昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

またまたフォルツァ・ドンナに行ってきました

2011-02-06 20:14:00 | グルメ

今日は、日曜で教会の日。うちの教会の礼拝は10時45分からだが、教会学校の教師でもあるオカブは、教会学校の始まる9時から、毎週の教会がスタート。だから、日曜といっても朝寝坊はしていられない。今日の教会学校は、校長先生のお話。オカブは副校長で司会。子供たちと父兄で40名くらいの礼拝である。礼拝後は分級。オカブの受け持ちは小学校の高学年性たち。元気な盛りだ。今日は聖書カルタ取りをした。祈祷会、礼拝と進んで午後には役員会がある。毎月の役員会の日、オカブが役員会に出ている時には、かーたんは実家の母親に会いに行く。役員会は3月の教会予算総会の準備で夕刻の5時半ごろまでかかった。そして、役員会のある日曜はかーたんとディナー・デートの日。店は若林の行きつけのイタリア料理店『フォルツァ・ドンナ』と決めてある。この店は以前にも書いたが、味よし、サービスよし、値段よしで、オカブがこれまで行った飲食店の中で最高!だから月に1回のせめてもの外食には、必ず行くことにしている。かーたんと店で待ち合わせたが、オカブが着いたときには、まだかーたんは来ていなかった。そこで一人、ビールを取って、アミューズを肴にチビチビやっているうちにかーたん到着。かーたんはサングリアを一杯。料理はまず牛肉の叩き。レアの肉の柔らかさとガーリックの効いたソースのコンビネーションが絶妙。そしてマグロとアボガドのタルタル。これもいつもとる料理だ。新鮮なマグロがソースとマッチしてフレッシュにしておくが深い味わい。そして、サーモンのカルパッチョ。これは初めて取る料理だ。ガーリック味のソースに下拵えしたサーモンがなんともいえない。そして生春巻き。これはいつもいつもの定番の料理。海鮮と野菜、香草の入った春巻きをタレに浸して食べる。このタレがなんともいえないという芸の細かさ。そして海老のマヨネーズソース。これはこの前とって、かーたんがすっかり気に入ってしまった料理だ。ソースのあまりの美味さにもったいなくて、バゲットを取って、からめて食べてしまう。ビールも美味い。グビグビいく。そしてドルチェ。オカブはバニラ・ジェラート、かーたんはプリン。ちなみにこのお値段は380円だ。今日もすっかり満足して、ビールジョッキに六杯に、サングリア、そしてこの料理とディジェスティフのウィスキーソーダ、締めて8,280円。驚くべきお得なお値段だ。ボーイさんにドアの外まで見送られて、気持ちのいい挨拶にすっかり気分がよくなって、ついつい軽口も飛び出す。若林から、雨上がりの街を東北へと目当てをつけて歩いて20分ほどで我が家に到着。いい日だった。

   春浅しほのかなる雨路濡らす     素閑

 

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京菜鍋

2011-02-04 12:47:00 | グルメ

我が家では早春のこの時期になると、必ず食卓に上る献立がある。京菜鍋である。『京菜鍋』とご大層な名をつけたが、京菜を一株、豚肉を寄せ鍋風の割り下で煮て食うだけの、簡単な料理だ。しかし、青い野菜に遠ざかっていた長い冬から、春が兆し、早春の菜の代表格である京菜を大量に文字通り貪り食う醍醐味は、いつでも、どんな種類の野菜も手に入る現代人には到底理解しがたいものがある。だいたい「京菜」と名がついているこの野菜に関東人は馴染みが薄い。あまり食べる機会は多くはないのではないだろうか?しかし、一度食べると、これはもう病み付きになる。それこそ、雪に閉ざされた冬から抜け出し、青々とした菜を存分に食う折には、それこそ春の香りを満喫している趣がある。「花をのみまつらむ人に山里の雪間の草の春をみせばや」の歌にあらわされる、早春の息吹が体一杯に充実してくる感がある。しかし、この料理、我が家のオリジナルではない。数十年前の雑誌に載っていた、サントリーの広告で『すき焼き』として紹介されていた料理を、我が家の惣菜として取り入れたものである。しかし、これを食うとにわかに春の訪れを迎える感動がひしひしと沸いてくる。今日はかーたんと京菜一株、豚肉300gで鍋を食い果たした。まさに『食い果たす』という表現がぴったりだ。立春。春はもうすぐだ。エルさんは山形の自動車学校に、合宿で車の免許を取りに行っている。エルさんも慣れないことに間真正面から取り組んで奮闘している。エルさんの春ももうすぐだ。


   あばら家で郎党集える立春や     素閑

 

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