で澤瀉屋がやったように。
なんといっても、元彌ンママに間近にお会いできたのが、いい経験だった。
芝居が跳ねて、渋谷に出て、閉店30分前のシェーキーズに駆け込む。
なにもそんなところに行かなくてもとお思いだろうが、なんせお金がないからねえ^^
残っているピザやパスタやらを急いで掻き込み貪り食って、お腹がいっぱいどころか体調をおかしくしてしまった。
ゲテモノの狂言に、食い過ぎのピザ・・・・今日はもうお腹一杯。

安心も立命もせず春の能   素閑
 


ある春の晴れた土曜日

2017-03-04 12:50:54 | お出かけ

麗らかな晴れた土曜日の午後。
家にいるのも勿体ない。
さりとて遠出する金もない。
そこでかーたんと、下北沢をそぞろ歩きするということに相成った。
ユニクロを冷やかしたり、古着屋を冷やかしたり・・・
そして、いつもの『セガ・フレード・カフェ』に落ち着く。
春陽に照らされたテラス席に陣取る。
ビールを一杯。
かーたんはバニーニとコーヒーを。
このビールを一杯というところがオカブの味噌である。
もはや、欧米人のように昼間からアルコールを飲むことになんの抵抗も感じなくなってしまった。
というか、オカブの場合、昼酒専門である。
夜、酒を飲んでも、なんら美味いとは感じない。
ビールを舐め舐め、通りを歩き過ぎる、様々なファッションの人々を眺める。
こういうひと時を過ごすのには、下北沢という土地柄は絶好だ。
このカフェのテラス席は俳優の柄本明氏も常連だ。
かーたんとエルさんのことなどを話す。
昨日は保護者会があったという。
エルさんのピンチだが、持ち前の謙虚さで切り抜けたようだ。
話は尽きない。
かーたんはコーヒーのお代わり。
帰りにオオゼキで夕飯のおかずを買って帰宅した。

麗らかや野の若草をふと思い   素閑