「スシネタ」が続くが、今年は家計がピンチなので休暇でも、どこにも旅行などいかないで、家に閉じ篭っていようと決めたので、その代り手頃な値段の美味い物を食いまくろうということになった。土曜日の午後、今晩も外食にするかねぇ、などとかーたんと話し合っていて、さて、どこに行くか?昨日、ステーキも食べたし、日頃、行けるようでなかなか行けない、梅ヶ丘の美登利寿司に行こうということになった。歩いて行ける距離なのになかなか行けないというのは、この店はいつ行っても長い行列ができる超人気店なので、ついつい並ぶのを敬遠して、足が遠のいてしまうのだ。しかし、HPを見てみるとWEBから順番待ちができるというので、早速順番をキープ。早めに5時半にかーたんと家を出た。
20分ほどで店に着く。10人ほどが列を作っていたが、ネットで順番をキープしていたので、5分ほどでカウンター席に案内される。まずは熱いおしぼりを使い、冷たい生ビール。お通しに鮪の角煮が出る。
さて、何を頼もうかと思案の末、板さんと相談。お薦めメニューにあったメバルのお造りは売り切れ、お目当てのシマアジは今日は仕入れていないという。それでは、定番のコハダからということに落ち着いた。かーたんはボイル海老。そしオカブは好みの白身を中心に握ってもらう。平目、鰈のエンガワをビールで喉を潤しながら、味わう。美味なり美味なり。かーたんは縞海老をこれも美味しそうに頬張っている。オカブは鯛と烏賊。なぜかオカブは鮨の烏賊をビールで流し込むのがこの上なく好きだ。かーたんはここで好物のイクラと雲丹。板さんから極上品の雲丹はいかが?と聞かれ躊躇なくそれを頼んで握ってもらう。雲丹は軍艦ではなく、雲丹そのものの味を味わうために、握ったシャリに載せてあるだけ。カーたんに聞いたところさすが極上品、美味の極みだそうだ。ビールと鮨でお腹に溜まってきたのでオカブは飲み物を「八海山」に切り替える。辛口の越後の銘酒だ。なみなみと注いでもらった。かーたんはここで念願の極上の大トロ。大満足だったようだ。オカブは勘八を握ってもらって、やはり主義主張とは異なるが大トロを食っておかねばなるまいと、極上の大トロ。いや、もう口の中がとろけそうで頬っぺたが落ちてしまいます。かーたんは軍艦の普通の雲丹で、オカブはコハダで締め。味噌汁を頂き、いやもう毎日がこういうのだったらなぁ!と思うことしきり。
ご馳走尽くしの一週間を締めくくった。
あばら家に棲みて鮨の夕餉かな