先週から、この春爛漫の花見の季節の週末、何をしようかと密かにプランを立てていた。
そして、素晴らしいプランを思い付いた。
自由ヶ丘に行って、フランス料理をいただき、かーたんの服やアクセサリーを物色して一日を過ごそうというもの。もちろん花見も。オカブに臨時収入があったからこそこんな贅沢が出来るというもの。普段の家計ではこうはいかない。
そこで、薄曇りの土曜の10時半過ぎ、二人で家を出た。三茶からバスで自由ヶ丘学園まで。
そしてフレンチのシェ・ソーマへ開店直後の11時半過ぎにご入店。
窓際の席に案内される。うんうん、いい感じ。このレストランは去年、幼馴染の友達を接待するのに使ったのだが、リーズナブルな価格と、なかなかグッドなお味がよろしく、気に入っていたのだ。
まずは、落ち着いたところでメニューを見まわしふんふん。今日は思い切り贅沢をするつもりで来たので、ランチでは一番高い「春の特別メニュー」というムニュで行くことにする。お飲み物は、シャンパーニュ・・・と行きたいところだが、とても手が出なくて、ヴーヴレ・ムスー。4600也。
かーたんと乾杯する。
さて、肝心のお料理。アミューズは鱒と飯蛸。アントレはサワー・クリームのジュレ、白身魚のポワレにお口直しのグラニテ。フィレ肉のステーキに、ラストのグラースとソルベとティラミスのデセール。いや、美味しかった。菜の花などの春野菜がふんだんに使われており、まさに春の香り。佳かった佳かった。
2時間ほどのお食事だった。お支払いを済ませて、御主人の相馬氏に玄関まで送られ、さて自由ヶ丘の街に出る。これから桜を求めての行脚だ。
自由通りを歩いていき、かーたんとエルさんの母校、玉川聖学院に桜があったのを思い出し、行ってみる。確かにあったが、まだ七分咲き。まあ、花見はここでいいだろうということになり、道路脇で立ったまま花見。空も抜けるような青空に変ってきた。
花見を終わり、再び自由が丘の市外に戻って、ちょっとお茶。自由通り沿いの東横線の踏切脇にあるベーグル専門店のテラスに落ち着いてアイスクリーム。それにしても今日は暑い。しかし、かーたんの服探しは気合が入っているので、始める前に休憩を取っておかないと身体が持たないのだ。
そして、店を出て本格的に服探し開始。自由ヶ丘の隅から隅まで何店もまわって、試着を繰り返すが、お気に入りのものがない。「もう、いーよう。それで」と口から出かかるが、これは二人の間では禁句。 それを口にして、今まで何度と怒られてきたことか。
それで2時間ほどお店周りをして、自由通りからちょっと入ったところにあるブテッィクでお誂えの春、夏ものワンピースあり。試着して30分ほどあーでもないこーでもないやって、やっとお買い上げの決断がつく。オカブの必死の「それがいい、それがいい!」のアドヴァイスも効いて無事お買い上げ。
これから渋谷に行こうということになり、自由ヶ丘の駅に向かう途中、店のショーウィンドウのバッグに目が留まりこれもお買い上げ。
東横線に乗り渋谷へ出て、シブチカのピアス屋さんでピアス三点お買い上げ。
今日は食って食って食いまくり、買って買って買いまくった。明日からまた節約生活である。
渋谷からバスで代沢十字路まで。五時半過ぎにご帰館。お疲れ様でした。
まだ咲かぬ桜や妻の春衣 素閑