東日本大震災が11日に起きた。その後、テレビも生々しい惨状を一日中放映して、しかも計画停電や、原発問題も重なり、社会の不安心理に同じく、オカブ家も落ち着かない。非常持ち出し袋を用意したり、家具を金具で壁に打ち付けて固定したりと、一両日中は地震対策に追われた。しかし最も大きな影響を受けたのは3月18日に出発予定だった、オカブのウィーン行き。計画停電が無く、成田まで電車が正常に運行されていれば行くつもりだったが、どうやら空港までたどり着ける目算も立たない。時局をわきまえぬ物見遊山だと非難されそうだし、非国民と後ろ指を指されるのも嫌ということもあり今回はあっさりキャンセルした。しかし、仕事を兼ねた出張&観光なのでこの計画中断は痛い。観光も兼ねた旅行で、税務署も怖いし、費用はすべて家計から出している。しかし、今回に限りエアもホテルも、キャンセルポリシーを柔軟に変更してくれて、全額をリファンドしてくれた。オーストリアの皆さんありがとう。そんなこともあり、一日中気が滅入る毎日が続いたので、かーたんのレッスンが春休みに入ったこともあり、平日の一日、郊外型の大型温泉スパ『成城の湯』にカーたんと行ってきた。なによりも震災の犠牲になられた方、寒空の下避難生活をしている被災者の方には申し訳ない気もするが、東京に住んでいてもこの震災後のストレスは尋常ではない。元気になるためにも気晴らしをさせていただくことにする。『成城の湯』は平日の午前中に行くと、モーニング割引と言って入場料が1050円になる。そこで10時過ぎに家を出て、不規則運転の小田急線に乗って千歳船橋まで。千歳船橋からスパの無料送迎バスが出ているのでそれに乗って11時に到着。結構混んでいた。湯はアルカリ単純泉。もちろん沸かし湯である。湯の色は黒いコーヒー色。しかし湯の具合は柔らかい。露天風呂につかり極楽極楽。女の長湯のかーたんが上がるのを待って、レストランへ。かーたんはランチ・スペシャルセットというのがあり、それは珈琲付きの食事と入場料で1680円なのでそれにした。中華風の弁当が出てきた。オカブはまず風呂上りの生ビールと、蕎麦に熱燗。なんとも言えません。そののちヒーリング・ルームで一休みして、もう一風呂浴びてくる。風呂から上がりリラクゼーションルームでベッドチェアでモニターテレビを見ながら、かーたんが上がるのを待ち、4時に退散。バス待ちで同じビルの一階にあるユニクロを冷やかし、6時前に帰宅。さあ、明日から日本復興に向けて頑張るぞ!