昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

鶏スキ

2016-10-31 20:47:54 | お惣菜

めっきり冷え込んできて今日は10月の最終日。
風邪は治りかけているが、まだぐずぐずする。
そこで、こんな日は温か鍋で、 辛気臭い晩秋の空気を一掃しようと、晩御飯は「鶏スキ」にする。
しかし「鶏スキ」と書いたが、こんな料理が果たしてあるのか皆目わからない。
要は、割り下に、鶏もも肉、焼き豆腐、白菜、葱、糸コンニャク、エノキタケ、春菊を入れて、鍋でぐつぐつ煮るだけの料理である。
割り下は、醤油、味醂、塩、鰹出汁である。
材料をぶった切れば、あとは鍋を用意して、煮るだけだ。いつもはオカブが料理担当なのだが、風邪からの病み上がりということもあって、かーたんに任せた。
鍋は温まる。というか食べているうちに、汗びっしょりになり、ランニング一枚で食事という、ヘンテコな結末と相成る。
かーたんと二人、ふーふー言いながら鍋をつつく。
鍋の具材を一通り喰い終わったら後は、雑炊。
鍋の汁に、飯と卵を入れて煮て食う。
これを食っていて、ますます暑くなってきた。
というわけでご馳走様。
今週は、週中に祝日が入るため、なんとなく気抜けした週になりそうだ。 

明日はもう霜月なりぬ夕餉かな   素閑


シメイ・ブルーを飲む。

2016-10-29 16:37:35 | お酒

めっきり冷え込む秋のどんよりと曇った一日。
二三日前から風邪をひきこじらせてしまった。
こんな時には、玉子酒・・・いやオカブの場合ビールと相成る。
しかし、風邪だから普通のビールでは物足りない。ベルギービールのシメイブルーを飲む。消費税抜きで420円の品である。高級品には違いない。
ベルギービールには、トラピスト、ランビック、アビィなどの種類があり、シメイはトラピストの代表的銘柄。トラピストとは読んで名の如く昔、修道院で醸造されていて付いた名。
さらにシメイには、ブルー、ホワイト、レッドの3種類あり、普通ブルーが一番値段が高いのだが、何故かサミットではレッドのほうが10円ほど高かった。
ベルギービール全般に言えることだが、「酒粕を入れた」と表現すればいいのか、なんとも甘ったるい後味が特徴。
ベルギービールのほとんどすべてが上面発酵のもの。我々が普通飲むラガービールは下面発酵。
唯一の例外、ラガービールの「ステラ・アルトア」を除いて、ベルギービールとは大体こんなもの。
それで薬効のほうは???
余り効いたような感じがしない。
明日は、一日、寝ているか?

物思う深まりゆく秋詩集とぞ   素閑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


奥日光湯元に行ってきた。

2016-10-23 10:56:28 | 旅行

昔入っていた山岳会の古い山仲間と、奥日光湯元温泉に行ってきた。まあ、一種のOB会である。
宿は言わずと知れたおおるり観光『日光湯元おおるり山荘』。これであるから、貧乏な我々でも温泉旅行などという身分不相応な事が出来たのである。
池袋から、おおるり観光の観光バスで。
バスの中は思いもよらず禁酒・禁煙であったが、我々は途中の休憩場所、日光表参道の茶屋の店先で大々的に酒盛り。休憩が一時間以上もあったので、すっかり出来上がってしまった。
宿に着き、一風呂浴びると、またまた酒。地方から参加のメンバーは土地の銘酒を持ち込み、大宴会の幕が本番の宴会の前に既に切って落とされた。
宴会場で2時間飲み放題の宴会は、これはもういつ果てるともないドンチャン騒ぎ。ホテル側当局の人間が大声で止めなければ、お開きにする機会を失ってずっと続いていただろう。
宴会の後は風呂に行くメンバーと別れて、これまたカラオケ。朦朧として、いつ部屋に帰ったのかも覚えていない。
翌日は秋晴れの観光日和。
しかし、前日の酒が残ってベロベロ状態。かろうじてバスが停止した、見晴らし所で、写真を撮ることができた。
池袋まで休憩も含めて、5時間前後で着いてしまった。
これから東京に着いて打ち上げがあるのかなと思ったが、さすがに皆さん疲れているのか明日のこともあってか、それはなかった。
お疲れ様でした。
病身のかーたんを家に残しての観光旅行だったが、かえってそちらの方がお互いリラックスできた模様。 

目に映えし紅葉に染むる湖畔の湯   素閑


 


かーたんが退院した。

2016-10-19 15:05:19 | 健康・病気

急性咽頭炎で東京医療センターに入院していたかーたんが退院した。
本人もオカブもこの入院中ゆっくり休養・静養し、次の鋭気を貯めて行こうという考えだったが、いろいろ抱えている問題の野暮用で、入院中も頻繁にメールのやり取り。
休めたのは退院前日の一日だけというのが本人の弁。
しかしこの入院中オカブも気疲れも含めて疲れた。
来週は耳鼻科の外来。
夏に患った大腸がんの治療と併せて新たな療養生活が始まる。

退院の妻のうたた寝金木犀   素閑 


かーたんが入院した。

2016-10-14 22:36:31 | 悩み

かーたんがひどい扁桃炎に罹り、今日東京医療センターに入院した。先週、結婚記念日を盛大に祝ったばかりだというのに・・・・
今朝、かかりつけの耳鼻科の先生を受診したところ、呼吸困難になる危険もあるということで、すぐに紹介状を書いていただき、スムーズに入院することが出来た。
何か大ごとのようだが、本人は喉の痛みを除けば見た目は至って元気だ。今は点滴の治療を受けている。
下は病院食。もう固形物が出された。
まるで病気のデパートのようでお恥ずかしいのですが、お祈り頂ければ感謝です。

妻病めりそこはかとなく秋冷や   素閑


三軒茶屋『安曇野』で美味しい夕飯

2016-10-10 22:00:39 | グルメ

土曜日に28回目の結婚記念日を済ませたが、本当は本日10月10日が実際の我が夫婦の結婚記念日。
そこで、今日も、なんかのお祝いをしなきゃねえ、などとかーたんと話していた。
かーたんは昼間、ちょっとした会合。
そこで晩に三茶で待ち合わせて、この前来た、美味しいお蕎麦屋さん、『安曇野』で夕食を取ることになった。
7時前にオカブは野暮用を済ませかーたんと合流。
おもむろにご入店。一番奥の通りを見下ろす窓側のテーブルに案内される。「特等席が当たったね」などとかーたんと喜び合う。
まずは飲み物。オカブは銘酒「亀泉」。かーたんはお茶。
アテに板ワサと磯部揚げ巻。
亀泉は辛くもなくかといって甘すぎもせず、蕎麦との相性がこの上なく良い。
また板ワサは絶品。出来合いでお座なりの蒲鉾ではなく、よく吟味された品だ。
また磯部揚げ巻は海老を蕎麦でくるんで海苔で巻いて揚げたもの。これも絶品。かーたんがいたくお気に入り。
つまみが美味いので酒が進む。次に銘酒「月久」。これは少し辛口。至極上品な味。
かーたんは最初から蕎麦。上天蒸篭。この天麩羅の豪華さには驚かされる。
つまみの足りなくなったオカブは海老の尻尾を貰う。
オカブは再び「亀泉」を取って、締めの田舎蕎麦。
この前、普通の蒸篭だったので、今日は田舎蕎麦に挑戦してみようと思う。
この蕎麦は、饂飩のように太くて腰が強い。そして蕎麦の二番粉の香りがプンプンする。
実に美味い。
オカブは蒸篭を食う時は、どうしても酒が欠かせず、蕎麦を肴に酒を飲むことになる。この時「亀泉」は絶品。
だから蕎麦は「締め」というよりも、酒の延長になる。
かーたんとも十分語り合って、9時前に店を出る。
満足満足。

酒舐めつ夜長を妻とものがたり   素閑

 


かーたんとの結婚記念日@『シェ松尾青山サロン』

2016-10-08 23:19:07 | グルメ

かーたんとの28回目の結婚記念日は今年の10月10日である。
しかし、諸般の都合で、2日前の10月8日土曜日に祝いをやってしまおうという計画になった。
会場は、『シェ松尾青山サロン』。オカブが探してきた。初めてのレストランである。
ホームページを見て決めた。ホームページ限定コース、お二人様でシャンパーニュ1本付き一人15,000円のムニュというのを予約した。
なんか高級フレンチは久しぶりなので、昼過ぎからウキウキ。
予約は18:00だが、早めの16:00に家を出る。かーたんへのプレゼントを探そうという予定である。
渋谷には16:00ちょっと過ぎについてしまった。渋地下のアクセサリ屋さんを物色して、目星を付けて、時間があるので,宇田川町のスワロフスキーを冷やかしに行くが、溜息ばかり出てしまう。
結局、渋地下でピアス2個お買い上げで、 でもまだ1時間あまり時間がある。レストランまでは歩いて10分もあれば着いてしまうので、電話してウェイティング・バーで開店まで待たせてもらう訳にはいかないかと問い合わせる。OKということだったので、5時10分過ぎにご入店。
成程、エレガントなインテリア。バーに案内される。かーたんは葡萄ジュース、オカブはハイボール。ウェイターさんに、お上りさんなので、とんでもない無作法を仕るかもしれないがそこは勘弁してくれ、と予め断っておく。
開店となり、お席に案内される。一番奥の、スタインウェイ製アンティークピアノの前だ。
早速、シャンパンのサービス。シャンパーニュは『モントードン』。サンテミリオンのものだ。
ここでムニュのキャルトを記しておこう。

           アミューズ・グール(生ハムとエスカルゴとキッシュがあったような気がする)
               スコットランド産のサーモンのマリネ、カラスミのソース
              フォアグラのステーキ、果実のソース、グランマニエ風味
                  茸のフラン(茶碗蒸し)と、そのエキス
          数種のスパイスをまとった白身魚のポワレ、セップ茸添え、オマールのブイヨン
                     お口直しのグラニテ
                 (そして三種から選べるヴィアンドゥ)
              かーたんは・・・牛フィレのポワレ、プリンスオルロフ風
               オカブは・・・仔羊の衣付け焼き、プロヴァンス風
                   デザートヴァリエーション
                    プティフールと珈琲
料理は、頬っぺたが落ちるようだった。素晴らしい!の一言。またパンももちろん自家製で、これが絶品。
ソースを掬うと称して、何回もお代わりした。 
また、ムニュの中では2皿からなる前菜が上品なアレンジで、素敵な味わい。
ポワソンもヴィアンドゥも火の通し加減が絶妙で、ソースも大変結構。素晴しい食事だった。
食卓での会話は、所帯染みたことをしみじみ語り合って、来し方を振り返りたかったのだが、おセレブな周りの客を慮って、オペラやオペラ歌手の話、ウィーン旅行の想い出、パリの三ツ星レストランの蘊蓄などを語った。もっとくだけて、心の底からかーたんと打ち解けたかったのだが。
しかし、かーたんも、よくここまで連れ添ってくれたものだ。
そして、かーたんが癌で手術・療養の間、祈り、励ましてくださった全ての方々にお礼申し上げます。
療養はまだまだ続きますが、お蔭様で、素晴らしい記念日を過ごすことが出来ました。
皆さんありがとう。そしてかーたん、ありがとう。そして素晴しいお料理にも感謝。特に、洗練されたサーヴィスと心遣いをなさってくださった給仕長のK山さんに特別の感謝。

野分去り明けて我らの結婚の日   素閑

 

   

             

 

 

 


土曜日に下北沢へ@『パンコン・トマテ』でランチ

2016-10-01 16:55:28 | お出かけ

このところめっきり秋めいて来た。
今日も、一時の残暑の厳しさを忘れさせる、涼しい一日。
かーたんが、下北沢の医者に行くので、そのお供。
かーたんの医者は検査の結果を聞きに行くだけなので、そんなに時間はかからなかった。
まだ時間は、早いが、お腹もすいたのでランチにしようということになり、この前入ったオサレなイタリアン、『パンコン・トマテ』で。
ここのランチメニューは、パスタ一皿の値段で、オプションが二つ付くというもの。
かーたんは、サラダと珈琲、オカブはサラダとパスタ大盛にしてもらった。
パスタは、かーたんが海老のホワイトソース、オカブが赤トウガラシとニンニクとバジル、要はペペロンチーノである。
料理は、大変美味かった。
オープンテラスの席で、秋の雰囲気を満喫できた、宜しい。
帰りに、オオゼキで、夕飯のおかずを買ってご帰館。
エルさんは今日も学芸会の準備で、学校へ出勤だ。

秋盛り風が運ぶは雅かな   素閑